Users Guide
Table Of Contents
- Dell EMC PowerEdge RAID Controller S150 ユーザーズガイド
- 目次
- 概要
- 物理ディスク
- 仮想ディスク
- S150のドライブのケーブル接続
- BIOS 設定ユーティリティ
- UEFI RAID 設定ユーティリティ
- ドライバーのインストール
- システムのトラブルシューティング
- NVMeドライブのホット リムーバルまたはホット インサートに関する注意事項
- UEFI設定ユーティリティを使用してLinux RAIDを構成できない
- SATA物理ディスク書き込みキャッシュ ポリシーを無効にするとパフォーマンスが低下する
- UEFI または OPROM で機能の設定を変更できない
- OSインストール中に追加の再起動が発生する
- サードパーティのドライバを使用したNVMe PCIe SSDへのOSのインストールが失敗する
- SATA構成でのOSのインストール中に、サーバーのパフォーマンスが低下してクラッシュします
- NVMe設定でのOSのインストール中に、サーバーのパフォーマンスが低下します
- システム起動時の問題
- BIOS設定ユーティリティ オプションが表示されない
- オプションROMユーティリティを使用したRAIDの設定が無効
- 警告メッセージ
- BIOS 画面に表示されるその他のエラー
- 物理ディスク - 関連のエラー
- 仮想ディスク - 関連のエラー
- Linuxの仮想ディスク作成時に古いパーティションがリスト表示される
- 仮想ディスクの再構築の際、グローバル ホット スペアがHIIまたはiDRACでオンラインとしてリスト表示されていない
- S150がPOSTに30個の仮想ディスクではなく22個の仮想ディスクを表示する
- S150 は、30個の仮想ディスクではなく、POST 時に43仮想ディスクを表示します。
- HIIで障害が発生した仮想ディスクの表示
- 仮想ディスクの作成時に、仮想ディスクのサイズ(小数点以下)がサポートされない
- 仮想ディスクを作成できない
- 仮想ディスクが劣化状態
- 専用ホットスペアを仮想ディスクに割り当てられない
- グローバルホットスペアを作成できない
- 専用ホットスペアが故障した
- 障害が発生した、または劣化した仮想ディスク
- 選択した物理ディスクに仮想ディスクを作成できない
- NVMe PCIe SSDから作成したRAIDディスクがオペレーティング システム環境に表示されず、パーティションされたディスクとして表示される
- 仮想ディスクでオンライン容量拡張または再構成を実行できない
- サードパーティのRAID設定ユーティリティを使用してNVMe PCIe SSDにRAIDを構成できない
- 困ったときは
警告:劣化状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、少なくとも 1 個の仮想ディスクが [Degraded]状態で、[Pause if Degraded]が [BIOS Configuration Utility
Ctrl+R]で[ON]に設定されているときに表示されます。
警告が表示された後、--- Press Enter to continue, or Ctrl+R to enter setup ---のメッセージが表示されます。
Enter を押してオペレーティング システムにブート シーケンスを続行させるか、Ctrl+R を押して[BIOS Configuration Utility Ctrl+R]
を起動し、[Degraded]仮想ディスクの原因を調べます。
原因を調べるには、次を確認します。
● 仮想ディスク内の物理ディスクが故障、またはオフラインになっているかどうか。[Physical Disks (物理ディスク)]フィール
ドでステータスを確認します。[Degraded(劣化)]ステータスは、仮想ディスクの RAID レベルおよび故障した物理ディスクの
数によります。
-RAID 1 または RAID 5 の仮想ディスクの場合、1 台の物理ディスクが故障すると [Degraded(劣化)]ステータスになります。
-RAID 10 の仮想ディスクの場合、各ミラーセットの物理ディスクでの障害発生により、RAID 10 は [Degraded(劣化)] ステー
タスになります。同じミラーセット内で 2 台の物理ディスクが故障すると、RAID 10 は [Failed(障害あり)]ステータスになり
ます。
● ファームウェアまたはコンポーネントのどちらの故障によりコントローラが故障したのか。コントローラが故障すると、仮想
ディスクは起動しません。
仮想ディスクが[Degraded]ステータスから回復するには、障害の発生した物理ディスクを交換し、仮想ディスクを再構築する必
要があります。このとき、OpenManage Server Administrator Storage Management を使用します。再構築操作が完了すると、仮想デ
ィスク ステータスは [Degraded(劣化)]から [Ready(準備完了)]に変わります。再構築機能の詳細については、https://
www.dell.com/support/home/ja-jp//products?app=manuals で「ストレージ管理」を参照してください。
警告:障害発生状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、少なくとも 1 つの仮想ディスクが [Failed](障害あり)状態で、 [Pause if Failed](障害あり状態の場合
一時停止)が [BIOS Configuration Utility](BIOS 設定ユーティリティ)(<Ctrl><R>)で [ON](オン)に設定されているときに表
示されます。
警告が表示された後、--- Press <Enter> to continue, or <Ctrl><R> to enter setup --- のメッセージが表示さ
れます。
<Enter> を押してオペレーティング システムに起動シーケンスを続行させるか、<Ctrl><R> を押して [BIOS Configuration Utility]
(BIOS 設定ユーティリティ)(<Ctrl><R>)を起動し、[Failed](障害あり)仮想ディスクの原因を調べます。
メモ: 起動仮想ディスクが [Failed](障害あり)状態の場合、オペレーティング システムは起動しません。
原因を調べるには、次を確認します。
● 非冗長仮想ディスクの 1 つまたは複数の物理ディスクに障害が発生したか判断します。[[Yes] ]の場合、データは失われます。
失われたデータをバックアップ ストレージソースから復元します。
● 非冗長仮想ディスクの 2 つ以上の物理ディスクに障害が発生したか判断します。[[Yes] ]の場合、データは失われます。失わ
れたデータをバックアップ ストレージソースから復元します。
メモ: RAID 10 構成の場合、各ミラー セット内で 1 台の物理ディスクが故障すると、冗長仮想ディスクは[Degraded]ステータ
スになりますが、データは失われません。ミラーセットのひとつで 2 台の物理ディスクが故障すると、冗長仮想ディスクは
[Failed](障害あり)ステータスになり、データが失われます。
警告:劣化および障害発生状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、複数の仮想ディスクが[Degraded]および[Failed]の状態で、[Pause if Degraded]または[Pause if
Failed]が[BIOS Configuration Utility Ctrl+R]で[ON]に設定されている場合に表示されます。
警告が表示された後、--- Press Enter to continue, or Ctrl+R to enter setup --- のメッセージが表示されます。
<Enter>を押してオペレーティング システムに起動シーケンスを続行させるか、Ctrl+R を押して[BIOS Configuration Utility Ctrl+R]
を起動し、[Degraded]および[Failed]仮想ディスクの原因を調べます。
メモ: 起動仮想ディスクが [Failed](障害あり)状態の場合、オペレーティング システムは起動しません。
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