Dell EMC PowerStore 外部ストレージから PowerStore へのインポート ガ イド バージョン 2.x 6 月 2021 年 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ©2020 ～2021 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.（不許複製・禁無断転載）Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 関連資料.........................................................................................................................................6 章 1: はじめに..................................................................................................................................7 外部ストレージの PowerStore へのインポートの概要................................................................................................7 PowerStore への外部ストレージの無停止でのインポートの概要...............................................................
無停止でのインポートのワークフロー........................................................................................................................ 30 エージェントレス インポートのワークフロー............................................................................................................31 エージェント レスインポートのカットオーバー ワークフロー.............................................................................33 エージェントレス インポートのワークフローのキャンセル..................................................................................34 章 5: インポートの構成と管理..
サーバー ポート情報.........................................................................................................................................................62 ログ情報.............................................................................................................................................................................. 62 microhttpd ステータス....................................................................................................................................................
前書き 改善努力の一環として、ソフトウェアおよびハードウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。本書で説明されている機 能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアの一部のバージョンによってサポートされていないものがあります。 製品のリリース ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載されています。製品が正常に機能しない、またはこのマニュアル の説明どおりに動作しない場合には、サービス プロバイダーにお問い合わせください。 問い合わせ先 サポート情報、製品情報、ライセンス情報は、次の場所で入手できます。 ● ［製品情報］ 製品および機能のドキュメントまたはリリース ノートについては、https://www.dell.com/powerstoredocs で［PowerStore Documentation］ページを参照してください。 ● ［のトラブルシューティング］ 製品、ソフトウェア アップデート、ライセンス、サービスの詳細については、https://www.dell.
1 はじめに このドキュメントでは、外部ストレージから PowerStore にデータをインポートする方法について説明します。SAN/ブロック イン ポートのみが含まれます。NAS/ファイル インポートは含まれません。 この章では、次の情報について説明します。 トピック： • • 外部ストレージの PowerStore へのインポートの概要 インポートのセキュリティ 外部ストレージの PowerStore へのインポートの概要 PowerStore では、従来のストレージ アプライアンスとオンボード コンピューティングの機能により、組み込み型ワークロードが 実行できます。PowerStore のユーザーは、大仰なビジネス計画を策定したり過度に複雑なことをしたりしなくても、ビジネス要件 の変化への迅速な対応、ニーズの変化に合わせた迅速なスケーリングができます。 外部ストレージの PowerStore へのインポートとは、次のいずれかの Dell EMC ストレージ プラットフォームから PowerStore クラ スターにデータをインポートする移行ソリューションです。 ● ● ● ● ● Dell Eq
インストールされている場合は、次の表に記載されている EQL HIT Kit のバージョンが、指定したホスト タイプにインストー ルされていることを確認します。テーブルにリストされているバージョンよりも古いバージョンの場合は、PowerStore へのイ ンポートをサポートするために、テーブルにリストされているバージョンにアップグレードする必要があります。 次の表は、ホスト OS、マルチパス ソフトウェア、ソースと PowerStore クラスターに対するホスト プロトコル、および無停止イ ンポート用ソース システムのタイプの、サポートされている組み合わせを示しています。Dell EMC XtremIO X1 および XtremIO X2 のシステムは、エージェントレスのインポートでのみサポートされているため、この表には記載されていません。 メモ: ソース システムで実行されている操作環境のバージョンが、次の表に記載されているものと一致しない場合は、エージ ェントレスのインポートを使用できます。サポートされているソース システムと、エージェントレスのインポートに必要な操 作環境のリストについては、サポートされ
表 1. ホスト OS、ホスト マルチパス ソフトウェア、ホスト プロトコル、ソース システムの、無停止でのインポート にサポートされる組み合わせ （続き） ホスト OS SUSE Linux Enterprise Server 12 ● Linux ネイティブ MPIO Service Pack 3 と ● DellEMC-PowerStoreImport-Plugin-for-Linux キ ット（バージョン 1.0） SUSE Linux Enterprise Server 15 Service Pack 1 ホストからストレージ プロトコル ホスト マルチパス ソフトウェ ア iSCSI FC ● Dell EqualLogic PS（10.0.3） ● Dell EMC Unity （5.0.2.0.5.009） または または ● Dell EMC Unity ● Dell EMC VNX2 （5.0.2.0.5.009） （5.33.021.5.256） または ● Dell EMC VNX2 （5.33.021.5.
