Dell EMC PowerStore PowerStore X モデルのネットワーキング ガイド バージョン 2.x 6 月 2021 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ©2020 ～2021 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.（不許複製・禁無断転載）Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 関連資料.........................................................................................................................................5 章 1: 概要........................................................................................................................................ 6 PowerStore X モデルアプライアンスの概要................................................................................................................. 6 サポートされるスイッチ...................................................................
章 8: PowerStore X モデルアプライアンスの初期構成........................................................................ 42 初期構成ウィザード..........................................................................................................................................................42 記入済み初期構成ワークシートの取得........................................................................................................................ 43 付録 A: 複数のポートにまたがって実行するようストレージ ネットワークを拡張する..............................47 ストレージ ネットワークの拡張.......
前書き 改善努力の一環として、ソフトウェアおよびハードウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。本書で説明されている機 能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアの一部のバージョンによってサポートされていないものがあります。 製品のリリース ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載されています。製品が正常に機能しない、またはこのマニュアル の説明どおりに動作しない場合には、サービス プロバイダーにお問い合わせください。 問い合わせ先 サポート情報、製品情報、ライセンス情報は、次の場所で入手できます。 ● ［製品情報］ 製品および機能のドキュメントまたはリリース ノートについては、https://www.dell.com/powerstoredocs で［PowerStore Documentation］ページを参照してください。 ● ［のトラブルシューティング］ 製品、ソフトウェア アップデート、ライセンス、サービスの詳細については、https://www.dell.
1 概要 この章には、次の情報が含まれています。 トピック： • • PowerStore X モデルアプライアンスの概要 サポートされるスイッチ PowerStore X モデルアプライアンスの概要 PowerStore X モデルは、システムにインストールされているハイパーバイザーを使用して、ブロック（SAN のみ）と vVol のワー クロードをサポートします。システム ソフトウェアはハイパーバイザー上に導入され、これにより、仮想マシン（VM）とお客様 のアプリケーションをハードウェア内に導入することが可能になります。 PowerStore X モデルモデル番号： ● ● ● ● ● 1000X 3000X 5000X 7000X 9000X メモ: ファイル（ネットワーク接続型ストレージ（NAS））サービスは、このモデルではサポートされません。ファイル サービ スは PowerStore T モデルアプライアンスでサポートされています。 関連ドキュメント このドキュメントを一読することに加え、スイッチとネットワークを構成する前に以下のガイドも読んでおく必要があります。 ● PowerStor
表 1. PowerSwitch ドキュメントのリソース ドキュメント 参照 場所 Dell EMC PowerSwitch S4100PowerSwitch のサイト準備要件に加え、ラッ Dell EMC S4148F-ON および S4148T-ON スイッチ ON シリーズ インストール ガイ ク マウントおよびデスク マウント、モジュ については、次の場所にある［Dell EMC ド ールの挿入、電源への接続の詳しい手順。 PoweSwitch S4148 ON/S4148T-ON/S4148FE-ON のドキュメント］ページにアクセスしてくださ S5200F-ON シリーズ インスト い。 ール ガイド OS10 Enterprise Edition ユーザー オペレーティング システムのインストール ガイド し、スイッチへのリモート アクセス、スイ ッチ コマンドの実行に必要な手順が記載さ れています。 https://www.dell.
2 スイッチとネットワークを構成するための準備 この章では、次の情報について説明します。 トピック： PowerStore X モデルネットワーク セットアップ準備ワークシート 初期構成ワークシート • • PowerStore X モデルネットワーク セットアップ準備ワー クシート ネットワーク管理者と協力して、ネットワーク セットアップ準備ワークシートを完成させ、スイッチを構成するために必要な情報 を予約します。 ネットワーク管理者と協力して、ネットワーク セットアップの準備ワークシートを完成させながら、初期構成ワークシートも完成 させることをお勧めします。 Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON スイッチ用ネットワーク セットアップ準備ワークシートの記入例については、 PowerStore X モデルネットワークセットアップ準備ワークシートの記入例を参照してください。 表 2. PowerStore X モデルネットワーク セットアップ準備ワークシート（未記入） ステ ップ 手順の詳細 1.
