Users Guide
メモ: オペレーティング システム(インバンド)内での DUP を使用したファームウェア アップデートは、段階的な操作として
iDRAC を介して開始されます。
VD の外部インポート
仮想ディスクがアダプターに対してネイティブでない場合は、外部と認識されます。
● 次の場合、仮想ディスクはアダプターに対してネイティブと認識されます。
○ 仮想ディスクがアダプター上に作成またはインポートされた場合。
● 次の場合、物理ディスクはアダプターに対してネイティブと認識されます。
○ アダプターに以前の仮想ディスク メタデータがないため、物理ディスクが設定されていない場合。
○ 物理ディスクに対応する仮想ディスクが削除された場合。
外部インポートを実行した後は、システムを再起動する必要があります。
以前の仮想ディスク メタデータを確認するには、「コントローラー情報」を参照してください。オペレーティング システムには、ア
ダプターに対してネイティブである仮想ディスクまたは物理ディスクのみが表示されます。
2 台の外部ドライブをコントローラーに移行させる際には、次のいずれかの操作を実行する必要があります。
● 未設定のドライブを使用している場合にコントローラーの設定をクリアする:「コントローラー設定のクリア」
● 設定済みのドライブを使用している場合に仮想ディスクをインポートする:「仮想ディスクのインポート」
SMART 機能を使用したドライブ障害の検出
SMART はディスク エレクトロニクスの特定の物理的な特性をモニタリングし、予測可能なディスク障害を検出するのに役立ちま
す。SMART 対応の物理ディスクのデータをモニタリングし、値の変化を識別して、値が限界値の範囲内かどうかを判断できます。
ディスクに電気的な障害が発生すると、障害が発生する前にパフォーマンスが低下する可能性があります。
SMART 検出の不具合は予測不具合とも呼ばれます。読み取りエラーの発生率、スループット パフォーマンス、およびスピンアップ
時間の変更など、物理ディスクの障害を予測できる多数の要因があります。また、シーク エラーの発生率および大量の不良ブロッ
クなど、読み取り/書き込み面の不良に関連する要因もあります。
メモ: BOSS-S2 の CLI には、SMART 属性とともに、ステータスが OK および注意であるエラー メッセージが表示されます。
劣化したドライブの自動再構築
自動再構築はデフォルトで有効に設定されており、ネイティブの仮想ディスクが劣化していて有効な再構築ターゲットが存在する
場合、再構築を自動的に開始できます。有効な再構築ターゲットは、BOSS-S2 デバイスに接続されているすべての機能ドライブで
す。これは、ネイティブの仮想ディスクの一部ではなく、同等またはそれ以上のストレージ容量を持つドライブです。自動再構築
はユーザーにプロンプトが表示されることなく実行され、再構築ターゲット上のすべてのデータが上書きされます。
メモ: 自動再構築はドライブの交換中に適用されます(ホットプラグ イベント)。
RAID 非対応ドライブのサポート
デフォルトでは、すべてのドライブが未設定の状態になっています。
メモ:
● BOSS-S2 カードの場合、未設定ドライブは自動的に RAID 非対応ドライブになります。RAID ドライブを RAID 非対応ドライ
ブに変換するには、仮想ディスクを削除します。
● BOSS-S2 では、1 個の設定済み状態(RAID)と 2 個の未設定状態がサポートされます。BOSS-S2 カードによって、
unconfigured ドライブが RAID 状態と RAID 非対応状態に分かれることはありません。
16 BOSS-S2 の機能