4.
エージェントレス インポート処理の概要 ソース システムから PowerStore クラスターに外部ストレージをインポートする前は、ホスト I/O のアクティブ パスはソース シス テムへのパスになります。ホストは PowerStore クラスターに自動的に追加されないため、エージェントレス インポートをセット アップする前に手動で追加する必要があります。エージェントレス インポートのセットアップ中に、ソース システム上の指定さ れたボリュームと一致するボリュームが PowerStore クラスター上に作成されます。ただし、無停止でのインポートとは異なり、 ソース システムのボリュームまたはボリュームにアクセスするホスト アプリケーションを手動でシャットダウンし、ソース ボリ ュームをオフラインにしておく必要があります。 メモ: ホスト クラスターの場合、ソース LUN には SCSI の予約キーを割り当てることができます。インポートを成功させるに は、SCSI の予約を削除する必要があります。 エージェントレスのインポートを開始するには、デスティネーション ボリュームを手動で有効にし、ソース ボリュームでは
● インポートの再開：Resume は、インポート処理の状態が Paused の場合に実行できます。 ● インポートのキャンセル：ボリュームの場合は、インポート処理の状態が Queued, Scheduled、Ready To Enable Destination Volume、Ready to Start Copy、Copy In Progress、Paused、Ready for Cutover、または Cancel Required で、ボリュームにアクセスするホスト アプリケーションがシャットダウンしている場合にのみキャンセルを実行で きます。ボリューム グループの場合、インポート処理の状態が Queued、Scheduled、In Progress、Paused、Ready for Cutover、Cancel Required、Cancel Failed で、ボリュームにアクセスするホスト アプリケーションがシャットダウン している場合にのみキャンセルを実行できます。 ● デスティネーション ボリュームの有効化：インポート セッションの各デスティネーション ボリュームを有効にする前に、ソー ス ボ
2 インポートの要件と制限事項 この章では、次の情報について説明します。 トピック： • • • • • • • データのインポートのための一般要件 Dell EqualLogic PS Series 固有の要件 Dell Compellent SC Series 固有の要件 Dell EMC Unity 固有の要件 Dell EMC VNX2 Series に固有の要件 Dell EMC XtremIO XI および X2 固有の要件 インポートの一般的な制限事項 データのインポートのための一般要件 インポートを実行する前の PowerStore には、次の要件が適用されます。 ● PowerStore のグローバル ストレージ IP アドレスが構成されている必要があります。 ● PowerStore とそのノードが正常な状態であることを確認します。 すべてのソース プラットフォームに次の要件が適用されます。 ● PowerStore クラスターへのインポートを実行するには、ソースとその関連ホストに対する適切な権限が必要です。 ○ Windows ベースのシステムの場合、PowerStore クラスタ
● （無停止でのインポートの場合）インポート セッションの作成時に追加されるホスト用に選択されたポート番号に応じて、その ポートをファイアウォールで開放する必要があります。Windows および Linux 用に事前定義されたホスト ポートは次のとおり です。 ○ 8443（デフォルト） ○ 50443 ○ 55443 ○ 60443 VMware 用に事前定義されたホスト ポートは 5989 です。 Dell EqualLogic PS Series 固有の要件 （無停止でのインポートの場合）Dell EqualLogic Peer Storage（PS）Series のシステムでサポートされるホスト OS、ホスト マルチパ ス ソフトウェア、ホスト プロトコルの組み合わせについては、ホスト OS、ホスト マルチパス ソフトウェア、ホスト プロトコル、 ソース システムの、無停止でのインポートにサポートされる組み合わせ 、p.
メモ: Dell EMC VNX2 でサポートされている OE をコミットしてから、そのストレージ リソースのインポートを実行する必要 があります。 （エージェントレス インポートの場合）サポートされているソース システムのタイプと、エージェントレスのインポートに必要な 操作環境のバージョンについては、サポートされているソース システムとエージェントレスのインポートに必要な操作環境 、p. 10 を参照してください。 Dell EMC XtremIO XI および X2 固有の要件 （エージェントレス インポートの場合）サポートされているソース システムのタイプと、エージェントレスのインポートに必要な 操作環境のバージョンについては、サポートされているソース システムとエージェントレスのインポートに必要な操作環境 、p.