表 2. PowerStore X モデルネットワーク セットアップ準備ワークシート（未記入） （続き） ステ ップ 手順の詳細 6. 本番環境で使用される VLAN ID を記録します。 注 ストレージ ネットワーク（タグ付き） vMotion（タグ付き） 内部（タグなし） 7. 次のスイッチを構成するために必要な IP アドレスを予約して記録します。 スイッチ 1 の管理 IP アドレス スイッチ 2 の管理 IP アドレス デフォルト ゲートウェイ NTP サーバー 8.
表 2. PowerStore X モデルネットワーク セットアップ準備ワークシート（未記入） （続き） ステ ップ 手順の詳細 注 1. MC LAG を使用しない L2 アップリンク用のポート チャ ネル ID 2. MC LAG を使用しない L2 アップリンク用のポート チャ ネル ID 13. ベスト プラクティスとして、ToR スイッチにスパニング ツリー プロトコルを追加することをお勧めします。各スイッチ に設定するスパニング ツリー プロトコルを記録します。 ToR スイッチ 1 用スパニング ツリー プロトコル ToR スイッチ 2 用スパニング ツリー プロトコル 14.
表 3.
表 3.
表 3.
3 PowerStore X モデル：ネットワーク構成要件 この章には、次の情報が含まれています。 トピック： トップオブラック（ToR）スイッチの接続のオプションと要件 PowerStore X モデルネットワーク PowerStore X モデルネットワーク VLAN のオプション ネットワーク構成用の IP アドレス • • • • トップオブラック（ToR）スイッチの接続のオプションと 要件 PowerStore には、トップオブラック（ToR）スイッチのペアへの接続が必要です。 このセクションでは、次の要件を説明します。 ● スイッチからスイッチへの（L2）接続 ● ノードから ToR スイッチへの接続 トップオブラック（ToR）ToR スイッチ（L2）の接続オプション 次のいずれかのオプションを使用して、2 つの ToR スイッチを接続します。 表 4. ToR スイッチと ToR スイッチの相互接続オプション スイッチ インターコネクト オ プション 推奨事項 1.
PowerStore Network Topology with Top of Rack Switches and MC-LAG Interconnect Upstream Switch 2 Upstream Switch 1 Port Channel Top of Rack Switch 1 Port 0 MC-LAG Interconnect Port 1 Top of Rack Switch 2 Port 1 Node A Port 0 Node B PowerStore T Appliance Legend: 10 Gb 1 Gb 図 1.
メモ: 高信頼性の高速アップリンクのポートの場所は、スイッチのベンダーやモデルに応じて変わる場合があります。 MC-LAG は、独立した複数のトップオブラック（ToR）スイッチを結合して、単一の仮想シャーシにするスイッチ インターコネク ト技術です。MC-LAG を使用すると、複数のシャーシにわたるリンク アグリゲーション（LAG）ポート グループが実現され、LAG 接続の耐障害性が向上します。さらに、MC-LAG により、スイッチ間のトラフィックが、使用可能な接続の帯域幅全体を使用でき るようになります。ループを防止するために一部のリンクを無効にするスパニング ツリー プロトコル（STP）は使用されません。 MC-LAG は、このテクノロジーの一般的な名称ですが、一部のベンダーは、独自の用語を使用して MC-LAG 接続を定義していま す。 表 5.
PowerStore Network Topology with a no MC-LAG interconnect Upstream Switch 2 Upstream Switch 1 Port Channels Top of Rack Switch 1 Port 0 Top of Rack Switch 2 Port 1 Port 1 Node A Port 0 Node B PowerStore T Appliance Legend: 10 Gb 1 Gb 図 2.
