Users Guide

ソース RAID レベル ターゲット RAID レベ
物理ディスクの数
始時
物理ディスクの数
了時
容量拡張の可否 説明
RAID 6 RAID 6
4 以上 5 以上 ディスクの追加により容
量を増加
RAID 10 RAID 10
32 未満
32
ディスクの追加により容
量を増加
メモ: ディスク グループ内の物理ディスクの合計数は、32 を超えることはできません。RAID レベル 50 および 60 では、RAID レベルの移行と
拡張を実行できません。
フォールトトレランス
PERC 9 シリーズは次のものをサポートします。
自己監視分析および報告テクノロジSMART
巡回読み取り
物理ディスクの障害検出
ホットスペアを使用した物理ディスクの再構築
コントローラのキャッシュの保存
データ保護のためのコントローラキャッシュのバッテリバックアップおよび非揮発性キャッシュバックアップ
起動後の充電不足バッテリの検出
次の項では、フォルトトレランスを得るための方法のいくつかを説明します。
SMART 機能
SMART 機能は、予測可能な物理ディスク障害の検知に役立てるため、すべてのモニタ、ヘッド、および物理ディスク電子機器における特定の物理的
側面を監視します。
SMART 対応の物理ディスクは、データをモニタし、値の変化を識別して、値が限界値の範囲内かどうかを判断できます。多くの機
械的および電気的な不具合では、不具合が発生する前にパフォーマンスの劣化が見られます。
SMART 検出の不具合は予測不具合とも呼ばれます。物理ディスクの予測不具合には、ベアリングの不具合、読み取り / 書き込みヘッドの故障、スピ
ンアップレートの変化など、多数の要因があります。また、シークエラーレートや大量の不良セクターなど、読み取り
/ 書き込み面の不具合に関連する要
因もあります。
メモ: SCSI インタフェースの仕様に関する詳細は、t10.org を、SATA インタフェースの仕様に関する詳細は t13.org を参照してください。
障害の予測による自動メンバー交換
メンバー交換 処理は、仮想ディスク内の物理ディスクに SMART 障害予測が報告された場合に発生します。仮想ディスクを構成している物理ディスク
において最初の SMART エラーが発生すると、自動 メンバー交換 が呼び出されます。ターゲットディスクは、再構築ディスクとして適合するホットスペアで
ある必要があります。
SMART エラーがある物理ディスクは、メンバー交換 が正常に完了した後に初めて 故障 とマークされます。これにより、配列が低
下するのを防ぎます。
元はホットスペア再構築で使用したものであったソースディスクを使用し、ターゲットドライブとして メンバー交換 操作用に新規ディスクを追加し、メン
バー交換
が自動的に実行されると、メンバー交換 操作が正常に終了した後でホットスペアは元のホットスペア状態に戻ります。
メモ: 自動 メンバー交換を有効にするには、Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションを使用します。手動 メンバー交換に関する
詳細は、
オンラインでの物理ディスクの交換を参照してください。
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機能