Dell™ PowerEdge™ SC420 システム ユーザーズガイド システムの概要 Dell OpenManage Server Assistant の使い方 セットアップユーティリティの使い方 仕様 用語集 DHMモデル メモ、注意、警告 メ モ: 操作上、知っておくと便利な情報が記載されています。 注 意 : ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警 告 : 物 的 損 害 、け が、ま た は死 亡の原 因と な る可 能 性があることを示し ま す。 本 書の 内 容は 予 告な く変 更 さ れ る こ と が あ り ま す。 ©2004 す べ て の著 作権 は Dell Inc. に あ り ま す。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書で使用されている商標について:Dell、DELL ロゴ、PowerEdge、および Dell OpenManage は Dell Inc.
メモ、注意および警告 仕様 Dell™ PowerEdge™ SC420 システム ユーザーズガイド プロセッサ プロセッサの種類 Intel® Pentium® 4 プロセッサ(クロック速度 2.8 GHz 以上) または Intel Celeron®プロセッサ(クロック速度 2.8 GHz 以上) 内部キャッシュ 1 MB 以上(Intel Pentium 4 プロセッサ)および 256 KB(Intel Celeron プロセッサ) フロントサイドバス速度 800 MHz(Intel Pentium 4 プロセッサ)および 533 MHz (Intel Celeron プロセッサ) 拡張バ ス バスの種類 PCI Express および PCI 拡張ス ロ ッ ト PCIe 2.5 GHz PCI Express x8、3.3 V、12 V (スロット1) 2.5 GHz PCI Express x1、3.
PS/2 互換マウス 6 ピン ミニ DIN シリアル 16550 互換 9 ピン DTE USB 4 ピン、バージョン 2.0×2 ビデオ 15 ピン VGA 正面 USB 4 ピン×2 内部ア ク セ ス用 IDE チャネル 40 ピン×2 SATA チャネル 7 ピン×2 ビデオ ビデオの種類 組み込み型 ビデオメモリ 8 MB 電源 AC 電 源装置 注 意 : 電源を入れる前に、電源装置の電圧選択スイッチが適切な電圧に設定されていることを確認します。電圧選択スイッチの位置につ いては、 図 1-2 を参照してください。 ワット数 305 W 電圧 AC 115~230 V、60/50 Hz、7.0~3.
動作時 -16 m~3,048 m 保管時 -16 m~10,600 m メモ、注意および警告
メモ、注意および警告 システムの概要 Dell™ PowerEdge™ SC420 システム ユーザーズガイド 正面パネルの機能およびインジケータ 背面パネルのコンポーネント システムの機能 サポートされるオペレーティングシステム 電源保護装置 その他のマニュアル テクニカルサポートの受け方 ここでは、お使いのシステムの主要なハードウェアとソフトウェアの機能、およびシステムの正面パネルと背面パネルにあるインジケータについて説明します。また、システムをセットアップする際に必要 なその他のマニュアルの情報や、テクニカルサポートへの連絡方法についても説明します。 正面パネルの機能およびインジケータ 図 1-1 に、システムの正面パネルに装備された機能とインジケータを示します。 表 1-1 では、正面パネルの機能とインジケータについて説明します。インジケータコードについての説明は、『インストー ル&トラブルシューティング』を参照してください。 図1-1 正 面パ ネ ル の機 能およびインジケータ 表1-1 正 面パネルのボタンおよびインジケータ ボタン/イ ン ジ ケ ー タ 説明 電源ボタン シス
表1-2 背 面パネルのインジケータ ボタン/イ ン ジ ケ ー タ 説明 診断インジケータ(4) システムの診断とトラブルシューティングで使用します。詳細については、『インストール&トラブルシューティング』を参照してください。 図1-3 NIC インジケータ 表1-3 NIC インジケータ インジケー タ 通 常の動 作 エ ラ ー の状態 リンク 緑色の点灯は 10 Mbps でネットワークに接続していることを示します。 消灯状態は NIC がネットワークへの物理的な接続を検出していないことを示します。 黄色の点灯は 100 Mbps でネットワークに接続していることを示します。 黄色の点灯は 1 Gbps(1000 Mbps)でネットワークに接続していることを示します。 動作 黄色の点滅または点灯は、NIC がネットワークデータを送信または受信していることを 動作インジケータとリンクインジケータが同時に消灯している場合、NIC はネットワークに接続し 示します。 ていません。 メ モ: セットアップ ユーティリティで、NIC が無効に設定されている場合、ネットワークの接続に問題
l 以下の内蔵ハードドライブ(ホットプラグ非対応)構成に対応しています。 ¡ 内蔵 SATA コントローラ接続の 1 インチ内蔵 SATA ハードドライブ×2 台まで または ¡ l SCSI コントローラカード接続の 1 インチ内蔵 SCSI ハードドライブ×2 台まで オプションのディスケットドライブ用の 3.5 インチドライブベイ×1、およびサポートされている以下のドライブ用の 5.25 インチドライブベイ×2CD、DVD、CD-RW/DVD コンボドライブ、DVDRW(データ専用)、またはテープバックアップデバイス メ モ: DVD デバイスはデータ専用。 l RAID レベル 1 のソフトウェアサポート l USB 2.