メモ: 高信頼性の高速アップリンクのポートの場所は、スイッチのベンダーやモデルに応じて変わる場合があります。 非 MC LAG L2 接続には、高速の冗長接続が必要です。 ノードとトップオブラック（ToR）スイッチの接続 トップオブラック（ToR）スイッチとともに導入する場合、各ベース エンクロージャ アプライアンス ノードで、NIC およびスイッ チ レベルで冗長性を実現するため、各 ToR スイッチに 1 つ以上の接続が設定されている必要があります。 図 3.
図 4. PowerStore X モデルネットワーク トラフィック 上の図のように、PowerStore X モデルインターフェイスが VLAN 経由で相互に通信できることを確認します。ネットワーク ベンダ ーのドキュメントを参照して、適切な L2 トラフィックや L3 トラフィックがすべて、PowerStore X モデルが使用しているすべての ネットワーク用に正しくルーティングされているようにします。 表 6.
PowerStore X モデルネットワーク VLAN のオプション 次の表は、PowerStore X モデルアプライアンス内にサンプル VLAN ID がある、異なるタイプのネットワークの例を示します。 表 7. PowerStore X モデル VLAN 構成 サンプル VLAN ID ネットワーク VLAN ポート サブネットの例 1 リモート検出（ネイティブ VLAN を介して実行） タグなし 169.254.x.x/16 100 管理 タグ付け済み y.y.y.y/24 200 ストレージ タグ付け済み y.y.x.y/24 400 vMotion タグ付け済み y.y.a.
表 8.
4 Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON ス イッチを使用した構成 この章には、次の情報が含まれています。 トピック： Dell EMC PowerSwitch Series S4148-ON スイッチを使用した構成の概要 記入済みネットワーク セットアップ準備ワークシートを取得する スイッチとのターミナル セッションの確立 スイッチのバージョンとライセンスの検証 トップオブラック（ToR）スイッチでの一般設定の構成 スイッチでの PowerStore X モデルネットワーク VLAN の構成 仮想リンクトランキング インターコネクト（VLTi）の構成 トップオブラック（ToR）スイッチのアップリンク ポートの構成 • • • • • • • • Dell EMC PowerSwitch Series S4148-ON スイッチを使 用した構成の概要 本書では、単一のベース エンクロージャを搭載した 1 台のアプライアンスで構成される単一クラスターの PowerStore X モデル用 に Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON トップオブラ
表 9. ネットワーク セットアップ準備ワークシート（記入済み） （続き） ステ ップ 手順の詳細 注 ● ノード A のポート 0、ノード B のポート 0 は、反対側のスイッチに接続する必要があります。 ● ノード A のポート 1、ノード B のポート 1 は、反対側のスイッチに接続する必要があります。 次のポートに接続する ToR スイッチ ポートを記録します。 ノード A、ポート 0 ［ToR 1 のポート 1 ］ ノード A、ポート 1 ［ToR 2 のポート 1 ］ ノード B、ポート 0 ［ToR 2 のポート 54］ ノード B、ポート 1 ［ToR 1 のポート 54 ］ 3. スイッチの構成中に検出に使用するスイッチ ポートを記 録します。 ［ポート 13 ］ 4. システム管理に使用される VLAN ID を記録します。 5. 6. 7.
表 9. ネットワーク セットアップ準備ワークシート（記入済み） （続き） ステ ップ 手順の詳細 スイッチ 2 の VLT 優先度 10 11. 注 ［8,192］ アップリンクへの接続に使用される、ToR スイッチのポートを記録します。 アップリンク A から ToR 1 へ ［ポート 29］ アップリンク B から ToR 1 へ ［ポート 30］ アップリンク A から ToR 2 へ ［ポート 29］ アップリンク B から ToR 2 へ ［ポート 30］ ToR スイッチとアップリンクの接続に使用されるポート チャネル ID を記録します。 MC-LAG を使用して導入している場合は、アップリンク用 ［ポート チャネル 30］ のポート チャネル ID を入力します。 MC-LAG に必要なポート チャネル ID は 1 つのみです。 または、MC LAG を使用しない L2 アップリンクに必要なアップリンクポート チャネル ID を記録します。 MC LAG 接続のない L2 アップリンクには、2 つのポート チャネル ID が必要です。 1.
