Users Guide
• 仮想ディスクの整合性をチェックするには(RAID0 ではサポートされません ) :
racadm storage ccheck:<vdisk fqdd>
整合性チェックをキャンセルするには:
racadm storage cancelcheck: <vdisks fqdd>
• 仮想ディスクを暗号化するには:
racadm storage encryptvd:<VD FQDD>
• 専用ホットスペアを割り当て、または割り当て解除するには:
racadm storage hotspare:<Physical Disk FQDD> -assign <option> -type dhs -vdkey: <FQDD of
VD>
RAID 設定機能
次の表に、RACADM および WSMan で使用できる RAID 設定機能の一部を示します。
注意:
物理ディスクを強制的にオンラインまたはオフラインにすると、データが失われることがあります。
表 56. RAID 設定機能
機能 RACADM コマンド 説明
オンライン強制
racadm storage
forceonline:<PD FQDD>
電源障害、データの破損、またはその他
の理由により、物理ディスクがオフライ
ンになることがあります。この機能を使
用すると、他のすべてのオプションが使
用されなくなったときに、物理ディスク
を強制的にオンライン状態に戻すことが
できます。コマンドを実行すると、コン
トローラーはドライブをオンライン状態に
戻し、仮想ディスク内のメンバーシップ
を復元します。これは、コントローラーが
ドライブから読み取り、そのメタデータ
に書き込むことができる場合にのみ発生
します。
メモ: データのリカバリーは、ディスクの一部が損傷している場合にのみ可能です。オンライン強制機能は、すでに障害が発
生したディスクを修復することはできません。
オフライン強制
racadm storage
forceoffline:<PD FQDD>
この機能は、仮想ディスク設定からドラ
イブを削除してオフラインにするため、
VD 設定が劣化します。ドライブが近い将
来故障する可能性がある場合、または
SMART 障害が報告されているが、まだオ
ンラインである場合に役立ちます。既存
の RAID 構成の一部であるドライブを使用
する場合にも使用できます。
物理ディスクの交換
racadm storage
replacephysicaldisk:<Source
PD FQDD > -dstpd
<Destination PD FQDD>
VD のメンバーである物理ディスクから別
の物理ディスクにデータをコピーできま
す。ソース ディスクはオンライン状態で
ある必要がありますが、宛先ディスクは
準備完了状態であり、ソースを交換する
ために同じサイズとタイプである必要が
あります。
起動デバイスとしての仮想ディスク
racadm storage
setbootvd:<controller FQDD>
-vd <VirtualDisk FQDD>
仮想ディスクは、この機能を使用して起
動デバイスとして設定できます。これに
より、冗長性のある VD が起動デバイス
として選択され、オペレーティング シス
ストレージデバイスの管理 229