Users Guide

3 物理ディスクをバックプレーンまたはエンクロージャ上の希望する位置に移動します。
4 安全性チェックを実行します。物理ディスクが正しく挿入されていることを確認します。
5 システムの電源を入れます。
コントローラによって、物理ディスク上の設定データから RAID 構成が検出されます。
FastPath
FastPath は、ソリッドステートドライブSSDでの毎秒高 I/O IOPSを実現することで、アプリケーションのパフォーマンスを拡張する機能です。Dell
PowerEdge RAID コントローラPERC9 シリーズは FastPath をサポートしています。
仮想ディスクで FastPath を有効にするには、Dell PowerEdge RAID コントローラPERC9 シリーズのキャッシュポリシーを、ライトスルーおよび先読み
なしに設定する必要があります。これにより、 FastPath でコマンド読み取り / 書き込みI/O のサイズ、および RAID タイプに基づくコントローラから適
切なデータパスを使用することができます。
RAID 10 アレイは、OLTP のように小さいサイズのランダムワークロードに対して、RAID 5 アレイは、順次読み込みワークロードに対して、優れたパフォーマ
ンスを実現します。
メモ: 仮想ディスクのストライプサイズより小さい IO ブロックサイズのみ FastPath を適用できます。
メモ: 物理ディスク電源管理機能は FastPath 対応仮想ディスクに適用されません。
FastPath 対応仮想ディスクの設定
書き込みキャッシュポリシー ライトスルー および読み取りキャッシュポリシー 先読みなし を設定したシンプル仮想ディスクのすべてで FastPath を活用する
ことができます。仮想ディスクのストライプサイズよりも小さい
IO ブロックサイズのみが FastPath の対象となります。さらに、バックグラウンド操作再構築、
初期化が仮想ディスク上で実行されていないようにします。FastPath はこれらの操作がアクティブの場合使用されません。
メモ: RAID 50、および RAID 60 仮想ディスクは FastPath を使用できません。
次の表では、対応 RAID レベル全体での読み取り IO および書き込み IO に対する FastPath 適格性についてまとめています。
2. 対応 RAID レベル全体での FastPath の適格性
RAID 0 RAID 1 RAID 5 RAID 6 RAID 10
読み取り
最適および劣化
最適および劣化
最適および劣化
最適
書き込み
仮想ディスクの移行
PERC 9 シリーズは、ターゲットコントローラをオフラインにせずに、1 つのコントローラから別のコントローラへの仮想ディスクの移行をサポートします。コントロ
ーラは、最適、劣化、又は一部劣化状態の RAID 仮想ディスクをインポートすることができます。オフラインの仮想ディスクはインポートできません。仮想デ
ィスクの移行のサポートは次の通りです。
PERC H310H710H710P、および H810 から PERC 9 シリーズへの仮想ディスクの移行をサポート
PERC 9 シリーズ 内で作成されたボリュームの移行をサポート
PERC 9 シリーズから H310H710H710PH810 への移行はサポートされません
メモ: ディスクの移行を実行する前に移行元のコントローラをオフラインにしておく必要があります。
28
機能