Users Guide
• 削除
• [キャッシュ ポリシーの編集] - 次のオプションのキャッシュ ポリシーを変更できます。
• [読み取りポリシー] - 次の値を選択できます。
• 適応先読み — 所定のボリュームについて、直近の 2 回のディスクアクセスが連続したセクタで行われた場合、コン
トローラが先読みキャッシュポリシーを使用することを示します。読み取り要求がランダムの場合、コントローラは
先読みなしモードに戻ります。
• 先読みなし — 所定のボリュームについて、先読みポリシーが使用されないことを示します。
• 先読み — 所定のボリュームについて、データが要求されることを見越して、コントローラが要求データを順次先読
みし、追加データをキャッシュメモリに保存することを示します。これにより、連続したデータの読み取り速度が向
上します。ただし、ランダムデータへのアクセスにはあまり効果がありません。
• 書き込みポリシー:書き込みキャッシュポリシーを次のいずれかのオプションに変更します。
• ライトスルー — 所定のボリュームについて、ディスクサブシステムでトランザクション内のすべてのデータの受信
が完了したとき、コントローラがホストシステムにデータ転送完了信号を送信することを示します。
• ライトバック — 所定のボリュームについて、コントローラキャッシュでトランザクション内のすべてのデータの受
信が完了したとき、コントローラがホストシステムにデータ転送完了信号を送信することを示します。その後、コン
トローラは、キャッシュされたデータをストレージデバイスにバックグラウンドで書き込みます。
• 強制ライトバック — 強制ライトバックキャッシングを使用した場合、コントローラにバッテリが搭載されているか
どうかに関係なく、書き込みキャッシュが有効になります。コントローラにバッテリが搭載されていない場合、強
制ライトバックキャッシングが使用されると、電源障害時にデータの損失が発生する可能性があります。
• ディスクキャッシュポリシー:ディスクキャッシュポリシーを次のいずれかのオプションに変更します。
• デフォルト — ディスクでデフォルトの書き込みキャッシュモードが使用されていることを示します。SATA ディス
クの場合、これは有効になっています。SAS ディスクの場合、これは無効になっています。
• 有効 — ディスクの書き込みキャッシュが有効になっていることを示します。これにより、パフォーマンスが向上し
ますが、電源喪失時のデータ損失の可能性も高まります。
• 無効 — ディスクの書き込みキャッシュが無効になっていることを示します。これにより、パフォーマンスは低下し
ますが、データ損失の可能性が低下します。
• [ディスク容量の編集] - このウィンドウで、選択した仮想ディスクに物理ディスクを追加できます。このウィンドウに
は、物理ディスクを追加する仮想ディスクの現在の容量と追加した後の新しい容量も表示されます。
• [RAID レベルの移行] - ディスク名、現在の RAID レベル、および仮想ディスクのサイズを表示します。新しい RAID レベ
ルを選択できます。新しい RAID レベルに移行するには、ユーザーは既存の仮想ディスクにドライブを追加する必要がある
場合があります。この機能は、RAID 10、50 および 60 では適用されません。
• 初期化:高速 - 物理ディスク上のメタデータが更新され、それにより、すべてのディスク容量が今後の書き込み操作に使用
できるようになります。この初期化オプションは、物理ディスク上の既存の情報が消去されないのですぐに完了できます
が、今後の書き込み操作により、物理ディスクに残された情報が上書きされます。
• 初期化:完全 — 既存のデータとファイルシステムがすべて消去されます。
メモ:
初期化:完全 オプションは PERC H330 コントローラには適用できません。
• 整合性チェック — 仮想ディスクの整合性をチェックするには、対応するドロップダウンメニューから 整合性チェック 選
択します。
メモ:
整合性チェックは、RAID0 モードでセットアップしたドライブではサポートされません。
これらのオプションの詳細については、『iDRAC
オンラインヘルプ
』を参照してください。
4. [今すぐ適用]をクリックすると変更がすぐに適用され、[次の再起動時]をクリックすると変更が次の起動後に適用され、
[スケジュールされた時刻]をクリックすると特定の時刻に変更が適用され、[すべての保留を破棄]をクリックすると変更
が破棄されます。
選択した操作モードに基づいて、設定が適用されます。
RACADM を使用した仮想ディスクの管理
仮想ディスクの管理には、次のコマンドを使用します。
• 仮想ディスクを削除するには:
racadm storage deletevd:<VD FQDD>
• 仮想ディスクを初期化するには:
racadm storage init:<VD FQDD> -speed {fast|full}
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ストレージデバイスの管理