Serial Console Port Management Port 3. コンピューターで、PuTTY などのターミナル エミュレーター プログラムを開きます。 4. 次の設定を使用して、ターミナル エミュレーター プログラムでシリアル接続を設定します。 表 10. シリアル接続設定 設定 Value 速度（ボー） 115200（micro-USB ポートの場合は 9600） データ ビット 8 ストップ ビット 1 同等 なし フロー制御 なし 5. ターミナル エミュレータ プログラムを使用してスイッチに接続します。 6. スイッチのログイン認証情報を入力します。デフォルトのユーザー名とパスワードは次のとおりです。 ● ユーザー名：admin ● パスワード：admin 7. グローバル構成モードを有効にします。 configure terminal 8.
コマンド show license status を実行して、インストールされたライセンスを表示します。License Type:フィールドの 値が PERPETUAL となっている必要があります。評価版ライセンスがインストールされている場合は、Dell EMC から購入した ライセンスを Dell Digital Locker（www.dell.
no ip address dhcp ip address 100.0.100.10/24 メモ: Switch2 の構成時には必ず、別の IP アドレスを使用してください。このドキュメントでは、Switch2 の例で 100.0.100.11/24 を使用しています。 6. スイッチの管理ルート（デフォルト ゲートウェイ）を構成します。 management route 0.0.0.0/0 100.0.100.1 7. スイッチの NTP サーバーを構成します。 ntp server 100.0.100.200 8. Rapid Spanning Tree Protocol（RSTP）をスイッチで有効にします。 spanning-tree mode rstp 9.
2. グローバル構成モードを有効にします。 configure terminal 3. 内部ネットワークを作成します。 interface vlan 1 description Internal_Network no shutdown exit 4. 管理 VLAN を作成します。 interface vlan 100 description Management_Network no shutdown exit 5. ストレージ VLAN を作成します。 interface vlan 200 description Storage_Network no shutdown exit 6. vMotion VLAN を作成します。 interface vlan 400 description vMotion_Network no shutdown exit 7.
1. 1 台目の ToR スイッチ（Switch1）とのターミナル セッションを確立します。 2. グローバル構成モードを有効にします。 configure terminal 3. Switch1 の VLTi に使用される 100 GbE ポートで L2 モードを無効にします。 interface range ethernet 1/1/25-1/1/26 description vlti no switchport exit 4. 新しい VLTi ドメインを作成し、検出インターフェイスとして 100 GbE ポートを選択します。 vlt-domain 1 discovery-interface ethernet 1/1/25-1/1/26 ● vlt-domain とポート番号は、両方のスイッチで同じである必要があります。 ● ポート 25 と 26 は両方とも、Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON スイッチの 100 GbE ポートです。その他のスイッチ では、異なるポート番号が 100 GbE ポートに割り当てられている場合があります。 5.
表 11. VLTi 構成ステップのコード サンプル Switch1 primary-priority 1 vlt-mac 00:00:00:00:00:01 Switch2 primary-priority 8192 vlt-mac 00:00:00:00:00:01 インターコネクト用に VLTi を構成したら、VLTi 接続用にポート インターフェイスを構成する必要があります。 お客様のネットワークへのアップリンクを有効化している場合は、PowerStore X モデル用の VLTi 構成には、ポート チャネルをア ップリンク ポート用に構成してループを回避する必要があることを理解しておくと便利です。 PowerStore X モデルノード接続用のポート インターフェイスの構成 PowerStore X モデルノードと ToR スイッチの間のポート インターフェイスを構成します。 1. 最初の ToR スイッチ（Switch1）とのターミナル接続を確立します。 2. グローバル構成モードを有効にします。 configure terminal 3.
表 12.
