Users Guide
パラメータ 説明
主として順次読み取りを行うシステムの場合は、ストライプエレメントのサイズが大きいほど読み取りパフォーマンスが
向上します。
書き込みポリシー コントローラの書き込みポリシーを指定します。書き込みポリシーを Write-Back(ライトバック)または Write-
Through
(ライトスルー)に設定できます。
ライトバックキャッシュでは、コントローラのキャッシュがトランザクションのすべてのデータを受信した時に、コントローラ
がデータ転送完了信号をホストに送信します。
メモ: バッテリバックアップユニット (BBU) が搭載されている場合、デフォルトのキャッシュ設定はライトバ
ック
です。BBU が搭載されていない場合、デフォルトのキャッシュポリシーのデフォルト設定はライトスル
ーです。
メモ: Write-Back(ライトバック)が有効で、システムの電源をオフ / オンすると、システムがキャッシュメ
モリをフラッシュするためにコントローラが一時停止することがあります。バッテリバックアップを搭載したコ
ントローラのキャッシュは、デフォルトで
Write-Back(ライトバック)キャッシュです。
ライトスルー キャッシュでは、ディスクサブシステムがトランザクションのすべてのデータを受信した時に、コント
ローラがデータ転送完了信号をホストシステムに送信します。
読み取りポリシー Read-Ahead を選択すると、仮想ディスクの先読み機能が有効となります。パラメーターは、Read-Ahead または
No-Read-Ahead に設定できます。デフォルトは Read-Ahead です。
Read-Ahead(先読み)は、コントローラが現在の仮想ディスクで Read-Ahead(先読み)を使用するように指
定します。
Read-Ahead(先読み)機能では、データがすぐに要求されることを予測して、コントローラが要求され
るデータに先立って連続的に読み取りを行い、追加データをキャッシュメモリに保存することを可能にします。
先読みなしでは、コントローラが現在の仮想ディスクに先読みを使用しないように指定されます。
BIOS 設定ユーティリティのメニューオプション
BIOS 設定ユーティリティ<Ctrl> <R> にアクセスしたときに最初に表示されるのはメインメニュー画面です。メインメニューには、コントローラ、コントローラ
番号、およびスロット番号などの情報が表示されます。画面上では、設定する RAID コントローラを矢印キーを使用して選択できます。選択下コントロー
ラにアクセスするには
<Enter> キーを押します。
本項では、主要メニューごとに BIOS 設定ユーティリティ(<Ctrl><R>)のオプションについて説明します。
• 仮想ディスク管理(VD Mgmt)メニュー
• 物理ディスク管理(PD Mgmt)メニュー
• コントローラ管理(Ctrl Mgmt)メニュー
• 外部構成表示(Foreign View)メニュー
ほとんどのメニューは、次の 2 つのパネルで構成されています。
• メニューオプションが表示される左パネル
• 左フレームで選択されている項目の詳細が表示される右パネル
次の項では、各主要メニューのメニューとサブメニューのオプションについて説明します。
仮想ディスク管理
仮想ディスク管理(VD Mgmt)画面 は、BIOS 設定ユーティリティ(<Ctrl><R>)のメインメニュー画面から RAID コントローラにアクセスすると最初に
表示される画面です。左パネルには、次に示す仮想ディスク管理に関するメニューが表示されます。
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BIOS 設定ユーティリティ