Dell™ PowerEdge™ SC430 システム ユーザーズガイド システムの概要 セットアップユーティリティの使い方 仕様 用語集 Model DCTA メモ、注意、および警告 メ モ: 操作上、知っておくと便利な情報が記載されています。 注 意 : ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警 告 : 物 的 損 害 、け が、ま た は死 亡の原 因と な る可 能 性があることを示し ま す。 略語について 略語の詳細なリストは、「用語集」を参照してください。 本 書の 内 容は 予 告な く変 更 さ れ る こ と が あ り ま す。 ©2005 す べ て の著 作権 は Dell Inc. に あ り ま す。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書で使用されている商標について:Dell、DELL ロゴ、および PowerEdge は Dell Inc.
メモ、注意および警告 仕様 Dell™ PowerEdge™ SC430 システム ユーザーズガイド プロセッサ プロセッサの種類 Intel® Pentium® D プロセッサ(クロック速度 3.0 GHz 以上) または Intel Pentium 4 プロセッサ(クロック速度 2.8 GHz 以上) または Intel Celeron® D プロセッサ(クロック速度 2.53 GHz 以上) 内部キャッシュ 2x1 MB 以上(Intel Pentium D プロセッサの場合)、1 MB 以 上(Intel Pentium 4 プロセッサの場合)、256 KB 以上(Intel Celeron プロセッサの場合) フロントサイドバス速度 最大 800 MHz(Intel Pentium D および Intel Pentium 4 プ ロセッサの場合)、533 MHz(Intel Celeron D プロセッサの場 合) 拡張バ ス バスの種類 PCI および PCIe 拡張ス ロ ッ ト PCIe 2.5 Gb/ 秒 PCIe x1、3.3 V、12 V(スロット 1) 2.
外 部ア ク セ ス用 背面 NIC RJ-45(1 ギガビットの内蔵 NIC 用) シリアル 16550 互換 9 ピン DTE USB 4 ピン、バージョン 2.0 × 5 ビデオ 15 ピン VGA 正面 USB 4 ピン、バージョン 2.0 × 2 内部ア ク セ ス用 IDE チャネル 40 ピン SATA チャネル 7 ピン× 4 ビデオ ビデオの種類 内蔵 ビデオメモリ 8 MB 電源 AC 電 源 ( 電 源装置 1 台につき) ワット数 305 W 電圧 AC 115 ~ 230 V、60/50 Hz、9.0 ~ 4.5 A 放熱 最大 1040 BTU/ 時 最大流入電流 通常のラインコンディションのもと、システムの動作環境全範囲で、 入電量は 10 ms 以下で 140 A に達することがあります。 バッテリー システムバッテリー 3.0 V コイン型リチウムイオン電池 CR 2032 物 理 的 仕様 高さ 44.5 cm 幅 16.76 cm 奥行 45.7 cm 重量(最大構成) 17.
メモ、注意および警告 システムの概要 Dell™ PowerEdge™ SC430 システム ユーザーズガイド 正面パネルの機能 背面パネルのコンポーネント システムの機能 サポートされるオペレーティングシステム 電源保護装置 その他の情報 テクニカルサポートの利用法 本項では、ご使用のシステムの主要なハードウェアとソフトウェアの機能、およびシステムの正面パネルと背面パネルにあるインジケータについて説明します。また、システムをセットアップする際に必要 なその他のマニュアルの情報や、テクニカルサポートへの連絡方法についても説明します。 正面パネルの機能 図 1-1 に、システムの正面パネルに装備された機能とインジケータを示します。 表 1-1 では、正面パネルのボタンとインジケータについて説明します。インジケータコードについての説明は、『インスト ール&トラブルシューティング』を参照してください。 図1-1 正 面パ ネ ル の機 能およびインジケータ 表1-1 正 面パネルのボタンおよびインジケータ ボタン / イ ン ジ ケ ー タ 説明 電源ボタン システムの電源を切ったり入れたりします。
図1-2 背 面パネルのコンポーネント 図1-3 NIC インジケータ 表1-2 NIC インジケータ インジケー タ 通 常の動 作 エ ラ ー の状態 リンク 緑色の点灯は 10 Mbps でネットワークに接続していることを示します。 消灯状態は NIC がネットワークへの物理的な接続を検出していないことを示します。 橙色の点灯は 100 Mbps でネットワークに接続していることを示します。 黄色の点灯は 1 Gb/ 秒(1000 Mbps)でネットワークに接続していることを示しま す。 動作 黄色の点滅または点灯は、NIC がネットワークデータを送信または受信していることを 動作インジケータとリンクインジケータが同時に消灯している場合、NIC はネットワークに接続し 示します。 ていません。 メ モ: セットアップユーティリティで NIC が無効に設定されている場合、ネットワークの接続に問題がなくても、動作インジケータとリンクインジケータはどちらも消灯します。 システムの機能 ご使用のシステムには、次の機能が装備されています。 l 次のいずれかのプロセッサ。 ¡ クロック速
チドライブベイ× 2 メ モ: DVD デバイスはデータ専用です。 l 次のディスクボリュームタイプをサポート:シンプル、スパン、ストライプ(RAID-0)、ミラー(RAID-1) l USB 2.