● PowerStore に追加された後のソースまたはホスト システムに、ホスト間でのボリュームの移動やソース システム ボリューム 容量のサイズ変更などの構成変更が加えられた場合は、影響を受けるすべてのシステムまたは関連するすべてのシステムを PowerStore Manager から更新する必要があります。 ● ソース システムと PowerStore クラスター間では、iSCSI 接続のみがサポートされています。 ● （無停止でのインポートの場合）SCSI-2 クラスターはサポートされていません。SCSI-3 永続予約（PR）クラスターのみがサポ ートされています。 ● 異機種混在ホスト クラスターはサポートされていません。 ● インポート中にボリュームのサイズを変更したり、クラスター構成でホスト ノードを追加または削除したりするなど、インポ ート中に構成の変更を行うことは、ソース システムと PowerStore のいずれであっても実行できません。次の構成変更は許可さ れますが、コンシステンシー グループのインポート中は、ソース システムと PowerStore のいずれでもサポートされません。 ○
ホストの一般的な制限事項 ホストには、次の制限事項が適用されます。 ● （無停止インポートの場合）特定の MPIO ハンドルを使用するようにアプリケーションを構成する必要があります。言い換えれ ば、ホスト アプリケーションは、EqualLogic MPIO とネイティブ MPIO のいずれかをアクティブに使用している必要がありま す。ホスト OS、ホスト マルチパス ソフトウェア、ホスト プロトコル、ソース システムの、無停止でのインポートにサポート される組み合わせ 、p.
● ボリュームをインポートする前に、/etc/fstab のマウント ポイント エントリーに"nofail"オプションを設定して、ホスト の再起動時に起動エラーが発生しないようにする必要があります。たとえば、次のように設定します。/dev/mapper/ 364842a249255967294824591aa6e1dac /mnt/364842a249255967294824591aa6e1dac ext3 acl,user_xattr,nofail 0 0 ● Dell Compellent SC ストレージで Oracle ASM を実行中の Linux ホストから PowerStore クラスターへのインポートが許可される のは、Oracle 構成が ASM ディスク グループの論理セクター サイズを使用している場合のみです。詳細については、Oracle ASM 論理ブロック長の設定 、p. 49 を参照してください。 ● インポートを成功させるには、blacklist というキーワードと中括弧を同じ行に表示する必要があります。例えば、/etc/ multipath.
3 ホスト プラグインのインストール（無停止での インポートのみ） この章では、次の情報について説明します。 トピック： • • • • Windows ベースのホストでのインポート用ホスト プラグインのインストール Linux ベースのホストでのインポート用ホスト プラグインのインストール ESXi ベースのホストでの Dell EqualLogic MEM Kit のインストール インポート用のホスト プラグインのアンインストール Windows ベースのホストでのインポート用ホスト プラグ インのインストール Windows ベースのホストでサポートされるソース システムと操作環境のリストについては、ホスト OS、ホスト マルチパス ソフト ウェア、ホスト プロトコル、ソース システムの、無停止でのインポートにサポートされる組み合わせ 、p.
メモ: .EXE 版のインストーラーを使用することをお勧めします。.MSI インストーラーのバージョンは、管理インストールを サポートするために提供されています。.MSI ファイルを使用するには、.MSI ファイルを使用したインストールの前提条件 、 p. 21 を参照してください。 Windows ベースのホストでインポート用ホスト プラグインをインスト ール 前提条件 以下の点を確認します。 ● サポートされているオペレーティング システムがホストで実行されている。ホスト OS、ホスト マルチパス ソフトウェア、ホ スト プロトコル、ソース システムの、無停止でのインポートにサポートされる組み合わせ 、p.