l 『インストール&トラブルシューティング』では、システムのトラブルシューティング方法、およびシステムコンポーネントの取り付けや交換方法について説明しています。 l オペレーティングシステムのマニュアルでは、インストール手順(必要な場合)や設定方法、およびオペレーティングシステムソフトウェアの使い方について説明しています。 l システムとは別に購入したコンポーネントのマニュアルでは、購入したオプション装置の取り付けや設定について説明しています。 l システム、ソフトウェア、またはマニュアルの変更に関して説明するアップデート情報がシステムに付属している場合があります。 メ モ: このアップデート情報には他の文書の内容を差し替える情報が含まれている場合があるので、必ず最初にお読みください。 l リリースノートまたは readme ファイルには、システムまたはマニュアルの最新のアップデート情報や、専門知識をお持ちのユーザーや技術者のための高度な技術情報が含まれていることが あります。 テクニカルサポートの受け方 このガイドの手順が理解できない場合やシステムが思ったとおりに動作しない場合は、『イン
メモ、注意および警告 Dell OpenManage Server Assistant の使い方 Dell™ PowerEdge™ SC420 システム ユーザーズガイド Server Assistant CD の起動 サーバーセットアッププログラムの使い方 ドライバとユーティリティのアップデート ユーティリティパーティションの使い方 PowerEdge SC 製品に付属の『Dell OpenManage Server Assistant CD』には、お使いのシステムを設定するのに役立つユーティリティ、診断プログラム、ドライバが収録されています。オペレ ーティングシステムがプリインストールされていない場合、この CD を使ってオペレーティングシステムのインストールを開始してください。システムのハードドライブ上の起動ユーティリティパーティション には、Server Assistant CD と同じ機能がいくつか含まれています。 Server Assistant CD の起動 システムを設定してオペレーティングシステムをインストールするには、『OpenManage Server Assistant for P
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メモ、注意および警告 セットアップユーティリティの使い方 Dell™ PowerEdge™ SC420 システム ユーザーズガイド セットアップユーティリティの起動 セットアップユーティリティの終了 セットアップユーティリティのオプション パスワード機能 システムのセットアップを完了したら、システム設定およびオプション設定を理解するために、セットアップユーティリティを起動します。表示された情報を将来の参考のために記録しておきます。 セットアップユーティリティは、次のような場合に使用します。 l ハードウェアを追加、変更、または取り外した後に、NVRAM に保存されたシステム設定を変更する l 時刻や日付などのユーザーが選択可能なオプションを設定または変更する l 内蔵デバイスを有効または無効にする l 取り付けたハードウェアと設定との間の不一致を修正する セットアップユーティリティの起動 1. システムの電源を入れるか、再起動します。 2.