l システムに付属の CD には、システムの設定と管理に使用するマニュアルやツールが収録されています。 l システム管理ソフトウェアのマニュアルでは、システム管理ソフトウェアの機能、動作要件、インストール、および基本操作について説明しています。 l オペレーティングシステムのマニュアルでは、オペレーティングシステムソフトウェアのインストール手順(必要な場合)や設定方法、および使い方について説明しています。 l システムとは別に購入したコンポーネントのマニュアルでは、購入したオプション装置の取り付けや設定について説明しています。 l システム、ソフトウェア、またはマニュアルの変更に関して説明するアップデート情報がシステムに付属している場合があります。 メ モ: アップデートには他の文書の内容を差し替える情報が含まれている場合がよくありますので、support.dell.
メモ、注意および警告 セットアップユーティリティの使い方 Dell™ PowerEdge™ SC430 システム ユーザーズガイド セットアップユーティリティの起動 セットアップユーティリティの終了 セットアップユーティリティのオプション パスワード機能 システムのセットアップを完了したら、セットアップユーティリティを起動して、システム設定およびオプション設定を確認します。表示された情報を将来の参考のために記録しておきます。 セットアップユーティリティは、次のような場合に使用します。 l ハードウェアを追加、変更、または取り外した後に、NVRAM に保存されたシステム設定を変更する。 l 時刻や日付などのユーザーが選択可能なオプションを設定または変更する。 l 内蔵デバイスを有効または無効にする。 l 取り付けたハードウェアと設定との間の不一致を修正する。 セットアップユーティリティの起動 1. システムの電源を入れるか、再起動します。 2.
l Remain in Setup(セットアップを続行) l Save/Exit(変更を保存して終了) l Discard/Exit(変更を破棄して終了) セットアップユーティリティのオプション Main 画面 図 2-1 に Main 画面の例を示します。 図2-1 セットアップユーティリティの Main 画面 表 2-2 から表 2-9 には、セットアップユーティリティの Main 画面に表示される各グループの情報フィールドのオプションとその説明を示します。 メ モ: 必要に応じて、セットアップユーティリティのデフォルト設定をそれぞれのオプションの下に示します。 表2-2 システム オプション オプション 説明 System Info シ ス テ ム名、BIOS の バ ー ジ ョ ン番号、BIOS の日 付、サービスタグ、エ ク ス プ レ ス サ ー ビ ス コ ー ド、および管 理タ グを表示します。 Processor Info システムに搭載されたプロセッサについて、次の情報を表示します。種 類、ク ロ ッ ク速 度、バ ス速 度、キ ャ ッ シ ュ サ イ ズ、
メ モ: ディスケットドライブはオプションなので、お使いのシステムには取り付けられていない場合もあります。 ハードドライブ、CD ドライブ、DVD ドライブなどの ATA または SATA デバイスを有効または無効にします。Off では、インタフェースを無効にして、デバイスが使用できなくなり ます。On では、インタフェースを有効にして、デバイスが使用できるようになります。 Drive (0-5) (デフォルトは On) コ ン ト ロ ー ラタイプ(ATA または SATA)、ドライブのポ ー ト番号、ド ラ イ ブ ID 番号、容 量、ドライブが BIOS でコントロールされているかどうか、および リ ン ク速 度 を表示し ます。 メ モ: ドライブ 0、1、2、3 は SATA ドライブ用に、ドライブ 4 と 5 は ATA ドライブ用に予約されています。 システムの起動時に内蔵ハードドライブのエラーを報告するかどうか決めます。Off ではエラーは報告されません。On ではエラーが報告されます。 SMART Reporting (デフォルトは Off) 表2-4 内 蔵デバイスのオプション
