Users Guide
ネットワーク属性に対する Redfish プロファイルのサポート
iDRAC サービスモジュール v2.3 以降では、iDRAC に対する追加のネットワーク属性が提供されます。これは、iDRAC から REST ク
ライアントを通じて取得できます。詳細については、iDRAC Redfish プロファイルサポートを参照してください。
オペレーティングシステム情報
OpenManage Server Administrator は現在、オペレーティングシステムの情報とホスト名を iDRAC と共有しています。iDRAC サービ
スモジュールは、同様の情報(OS 名、OS バージョン、完全修飾ドメイン名(FQDN)など)を iDRAC に提供します。デフォルト
では、この監視機能は有効になっています。OpenManage Server Administrator がホスト OS にインストールされている場合、この
機能は無効になっていません。
iSM バージョン 2.0 以降では、オペレーティングシステムの情報機能が OS ネットワークインタフェースの監視によって強化されて
います。iDRAC 2.00.00.00 で iDRAC サービスモジュールのバージョン 2.0 以降を使用すると、オペレーティングシステムのネット
ワークインタフェースの監視が開始されます。この情報は、iDRAC ウェブインタフェース、RACADM、または WSMan を使用して
表示できます。
OS ログへの Lifecycle ログの複製
iDRAC でこの機能を有効にすると、それ以降、Lifecycle Controller ログを OS ログに複製できます。これは、OpenManage Server
Administrator によって実行されるシステムイベントログ(SEL)の複製と同様の機能です。
OS ログオプションがターゲットとし
て選択されているすべてのイベント(
警告 ページ内、同様の RACADM 内、または WSMan インタフェース内)は、iDRAC サービ
スモジュールを使用して OS ログに複製されます。OS ログに含められるデフォルトのログのセットは、SNMP の警告またはトラ
ップに設定されたものと同じです。
iDRAC サービスモジュールは、オペレーティングシステムが動作していない時に発生したイベントもログに記録します。この
iDRAC サービスモジュールが実行する OS のログの記録は、Linux ベースのオペレーティングシステム向けの IETF シスログ規格に
基づいています。
メモ
: iDRAC サービスモジュールバージョン 2.1 からは、iDRAC サービスモジュールインストーラを使用して、Windows OS
ログ内での Lifecycle Controller ログのレプリケーション場所を設定できます。場所の設定は、iDRAC サービスモジュールの
インストール時、または iDRAC サービスモジュールインストーラの変更時に行うことができます。
OpenManage Server Administrator がインストールされている場合は、この監視機能は、OS のログ内の SEL エントリの重複を避け
るために無効に設定されます。
メモ
: Microsoft Windows では、アプリケーションログではなくシステムログに iSM イベントが記録される場合、Windows
イベントログサービスを再起動するか、またはホスト OS を再起動します。
システムの自動リカバリオプション
自動システムリカバリ機能は、ハードウェアベースのタイマーです。ハードウェアに障害が発生した場合、通知されないことがあ
りますが、電源スイッチがアクティブ化されたかのようにサーバがリセットされます。ASR は、継続的にカウントダウンするタイ
マーを使用して実装されています。正常性監視は、カウンタがゼロにならないようカウンタを頻繁にリロードします。ASR がゼロ
までカウントダウンすると、オペレーティングシステムがハングアップしたとみなされ、システムは自動的に再起動を試行しま
す。
再起動、電源の入れ直し、指定時間経過後のサーバの電源オフといった、システムの自動リカバリ操作を実行できます。この機能
を有効にできるのは、オペレーティングシステムのウォッチドッグタイマーが無効になっている場合のみです。OpenManage
Server Administrator がインストールされていると、この監視機能は、ウォッチドッグタイマーとの重複を避けるため、無効になり
ます。
Windows Management Instrumentation プロバイダ
WMI は Windows ドライバモデルに対する拡張機能のセットであり、オペレーティングシステムインタフェースを提供し、これを
介して計装コンポーネントが情報と通知を提供します。WMI は、サーバハードウェア、オペレーティングシステム、アプリケーシ
ョンを管理するための Distributed Management Task Force(DMTF)に基づいて Microsoft が実装した Web-Based Enterprise
Management(WBEM)規格および Common Information Model(CIM)規格です。WMI プロバイダは、Microsoft System Center な
どのシステム管理コンソールとの統合に役立ち、Microsoft Windows サーバを管理するためのスクリプト記述を可能にします。
iDRAC で WMI オプションを有効または無効にすることができます。iDRAC は、iDRAC サービスモジュールを通じて WMI クラスを
公開し、サーバの正常性情報を提供します。デフォルトでは、WMI 情報機能は有効になっています。iDRAC サービスモジュール
iDRAC
サービスモジュールの使用 265