セットアップユーティリティのオプション メイン画面 図 3-1 にメイン画面の例を示します。 図3-1 セットアップユーティリティのメイン画面 表 3-2 から表 3-10 には、セットアップユーティリティのメイン画面に表示される各グループの情報フィールドのオプションとその説明を示します。 メ モ: 該当する場合、セットアップユーティリティのデフォルト設定をそれぞれのオプションの下に示します。 表3-2 セットアップ オプション オプション 説明 System Info シ ス テ ム名、BIOS の バ ー ジ ョ ン番号、BIOS の日 付、サービスタグ、エ ク ス プ レ ス サ ー ビ ス コ ー ド、および管 理タ グを表示します。 Processor Info システムに搭載されたプロセッサについて、次の情報を表示します。種 類、ク ロ ッ ク速 度、バ ス速 度、キ ャ ッ シ ュ サ イ ズ、ID 番号、ハイパースレッディングが可 能かどうか、 および 64 ビットテクノロジを搭載しているかどうか。 Memory Info 搭載されたメモリの容 量、速 度、チ ャ ネ
(デフォルトは Internal) 有効になります。Read Only で内蔵ドライブコントローラが有効になり、内蔵ディスケットドライブの読み出し専用操作が許可されます。 メ モ: ディスケットドライブはオプションなので、お使いのシステムには取り付けられていない場合もあります。 ハードドライブ、CD ドライブ、DVD ドライブなどの ATA または SATA デバイスを有効・無効にします。Off では、インタフェースを無効にして、デバイスが使用できなく なります。On では、インタフェースを有効にして、デバイスが使用できるようになります。 Drive (0-3) (デフォルトは On) コ ン ト ロ ー ラ タイプ(ATA または SATA)、ドライブのポ ー ト番号、ド ラ イ ブ ID 番号、容量、およびドライブが BIOS でコントロールされているかどうかを表示しま す。 メ モ: Drive 0 と Drive 1 は SATA ドライブ用、Drive 2 と Drive 3 は ATA または IDE ドライブ用に予約されています。 SATA Operation (デフォルトは RAID
オプション 説明 ECC Support ECC 機能を有効、または無効にします。On では ECC 機能が有効になります。Off では ECC 機能が無効になります。 (デフォルトは On) Hyper-Threading 物理プロセッサを 1 つまたは 2 つの論理 プロセッサとして表示するかどうかを決めます。アプリケーションによっては、論理プロセッサの数を増やしたほうが性能が向上す るものがあります。On ではハイパースレッディングが有効になります。Off ではハイパースレッディングが無効になります。 (デフォルトは On) IDE ドライブのパフォーマンスと騒音レベルをユーザーの好みに応じて設定できます。Bypass は古いタイプのドライブ用です。Quiet ではドライブの動作を遅くして、騒 音レベルを下げます。Suggested ではメーカーの推奨モードで動作するように設定されます。Performance ではパフォーマンスは向上しますが、騒音レベルが上がり ます。 HDD Acoustic Mode (デフォルトは Performance) 表3-7 セキュリティのオプション オ
イベントログを表示することができます。エントリは、す で に読ん だ も のには R、ま だ読ん で い な い も のには U のマークが付きます。Mark All Entries Read を選択すると、 すべてのエントリの左に R が付きます。Clear Log を選択すると、Event Log がクリアされます。 Event Log 表3-10 POST 動 作のオプション オプション 説明 Fast Boot この機能を有効にすると、互換性チェックに関するいくつかの手順を省いて、システムの起動時間を短縮できます。Off では、システム起動時にすべての手順が実行されま す。On にすると、システムがより早く起動します。 (デフォルトは On) Numlock Key キーボード右側の数値キーパッドの機能を決めます。Off を選択すると、数値キーパッドのキーは矢印キーとして機能します。On を選択すると、数値キーパッドのキーは数 値キーとして機能します。 (デフォルトは On) サインオン画面でセ ッ ト ア ッ プユーティリティ起動のためのキー操作を示すメッセージを表示させるか、ク
5. パスワードを確認するために、もう一度同じパスワードを入力して、 を押します。 System Password の設定表示が Set に変わります。 6. 変更を保存してセットアップユーティリティを終了すれば、システムが使用できます。 システムを保 護するためのシステムパスワードの使い方 メ モ: Admin パスワードを設定している場合(「Admin パスワードの使用」を参照)、システムはセットアップパスワードを Admin パスワードの代用として受け付けます。 Password Status オプションが Unlocked に設定されている場合、パスワードセキュリティを有効にしたり無効にしたりできます。 パスワードセキュリティを有効にするには、次の手順を実行します。 1. システムの電源を入れるか、 を押してシステムを再起動します。 2.
5.