5. NVRAM に構成をコミットします。 copy running-configuration startup-configuration 6.
5 PowerStore X モデル：アプライアンスとスイッ チのケーブル接続 この章では、次の情報について説明します。 トピック： ToR スイッチとベース エンクロージャのケーブル接続 ToR スイッチの相互ケーブル接続 コア アップリンクとトップオブラック スイッチのケーブル接続 • • • ToR スイッチとベース エンクロージャのケーブル接続 各ノードをトップオブラック（ToR）スイッチにケーブル接続します。 2 4 1 3 図 5. ToR スイッチとベース エンクロージャの接続 図に示すように、ノードを ToR スイッチにケーブル接続する場合は、次の手順に従います。 ● 同じノード上のポート 0 とポート 1 は、反対側のスイッチに接続する必要があります。 ● ノード A のポート 0、ノード B のポート 0 は、反対側のスイッチに接続する必要があります。 ● ノード A のポート 1、ノード B のポート 1 は、反対側のスイッチに接続する必要があります。 表 13.
表 13. スイッチにケーブル接続する手順 （続き） 4 上部ノード（B）のポート 0 を上部スイッチ（2）のポート 54 に接続します。 ToR スイッチの相互ケーブル接続 VLT を使用する PowerStore デュアル スイッチの導入では、2 台のトップオブラック（ToR）スイッチをケーブル接続する必要があ ります。 1 2 図 6. スイッチ間の接続 100Gbps ダイレクト アタッチ ケーブル（DAC）など、高速ポート間の接続をサポートする 2 本のケーブルを使用します。 次に示すように、上部スイッチと下部スイッチのペアに同じポート番号を使用することをお勧めします。 表 14.
Core uplinks Uplink A 1 Uplink B 3 4 2 図 7. コア アップリンクへの Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON ToR スイッチの接続 表 15.
6 スイッチとネットワークの構成の検証 この章では、次の情報について説明します。 トピック： • • トップオブラック（ToR）スイッチでの構成の確認 PowerStore のネットワーク確認ツール トップオブラック（ToR）スイッチでの構成の確認 Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON ToR スイッチを構成してケーブル接続したら、PowerStore X モデルモデルの導入を検出 する前に構成を検証します。 1. スイッチとのターミナルセッションを確立します。 2. インターフェイスのステータスを確認します。 show interface status | grep up Port Eth 1/1/1 Eth 1/1/13 Eth 1/1/25 Eth 1/1/26 Eth 1/1/29 Eth 1/1/30 Eth 1/1/54 Description Node-A-Port-0 discoveryWork..
4094 T Po30 T Po1000 Inactive 5.
VLT VLAN mismatch: No mismatch 9. VLT ポート構成を確認します。 show vlt vlt-port-detail vlt-port-channel ID : 30 VLT Unit ID Port-Channel Status Configured ports Active ports ------------------------------------------------------------------------------1 port-channel30 up 2 2 * 2 port-channel30 up 2 2 10.
7 PowerStore アプライアンスの検出 ネットワークを構成し、アプライアンスの設置が完了したら、PowerStore アプライアンスを検出し、初期構成プロセスを開始する ことができます。 トピック： • • 直接接続を使用した検出 リモート接続を使用した検出 直接接続を使用した検出 これは推奨手順です。ベース エンクロージャが取り付けられているデータ センターまたはラボに自分が実際に入っている必要が あります。 ● （オプション）PowerStore ネットワーク確認ツール（NVT）をダウンロードして実行し、ネットワークが正しく構成されている ことを確認します。NVT は Dell EMC Central Solutions（https://psapps.emc.com/central/solutions）からダウンロードできます。 ● お使いのワークステーションのネットワーク アダプターが次のように構成されていることを確認します。 ○ ノード A の PowerStore サービス ポートに直接接続されている。 ○ サービス LAN ネットワーク（128.221.1.