す。Admin パスワードを入力すると、セットアップのロックが一時的に解除されます。 セットアップユーティリティのパスワードセキュリティ機能の現在のステータスを表示し、新しい Admin パスワードの確認と設定ができます。 Admin Password (デフォルトは Not Set) メ モ: セットアップパスワードの設定、および既存のセットアップパスワードの使用または変更の手順については、「Admin パスワードの使用」を参照してください。 システムのパスワードセキュリティ機能の現在のステータスを表示し、新しいシステムパスワードの確認と設定ができます。 System Password (デフォルトは Not Set) メ モ: システムパスワードの設定、および既存のシステムパスワードの使用または変更の手順については、「システムパスワードの使い方」を参照してください。 Password Changes シ ス テ ムパスワードと Admin パスワードの相互関係を決めます。Locked では、有効なシ ス テ ムパスワードを持つユーザーによるシ ス テ ムパスワードの変更が禁止されま す。Unl
サインオン画面でセ ッ ト ア ッ プユーティリティを起動するためのキー操作、およびク イ ッ ク ブ ー ト機能を使用するためのキー操作を表示するかどうかを選択します。Setup & Boot Menu を選択すると、両方のメッセージ(F2=Setup および F12=Boot Menu)が表示されます。Setup を選択すると、セットアップメッセージ(F2=Setup)だけが (デフォルトは Setup 表示されます。Boot Menu を選択すると、ク イ ッ ク ブ ー ト メッセージ(F12=Boot Menu)だけが表示されます。None に設定すると、どちらのメッセージも表示されませ ん。 and Boot Menu) POST Hotkeys Keyboard Errors (デフォルトは Report) Report に設定すると、POST 実行時にエラーが検出された場合、BIOS によってエラーメッセージが表示され、続行するには を、セットアップユーティリティを起動す るには を押すように求められます。 Do Not Report に設定すると、POST 実行時にエ
システムを保 護するためのシステムパスワードの使い方 メ モ: Admin パスワードを設定している場合(「Admin パスワードの使用」を参照)、システムは Admin パスワードをシステムパスワードの代用として受け付けます。 システムを使用するには、次の手順を実行します。 1. システムの電源を入れるか、 を押してシステムを再起動します。 2.
2. このフィールドに新しい Admin パスワードを入力します。 パスワードは半角の英数字で 32 文字まで入力できます。いずれかの文字キー(またはブランクスペースとしてスペースキー)を押すと、フィールドには文字の代わりにプレースホルダが表示さ れます。 パスワードの設定では、大文字と小文字は区別されません。ただし無効なキーの組み合わせもあります。そのような組み合わせで入力すると、ビープ音が鳴ります。入力したパスワード を訂正するには、 または左矢印キーを押して文字を消去します。 メ モ: システムパスワードの設定を途中で中止したい場合は、手順 5 を終了する前に を押して別のフィールドに移動するか を押します。 3. を押します。 4. パスワードを確認するために、もう一度同じパスワードを入力して、 を押します。 Admin Password の設定表示が Set に変わります。 5.