メモ、注意および警告 用語集 Dell™ PowerEdge™ SC420 システム ユーザーズガイド ここではシステムマニュアルで使用される技術用語、略語の意味を示します。 A ― Ampere(アンペア)の略語。 AC ― Alternating current(交流電流)の略語。 ACPI ― Advanced Configuration and Power Interface の略語。オペレーティングシステムで設定と電力管理を実行するための標準インタフェースです。 ANSI ― American National Standards Institute (米国規格協会)。米国の主要技術標準開発機関です。 ASCII ― American Standard Code for Information Interchange(情報交換用米国標準コード)。 BIOS ― Basic input/output system(基本入出力システム)。コンピュータの BIOS は、フラッシュメモリチップに格納された複数のプログラムから成ります。BIOS は、次の事項を制御しま す。 l l プロセッサと周辺機器
ID ― Identification(識別)の略語。 IDE ― Integrated drive electronics の略語。システム基板とストレージデバイス間の標準インタフェースです。 IP ― Internet Protocol (インターネットプロトコル)の略語。 IPX ― Internet package exchange (インターネットパケット交換)の略語。 IRQ ― Interrupt request(割り込み要求)の略語。周辺機器がデータを送信または受信しようとする場合、必要な処理をプロセッサに要求する信号が IRQ 信号線を介して送られます。コンピュ ータに接続する各周辺機器には IRQ 番号を割り当てる必要があります。2 つの機器が同じ IRQ 番号を共有することはできますが、両方の機器を同時に動作させることはできません。 K ― kilo(キロ)の略語。1,000 を表します。 Kb ― Kilobit(キロビット)の略語。 1 Kb = 1024 ビット。 KB ― Kilobyte(キロバイト)の略語。 1 KB = 1024 バイト。 Kbps ― Kilobits p
切っても、ROM チップの内容は保持されます。ROM コードの例には、コンピュータの起動ルーチンと POST を起動するプログラムなどがあります。 ROMB ― RAID on motherboard (マザーボード上の RAID)の略語。 rpm ― Revolutions per minute (1 分あたりの回転数)の略語。 RTC ― Real-time clock(リアルタイムクロック) の略語。 SATA ― Serial Advanced Technology Attachment の略語。システム基板とストレージデバイス間の標準インタフェースです。 SCSI ― Small computer system interface の略語。通常のポートよりも速いデータ転送レートを持つ I/O バスインタフェース。 SDRAM ― Synchronous dynamic random-access memory(同期ダイナミックランダムアクセスメモリ)の略語。 sec ― Second(秒)の略語。 SMART ― Self-Monitoring Analysis and Reporting Tech
パを使用すれば、基板の回路構成を簡単に変更できます。 ストライピング ― 3 台以上のハードディスクドライブを並べて 1 台のディスクドライブのように使用し (これをディスクアレイといいます)、データを各ディスクに分割して読み書きの速度を向上させる 技法です。ストライピングに使用される各ディスク内のスペース(ストライプ)は、各ディスクとも同じ容量です。仮想ディスクでは、ディスクアレイ内の一組のディスクのセットに対して複数のストライプを 設定することもできます。「ガーディング」、「ミラーリング」、「RAID」も参照してください。 セ ッ ト ア ッ プ ユ ー テ ィ リ テ ィ ― コンピュータのハードウェア構成やパスワード保護などの機能を設定して、システムの動作をカスタマイズするための BIOS プログラム。セットアップユーティリティは NVRAM に保存されるため、設定は再度変更しない限り有効に維持されます。 タ ー ミ ネ ー タ ― 一部のデバイス(SCSI ケーブルの終端に接続されるデバイスなど)では、ケーブル内信号反射や不正信号を防止するための終端処理が必要です。このようなデバイスを連結する 場合
読み取り専用フ ァ イ ル ― 読み取り専用ファイルとは、編集や削除が禁止されているファイルのことをいいます。 内 蔵プ ロ セ ッ サ キ ャ ッ シ ュ ― プロセッサに内蔵された命令キャッシュとデータキャッシュ。 内 蔵ミ ラ ー リ ン グ ― 2 台のドライブを同時に物理的にミラーリングすることができます。内蔵ミラーリング機能はコンピュータのハードウェアによって実現されます。「ミラーリング」も参照してください。 メモ、注意および警告
メモ、注意および警告 Dell™ PowerEdge™ SC420 システム ユーザーズガイド メモ、注意、警告 メ モ: 操作上、知っておくと便利な情報が記載されています。 注 意 : ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警 告 : 物 的 損 害 、け が、ま た は死 亡の原 因と な る可 能 性があることを示し ま す。 本 書の 内 容は 予 告な く変 更 さ れ る こ と が あ り ま す。 2004 す べ て の著 作権 は Dell Inc. に あ り ま す。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書で使用されている商標について:Dell、DELL ロゴ、PowerEdge、および Dell OpenManage は Dell Inc.