Windows ベースのホストでのインポート用ホスト プラグインのアップ グレード 前提条件 ホストで、該当するバージョンの Windows オペレーティング システムが実行されていることを確認します。ホスト OS、ホスト マ ルチパス ソフトウェア、ホスト プロトコル、ソース システムの、無停止でのインポートにサポートされる組み合わせ 、p. 8 を参 照してください。また、インポートに使用する管理 IP アドレスとそれに関連づけられているポート番号を把握しておきます。この ネットワーク構成情報を入力して、ホストがインポート用 PowerStore クラスターに追加されるようにする必要があります。 このタスクについて Windows 用 EQL HIT Kit ホスト プラグインをアップグレードするには、次の手順を実行します。 メモ: デフォルトでは、アップグレードは対話形式で実行されます。EQL HIT Kit のアップグレードをバックグラウンドで実行 するには、ホスト プラグイン アップデート パッケージをホストにダウンロードした後で、次のコマンドを入力します。 Setup64.
メモ: DellEMC-PowerStore-Import-Plugin-for-Linux 用キットをインストールする場合、ホストを再起動する必要はありません。 また、進行中の I/O の操作には影響しません。 Linux ベースのホストでインポート用ホスト プラグインをインストール 前提条件 ホストで次のことを確認します。 ● Open-iscsi（iscsid）がインストールされ、実行されている。 メモ: このプロセスは Fibre Channel 環境ではオプションです。 ● sg_utils パッケージがインストールされている。 ● DellEMC-PowerStore-Import-Plugin-for-Linux Kit の場合、multipathd が実行されている。 メモ: ホスト サーバー ポート番号、PowerStore クラスターへのアクセスに使用されるホスト iSCSI IP アドレス、ホスト管理 IP アドレスを把握しておきます。この情報は、ホスト プラグインのインストール時に指定する必要があります。 メモ: Dell Compellent SC ストレージで Oracle AS
例： #./minstall メモ: デフォルトでは、インストールは対話形式で実行されます。代わりにインストールをバックグラウンドで実行するに は、すべてのデフォルトを受け入れ、Dell EULA に同意して、ホスト プラグイン パッケージをホストにダウンロードして証 明書キーをインストールした後で、次のコマンドを入力します。 # .
例： #ls EULA install LICENSES packages README support welcome-to-HIT.pdf 5. ホスト プラグインをインストールします。 #.
メモ: MEM 機能のみを有効にするには、手順 1、2、6 のみを実行します。 手順 1. Dell EqualLogic MEM Kit の最新バージョンと関連するインストール ガイドを、Dell EqualLogic サポート サイト https:// eqlsupport.dell.com からダウンロードします。 ログインすると、キットと関連インストールガイドが、VMware 統合のためのダウンロードの下にあります。 2. install コマンドを実行します。 例： #esxcli software vib install -–depot /var/tmp/dell-eql-mem-esx6-.zip 以下のメッセージが表示されます。 Operation finished successfully. Reboot Required: true VIBs Installed: DellEMC_bootbank_dellemc-import-hostagent-provider_1.0-14112019.
このタスクについて メモ: アプリケーションの停止を回避するには、ホスト プラグインをインストールする前に、クラスターから ESXi ホストを移 動します。ホスト プラグインをインストールして再起動したら、ESXi ホストをクラスターに再参加させます。仮想マシンは、 インストール中のホストから移動され、インストール後に戻されます。また、再起動を複数回行わなくて済むようにするには、 Dell EqualLogic MEM Kit のインストールを計画し、他の OS 再起動タスクと組み合わせます。 サポートされている Dell EqualLogic MEM キット（ホスト OS、ホスト マルチパス ソフトウェア、ホスト プロトコル、ソース シス テムの、無停止でのインポートにサポートされる組み合わせ 、p. 8 を参照）をインストールするには、次の手順を実行します。 メモ: MEM 機能のみを有効にするには、手順 3 でインポートのプロンプトが表示されたときに no と応答します。 手順 1.
このタスクについて サポートされる MEM キットをインストールするには、次の手順を実行します。 手順 1. VMware のマニュアルの手順に従って、VUM メソッドを使用してサポートされている MEM キットをインストールします。 2. MEM キットをインストールした後、再起動する前に、MEM キットがインストールされているすべてのホストで次の手順を実 行します。 a. hostd を停止します。 例： #/etc/init.d/hostd stop Terminating watchdog process with PID 67143 hostd stopped. b. hostd を起動します。 例： #/etc/init.d/hostd start hostd started. c. インポート コマンド ルールを追加します。 例： #esxcli import equalRule add 3.
