Users Guide
注意: 仮想ディスクを削除すると、その仮想ディスク上のすべてのデータが破壊されます。
仮想ディスクが障害発生状態
仮想ディスクが障害発生状態である場合、次の原因を記載されている順にチェックします。
1. 仮想ディスクが 1 台以上の物理ディスクを失っている。
2. 仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生しているか、取り外されている。
3. 仮想ディスクが、RAID レベルごとの物理ディスクの最大許容台数を失っている。
仮想ディスクが 1 台以上の物理ディスクを失っている
障害の発生した物理ディスクを交換し、データをバックアップのストレージソースから復元します。
仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生しているか、取り外されてい
る
1. 物理ディスクが誤って取り外されていた場合は、元の物理ディスクを再度取り付けます。再スキャンを実行します。
2. 仮想ディスクにある物理ディスクのステータスを確認します。必要に応じて、不具合の発生したディスクを交換します。バック
アップストレージソースからデータを復元します。
すべての変更を行った後、再スキャンを実行して、ディスクが Failed(障害あり)状態から回復したかどうかを検証します。
仮想ディスクが、RAID レベルごとの物理ディスクの最大許容台数を失っ
ている
1 台または複数の物理ディスクが故障しています。
1. 仮想ディスクが非冗長の場合、1 台の物理ディスクの故障によって、仮想ディスクに障害が発生する可能性があります。
2. 仮想ディスクが冗長の場合、2 台以上の物理ディスクが故障しているため、仮想ディスクを再構築できません。
新しい仮想ディスクを作成し、データをバックアップのストレージソースから復元します。
仮想ディスクが劣化状態
仮想ディスクが劣化状態の場合は、次の原因をチェックします。
1. 物理ディスクが取り外された。
2. 物理ディスクに関する物理的または機械的な問題。
3. 仮想ディスクの冗長性が失われている。
4. 仮想ディスク内のメタデータの破損。
物理ディスクが取り外された
1. 物理ディスクが誤って取り外されていた場合、元の物理ディスクを取り付けるか、新品または中古の物理ディスクと交換しま
す。
2. 新しい物理ディスクを初期化します。交換されたすべての物理ディスクに対して Rescan(再スキャン) を実行します。
3. 物理ディスクが取り外されていなかった場合は、ケーブルが正しく取り付けられていることを確認します。
物理ディスクに関する物理的または機械的な問題
1. 仮想ディスク内の物理ディスクで障害が発生していないかどうかを確認します。
2. 物理ディスクが最近取り外され、交換された場合、その物理ディスクがバックプレーン内で正しく配置されていることを確認し
ます。物理ディスクとシステム基板のケーブル接続をチェックします。
3. Rescan(再スキャン) を実行します。
44 システムのトラブルシューティング