Node Network B A 図 9. PowerStore X モデルリモート検出の接続性 以下の 2 つの検出方法から選択できます。 ● 検出ツールを使用したリモート検出 ● 固定 IP アドレスを使用したリモート検出 検出ツールを使用したリモート検出 169.254. xx/16 の IP アドレスをアドバタイズする検出ツールを使用して、PowerStore を検出できます。 ● （オプション）PowerStore のネットワーク確認ツール（NVT）をダウンロードして実行し、ネットワークが正しく構成されてい ることを確認します。NVT は、Dell EMC Central Solutions（https://psapps.emc.
○ PowerStore 管理ネットワーク接続と同じネイティブ/タグなしネットワークを使用する、2 個目のネットワーク アダプター を作成します。 ○ 169.254.0.x/16 サブネット セットアップで始まる IP アドレスが使用可能であり、2 個目のネットワーク アダプターの IP ア ドレスとして使用できるかどうかを確認します。このような IP アドレスが使用可能でない場合は、2 個目のネットワーク アダプターの IP アドレスを、ネットマスク 255.255.0.0 の 169.254.1.2 に設定します。また、ゲートウェイ アドレスを定義 しません。このアドレスは、（DHCP と固定 IP アドレスのどちらを使用するかにかかわらず）他のアドレスの範囲で上書き することはできません。 メモ: IP アドレスの重複を防止するには、設定した 169.254.x.x という IP アドレスを持つノートパソコンまたは仮想マシ ンが、同じネイティブ/タグなしネットワーク内に 1 台だけであることを確認します。 1.
8 PowerStore X モデルアプライアンスの初期構 成 この章では、次の情報について説明します。 トピック： • • 初期構成ウィザード 記入済み初期構成ワークシートの取得 初期構成ウィザード PowerStore X モデルアプライアンスを検出したら、 ［初期構成ウィザード］ （ICW）にリダイレクトされ、そこで PowerStore X モデ ルアプライアンスのネットワークを構成します。 ［初期構成ウィザード］ （ICW）は、PowerStore X モデルアプライアンスの初期構成に必要なネットワーク情報の入力を求めるプロ ンプトを表示します。 ICW を通じて実行している場合は、記入済みの初期構成ワークシートを参照してください。［初期構成ワークシート］には、 PowerStore X モデルアプライアンスの初期導入を完了するために必要なすべての情報を入力する必要があります。 ［ICW］に記入する際には、次の点に注意してください。 ● ［ログイン資格情報］ PowerStore に初めてログインするときには、デフォルトのユーザー名とパスワードを使用します。ただし、 ［初期構成ウィザー ド］
○ ポリシー ベースのストレージ管理 詳細については、PowerStore 仮想化インフラストラクチャ ガイドを参照してください。 PowerStore X モデルアプライアンスの初期構成が完了したら、追加のストレージ ネットワークの作成の説明に従ってストレージ ネットワークを追加できます。 記入済み初期構成ワークシートの取得 ［初期構成ウィザード］ （ICW）では、お使いの PowerStore X モデルアプライアンスの初期設定に必要なネットワーク情報を入力す るように求められます。次のワークシートに記載されているネットワーク リソースは、PowerStore X モデルネットワークの設定手 順で使用されます。 次のワークシートは、Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON のトップオブラック スイッチ上で構成されたリソースを使用して 記入されています。代替ネットワーク リソースを使用して環境を構成している場合は、初期構成ワークシートでこのガイドに記載 されている未記入のワークシートを完成させる必要があります。 さらに、以下の記入済み［初期構成ワークシート］に、クラスター用とし
表 16. 初期構成ワークシート（記入例） （続き） メモ: アプライアンスの耐障害性レベルは、 一度設定すると変更することはできません。 ［ネットワーク］ クラスターには、ネットワークのタイプごとに専用の IP アドレスのセットが必要です。 メモ: 管理、ストレージ、vMotion の各ネットワークの VLAN 情報はオプションであり、デフォルトでは 0 です。これは、ネ ットワーク トラフィックがタグ付けされておらず、ネイティブ VLAN がスイッチを介して適用されていることを示すために 使用されるマーカーです。セキュリティとパフォーマンスを向上させられるよう、ネットワークのタイプごとに一意の VLAN 情報を指定することをお勧めします。 単一の VLAN に導入する場合は、ネットワークのタイプごとに一意のサブネットを構成することをお勧めします。 ［クラスターの IP アドレス］ 192.168.1.