『インストール&トラブルシューティング』を参照してください。 メモ、注意および警告
メモ、注意および警告 用語集 Dell™ PowerEdge™ SC430 システム ユーザーズガイド 本項ではシステムマニュアルで使用される技術用語、略語の意味を示します。 A ― Ampere (アンペア)の略語。 AC ― Alternating current (交流電流)の略語。 ACPI ― Advanced Configuration and Power Interface の略語。オペレーティングシステムで設定と電力管理を実行するための標準インタフェースです。 ANSI ― American National Standards Institute (米国規格協会)。米国の主要技術標準開発機関です。 ASCII ― American Standard Code for Information Interchange (情報交換用米国標準コード)。 BIOS ― Basic input/output system (基本入出力システム)。システムの BIOS は、フラッシュメモリチップに格納された複数のプログラムから成ります。BIOS は、次の事項を制御します。 l l プロセッサと周辺機
IP ― Internet Protocol (インターネットプロトコル)の略語。 IPX ― Internet package exchange (インターネットパケット交換)の略語。 IRQ ― Interrupt request (割り込み要求)の略語。周辺機器がデータを送信または受信しようとする場合、必要な処理をプロセッサに要求する信号が IRQ 信号線を介して送られます。コンピュ ータに接続する各周辺機器には IRQ 番号を割り当てる必要があります。2 つの機器が同じ IRQ 番号を共有することはできますが、両方の機器を同時に動作させることはできません。 K ― Kilo (キロ)の略語。1,000 を表します。 Kb ― Kilobit (キロビット)の略語。1 Kb = 1024 ビット。 KB ― Kilobyte (キロバイト)の略語。1 KB = 1024 バイト。 Kbps ― Kilobits per second (1 秒あたりのキロビット数)の略語。 KBps ― Kilobytes per second (1 秒あたりのキロバイト数)の略語。 kg ― kilogram (キログ
rpm ― Revolutions per minute (1 分あたりの回転数)の略語。 RTC ― Real-time clock (リアルタイムクロック)の略語。 SATA ― Serial Advanced Technology Attachment の略語。システム基板とストレージデバイス間の標準インタフェースです。 SCSI ― Small computer system interface の略語。通常のポートよりも速いデータ転送レートを持つ I/O バスインタフェース。 SDRAM ― Synchronous dynamic random-access memory (同期ダイナミックランダムアクセスメモリ)の略語。 sec ― Second(秒)の略語。 SMART ― Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology(システムの自己監視分析および報告テクノロジ)の略語。システム BIOS にエラーや障害があった場合に、ハードドライ ブが報告し、画面にエラーメッセージを表示するための技術です。 SMP ― Symmetric multipro
ストライピング ― 3 台以上のハードディスクドライブを並べて 1 台のディスクドライブのように使用し(これをディスクアレイといいます)、データを各ディスクに分割して読み書きの速度を向上させる 技法です。ストライピングに使用される各ディスク内のスペース(ストライプ)は、各ディスクとも同じ容量です。仮想ディスクでは、ディスクアレイ内の一組のディスクのセットに対して複数のストライプを 設定することもできます。「ガーディング」、「ミラーリング」、「RAID」も参照してください。 スパニング ― ディスクボリュームをスパニング、つまり連結して、複数のディスク上の未割り当てスペースを単一の論理ボリュームにまとめる技法。複数ディスクを装備したシステム上のすべてのデ ィスク容量およびすべてのドライブ文字をより効率的に使用できます。 セ ッ ト ア ッ プ ユ ー テ ィ リ テ ィ ― コンピュータのハードウェア構成やパスワード保護などの機能を設定して、システムの動作をカスタマイズするための BIOS プログラム。セットアップユーティリティは NVRAM に保存されるため、設定は再度変更しない限り有効に維持されます。 タ
診断プ ロ グ ラ ム ― システム用の総合テストセット。 読み取り専用フ ァ イ ル ― 読み取り専用ファイルとは、編集や削除が禁止されているファイルのことをいいます。 起 動ル ー チ ン ― システム起動時に、すべてのメモリのクリア、デバイスの初期化、およびオペレーティングシステムのロードを行うプログラム。オペレーティングシステムが正常に応答する場合は、 を押して再起動できます。これを「ウォームブート」といいます。ウォームブートできない場合は、リセットボタンを押すか、システムの電源をいったん切ってから入れ直して再起 動します。 起 動 用デ ィ ス ケ ッ ト ― ハードドライブから起動できない場合に、オペレーティングシステムの起動に使用します。 メモ、注意および警告