Users Guide
このオプションはデフォルトで[デフォルトの温度プロファイル設定]に設定されています。BIOS プロファイルに依存し
ないカスタムアルゴリズムを選択することもできます。使用可能なオプションには以下があります:
• 最大パフォーマンス(パフォーマンス最適化):
• メモリまたは CPU スロットルの確率を削減。
• ターボモードのアクティブ化の確率を増加。
• 一般に、アイドル負荷および応力負荷ではファン速度が上昇。
• 最小電力(1 ワットあたりのパフォーマンス最適化):
• 最適なファン電力状態に基づいて、最小のシステム消費電力のために最適化。
• 一般に、アイドル負荷および応力負荷ではファン速度が減少。
• サウンドキャップ — サウンドキャップは、パフォーマンスの一部を犠牲にして、サーバからの音響の出力を軽減しま
す。サウンドキャップを有効にすると、占有されている領域でサーバの一時的な導入または評価が含まれることがあり
ますが、ベンチマークまたはパフォーマンス重視のアプリケーションには使用しないでください。
メモ: 最大パフォーマンス または 最小電力 を選択すると、システム BIOS > システム BIOS 設定.システムプロファイ
ル設定 ページのシステムプロファイル設定に関連付けらている温度設定が上書きされます。
• 最大排気温度制限 - ドロップダウンメニューから最大排気温度を選択します。この値はシステムに基づいて表示されます。
デフォルト値は デフォルト、70°C(158°F)です。
このオプションを使用すると、排気温度が選択した排気温度制限を超過しないように、システムのファン速度を変更させ
ることが可能になります。この機能はシステム負荷およびシステム冷却能力に依存するため、すべてのシステム稼動条件
下で常に保証されるとは限りません。
• ファン速度オフセット — このオプションを選択すると、サーバーに冷却機能を追加できます。ハードウェア(たとえば新
規 PCIe カードなど)を追加した場合、冷却が追加で必要になることがあります。ファン速度オフセットにより、ファン速
度が温度制御アルゴリズムによって計算されたベースラインファン速度を超過する速度に、オフセット % 値に従って上昇
します。以下の値があります。
• 低ファン速度 - ファン速度を緩やかなファン速度まで上昇させます。
• 中ファン速度 - ファン速度を中程度近くまで上昇させます。
• 高ファン速度 - ファンの速度を最大速度近くまで上昇させます。
• ファン最大速 - ファンの速度を最大速度まで上昇させます。
• [オフ] — ファン速度オフセットがオフに設定されています。これはデフォルト値です。オフに設定されると、パー
セントは表示されません。デフォルトのファン速度はオフセットなしで適用されます。逆に、最大設定では、すべての
ファンが最高速度で回転します。
ファン速度オフセットは動的で、システムに基づいています。各オフセットのファン速度上昇率は、各オプションの横に
表示されます。
ファン速度オフセットは、すべてのファンの速度を同じ割合で上昇させます。ファン速度は、個々のコンポーネントの冷
却の必要性に応じてオフセット速度を超える速度を増加する場合があります。全体的なシステム電力消費量の上昇が予測
されます。
ファン速度オフセットでは、システムファン速度を 4 段階で上昇させることができます。これらの 4 段階は、サーバシス
テムファンの標準的なベースライン速度と最大速度の間で均等に分割されています。一部のハードウェア構成ではベースラ
インファン速度が高くなるため、最大オフセット以外のオフセット値で最大速度を達成することになります。
最も一般的な使用シナリオは、非標準の PCIe アダプタの冷却です。ただし、この機能を使用して、他の目的のためにシス
テムの冷却を向上させることができます。
• しきい値
• PCIe 吸気口最大温度制限 — デフォルト値は摂氏 55 度です。吸気口温度を低めにする必要があるサード パーティ製
PCIe カードの場合、45°C の低温を選びます。
• 排気温度制限 — 次の値を変更することで、排気温度制限を設定できます。
• 最大排気温度制限の設定
• エア温度上昇制限の設定
• PWM での最小ファン速度(最大の割合) — ファン速度を調整する場合はこのオプションを選択します。このオプシ
ョンを使用すると、他のカスタム ファン速度オプションで必要なファン速度が得られない場合に、ベースラインのシス
テム ファン速度を高く設定したり、システム ファン速度を上げることができます。
• デフォルト - デフォルト値によって決定されます。最小ファン速度を、システム冷却アルゴリズムによって決定さ
れたデフォルト値に設定します。
• カスタム - 変更するファン速度のパーセントを入力します。範囲は 9 ~ 100 です。
最小ファン速度 PWM の許容範囲は、システム設定に基づいて動的に変化します。最初の値がアイドル時の速度であ
り、2 番目の値は、設定最大速度です(システムの設定によっては、最大速度は 100%までとなることがあります)。
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管理下システムのセットアップ