表 16. 初期構成ワークシート（記入例） （続き） 400 255.255.255.0/2 4 192.168.4.1 192.168.4.10～11 ［インフラストラクチャ サービス］ DNS サーバーと NTP サーバーの IP アドレスを記録します。DNS サーバーと NTP サーバーのそれぞれに少なくとも 2 個のアド レスを指定することをお勧めします。 ［DNS サーバー］ 100.0.100.200 100.0.100.201 ［NTP サーバー］ 100.0.100.200 100.0.100.
表 16.
A 複数のポートにまたがって実行するようストレ ージ ネットワークを拡張する 付録には、次の情報が含まれます。 トピック： • ストレージ ネットワークの拡張 ストレージ ネットワークの拡張 ある PowerStore X モデルアプライアンス上の複数のポートにまたがって実行するように、ストレージ ネットワークを拡張するこ とができます。 ストレージ ネットワークを拡張する手順を実行するには、次の情報が必要です。 メモ: 以下のネットワーク リソース例を使用して、このガイドで前述した、2 つの Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148 トッ プオブラック スイッチ上に構成されたストレージ ネットワークを拡張することができます。詳細については、Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON スイッチを使用した構成を参照してください。このガイドに記載されている同じストレージ ネットワークを構成しなかった場合は、サンプル リソースをお使いの環境に一致する値に置き換えてください。 表 17.
表 17. ストレージ ネットワーク リソース （続き） 例 ネットワーク リソース ノード A iSCSI ターゲット用、もう 1 つはノード B iSCSI ターゲッ ト用です。 表 18. PowerStore X モデルアプライアンスの Ethernet ポートから仮想ポートへのマッピング 4 ポート カードの Ethernet ポート 仮想ポート vSphere ポート グループ アップリンク ポート 0 vFEPort2 PG_Storage_TGT2 アップリンク 2 ポート 1 vFEPort1 PG_Storage_TGT1 アップリンク 1 ポート 2 vFEPort6 PG_Storage_TGT4 アップリンク 4 ポート 3 vFEPort3 PG_Storage_TGT3 アップリンク 3 次の手順を実行して追加のポートを構成し、PowerStore X モデルアプライアンスで構成したストレージ ネットワークを拡張しま す。 1. ストレージ ネットワークの拡張用としてノードをスイッチにケーブル接続する。 2.
2 1 図 10. 追加ポートのケーブル接続 1. 下部ノード（A）のポート 2 を下部スイッチ（1）のポート 2 に接続します。 2. 上部ノード（B）のポート 2 を上部スイッチ（2）のポート 53 に接続します。 ToR スイッチでの VLAN の構成 次の手順は、2 つの Dell PowerSwitch シリーズ S4148 トップオブラック（ToR）スイッチでの VLAN の構成例を示しています。 次の手順を実行する前または後で、PowerStore X モデルアプライアンス ノードをスイッチにケーブル接続することができます。手 順については、「ノードを ToR スイッチにケーブル接続する」を参照してください。 ストレージ ネットワークが作成された VLAN に追加の ToR スイッチ ポートを既に設定している場合は、このステップをスキップ できます。 以下のリストについては、ストレージ ネットワーク リソースを参照してください。 ● ストレージ ネットワークを拡張するために必要なネットワーク リソース ● 次の手順で使用されるサンプル値 1.
表 19.
