Users Guide
メモ: PERC コントローラに接続されている物理ドライブが非 RAID モードの場合、iDRAC GUI、RACADM、Redfish、
WSMan などの iDRAC インタフェースに表示されるディスクのサイズは、実際のディスクサイズよりわずかに小さい場合が
あります。ただし、ディスクの全容量を使用してオペレーティングシステムを導入できます。
メモ: PERC H330 のホット プラグ ディスクは、常に非 RAID モードになっています。他の RAID コントローラでは、これら
は常に RAID モードになります。
iDRAC ウェブインタフェースを使用した物理ディスクの RAID 対応また
は非 RAID モードへの変換
物理ディスクを RAID モードまたは非 RAID モードに変換するには、次の手順を実行します。
1. iDRAC ウェブインタフェースで、Storage(ストレージ) > Overview(概要) > Physical Disks(物理ディスク) とクリック
します。
2. Advanced Filter(詳細検索) をクリックします。
さまざまなパラメータを設定できる詳細なリストが表示されます。
3. Group By(グループ化基準) ドロップダウンメニューでエンクロージャか仮想ディスクをどれか選択します。
エンクロージャまたは仮想ディスクに関連したパラメータが表示されます。
4. 必要なパラメータをすべて選択したら、Apply(適用)をクリックします。上記のフィールドの詳細については、『iDRAC オン
ラインヘルプ』を参照してください。
これらの設定は、操作モードで選択したオプションに基づいて適用されます。
RACADM を使用した物理ディスクの RAID 対応または非 RAID モードへ
の変換
RAID モードに変換するか、または非 RAID モードに変更するかに応じて、次の RACADM コマンドを使用します。
• RAID モードに変換するには、racadm storage converttoraid コマンドを使用します。
• 非 RAID モードに変換するには、racadm storage converttononraid コマンドを使用します。
メモ
: S140 コントローラでは、RACADM インタフェースのみを使用して、ドライブを非 RAID モードから RAID モードに変換
できます。サポートされるソフトウェア RAID モードは、Windows または Linux モードです。
コマンドの詳細については、『iDRAC RACADM CLI
ガイド
』は、www.dell.com/idracmanuals にあります。 を参照してください。
物理ディスクの消去
システム消去機能を使用すると、物理ドライブの内容を消去できます。この機能には、RACADM または LC GUI を使用してアクセ
スできます。サーバの物理ドライブは、2 つのカテゴリに分類されます。
• セキュア消去ドライブ - ISE、SED SAS、SATA ドライブ、PCIe SSD など暗号消去機能を備えたドライブです。
• 上書き消去ドライブ - 暗号消去をサポートしていないすべてのドライブです。
RACADM SystemErase サブコマンドには、次のカテゴリのオプションがあります。
• SecureErasePD オプションは、すべてのセキュア消去ドライブを暗号的に消去します。
• OverwritePD オプションは、すべてのドライブのデータを上書きします。
SystemErase を実行する前に、次のコマンドで、サーバのすべての物理ディスクの消去機能を確認してください。
# racadm storage get pdisks –o –p SystemEraseCapability
ISE および SED ドライブを消去するには、次のコマンドを使用します。
# racadm systemerase –secureerasepd
上書き消去ドライブを消去するには、次のコマンドを使用します。
# racadm systemerase -overwritepd
メモ:
RACADM SystemErase は、上記のコマンドで消去された物理ディスクから、すべての仮想ディスクを削除します。
ストレージデバイスの管理 219