B 追加のストレージ ネットワークの作成 この付録では、次の情報について説明します。 トピック： • 新しいストレージ ネットワークの作成 新しいストレージ ネットワークの作成 4 ポート カードのポートあたり最大 8 つのネットワークを使用して、最大 32 のストレージ ネットワークを構成することができま す。 4 ポート カードの各ポートで、最大 8 台のストレージ ネットワークを構成します。 新しいストレージ ネットワークを作成する手順を実行するには、次の情報が必要です。 メモ: 以下のサンプル ネットワーク リソースは、Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON スイッチを使用した構成で説明さ れている元のストレージ ネットワークに対して構成された、2 台の Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148 のトップオブラック （ToR）スイッチで使用できます。このガイドで説明されている同じ Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148 ToR スイッチを使 用していない場合は、サンプル リソースを、お使いの環境に一致する値に置き換えてく
表 20. 新しいストレージ ネットワーク リソース （続き） 例 ネットワーク リソース グローバル ストレージ検出 IP アドレスの作成を選択した場合は、 少なくとも 7 個の IP アドレスが必要ですが、各アプライアンスに 9 個の IP アドレスを設定することを推奨します。 表 21. PowerStore X モデルアプライアンスの Ethernet ポートから仮想ポートへのマッピング 4 ポート カードの Ethernet ポート 仮想ポート vSphere ポート グループ アップリンク ポート 0 vFEPort2 PG_Storage_TGT2 アップリンク 2 ポート 1 vFEPort1 PG_Storage_TGT1 アップリンク 1 ポート 2 vFEPort6 PG_Storage_TGT4 アップリンク 4 ポート 3 vFEPort3 PG_Storage_TGT3 アップリンク 3 PowerStore X モデルアプライアンスで新しいストレージ ネットワークを作成するための追加ポートを構成するには、次の手順を実 行します。 1.
2 1 図 11. 追加ポートのケーブル接続 1. 下部ノード（A）のポート 2 を下部スイッチ（1）のポート 2 に接続します。 2. 上部ノード（B）のポート 2 を上部スイッチ（2）のポート 53 に接続します。 ToR スイッチでのストレージ ネットワークの構成 次の手順では、2 台の Dell PowerSwitch シリーズ S4148 のトップオブラック（ToR）スイッチにストレージ ネットワークを構成す る例を示します。 次の手順を実行する前または後で、PowerStore T モデルアプライアンス ノードをスイッチにケーブル接続することができます。手 順については、「ノードを ToR スイッチにケーブル接続する」を参照してください。 以下のリストについては、「新しいストレージ ネットワーク リソース」を参照してください。 ● 新しいストレージ ネットワークを追加するために必要なネットワーク リソース ● 次の手順で使用されるサンプル値 1. 1 台目の ToR スイッチ（スイッチ 1）に対するターミナル セッションを確立します。 2.
switchport trunk allowed vlan 210 no shutdown 5. ToR スイッチ 2 のポート 53 を使用して、手順 1 を繰り返します。 表 22.
C その他の Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON スイッチの設定操作 この付録には、次の情報が含まれています。 トピック： スイッチを出荷時設定にリセット Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON ToR スイッチの実行中の構成 • • スイッチを出荷時設定にリセット 必要に応じて、Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148 スイッチをデフォルトの工場出荷時設定にリセットすることができます。 メモ: スイッチをリセットすると、既存のすべての設定が失われ、スイッチを使用している場合はトラフィックが停止します。 Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148 スイッチが工場出荷時のデフォルト設定にリセットされると、次のようになります。 ● ● ● ● Telnet が無効になります。 SSH が有効になります。 DHCP が有効になります。 スイッチのデフォルトのユーザー名とパスワードはいずれも admin です。 メモ: 初回ログイン時に管理パスワードを変更することをお勧めします。 OS10# delete
表 23. ToR スイッチでの実行中の構成の例 Switch1 interface breakout 1/1/29 map 100g-1x interface breakout 1/1/30 map 100g-1x username admin password $6$q9QBeYjZ$jfxzVqGhkxX3smxJSH9DDz7/3OJc6m5w jF8nnLD7/VKx8SloIhp4NoGZs0I/ UNwh8WVuxwfd9q4pWIgNs5BKH. role sysadmin ntp server 100.0.10.
表 23.
表 23.
表 23.
表 23.
表 23.