メモ: Dell EqualLogic Multipathing 拡張モジュールとインポートがアクティブになる前に、システムを再起動する必要があり ます。 インポート用のホスト プラグインのアンインストール インポート用ホスト プラグイン ソフトウェアをアンインストールすることは、ホストまたはアプリケーションのダウンタイムを 伴い、VM/ボリュームの再構成が必要となるため推奨されません。ホスト プラグインをアンインストールする必要がある場合は、 サービス プロバイダーにお問い合わせください。 28 ホスト プラグインのインストール（無停止でのインポートのみ）
4 インポートのワークフロー この章では、次の情報について説明します。 トピック： • • • • • • 無停止でのインポート ワークフロー 無停止でのインポートのカットオーバー ワークフロー 無停止でのインポートのワークフロー エージェントレス インポートのワークフロー エージェント レスインポートのカットオーバー ワークフロー エージェントレス インポートのワークフローのキャンセル 無停止でのインポート ワークフロー インポート プロセスの一環として、ソース ボリュームまたはコンシステンシー グループは、インポートの準備ができているかど うかが事前に検証されています。無停止でのアップグレードまたはネットワーク再構成が進行中の場合、インポート セッションは 許可されません。 メモ: ソース ボリュームと、［Ready for Import］、［System cannot determine cluster type］、または［All hosts have not been added］状態のコンシステンシー グループのみがインポート可能です。 次の手順は、PowerStore Manager での手
コンシステンシー グループのインポートの状態と、その状態に対して許可される手動操作は、次のようになります。 ● Queued 状態：キャンセル操作 ● Scheduled 状態：キャンセル操作 ● In-Progress 状態：キャンセル操作 メモ: CG の最初のボリュームがインポート対象として選択されると、その CG の状態は In-Progress に変わります。CG は、 Ready-For-Cutover に達するまでその状態を維持します。 ● Ready-For-Cutover 状態：キャンセル操作およびカットオーバー操作 ● Cleanup-Required 状態：クリーンアップ操作 ● Cleanup-In-Progress 状態：手動操作は不可 ● Cancel-In-Progress 状態：手動操作は不可 ● Cancel-failed：キャンセル操作 ● Cutover-In-Progress 状態：手動操作は不可 ● Import-Cutover-Incomplete 状態：キャンセル操作およびカットオーバー操作 ● Import-Completed-With-Errors：手動操作は
次のいずれかの状態のインポート セッションをキャンセルできます。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● Queued スケジュール ボリュームの場合：Copy-in-Progress、CG の場合：In-Progress Paused Ready-for-Cutover CG の場合：Import-Cutover-Incomplete CG の場合：Cancel-Required CG の場合：Cancel-Failed CG の場合：Failed キャンセル操作により、インポート セッションの状態が CANCELLED に設定され、デスティネーション ボリュームまたはボリュー ム グループへのアクセスが無効になります。また、インポート セッションに関連づけられているデスティネーション ボリューム またはボリューム グループも削除されます。 メモ: インポート セッションが正常にキャンセルされた後、同じボリュームまたはコンシステンシー グループのインポートを 再試行する前に 5 分間待ってください。キャンセル操作が正常に完了した直後にインポートを再試行すると、インポートが失 敗する可能性があります。 メモ:
次の手順は、PowerStore Manager での手動インポート ワークフローを示しています。 1. ホストまたはホストが PowerStore Manager に表示されない場合は、ホストの検出とアクセスに必要な情報を追加します。 2. リモート（ソース）システムが PowerStore Manager に表示されない場合は、ソース システムを検出してアクセスするために必 要な情報を追加します。 メモ: （Dell EqualLogic PS Series システムからストレージをインポートする場合のみ）PS Series のリモート システムを PowerStore に追加しようとすると、初期のデータ接続状態が No Targets Discovered と表示されます。ただし、イン ポート セッションの作成に進むことはでき、インポート セッションが In Progress 状態に移行すると、データ接続の状 態は OK に更新されます。この動作は、PS Series のシステムに固有であり、想定範囲内です。 3.
コンシステンシー グループのインポートの状態と、その状態に対して許可される手動操作は、次のようになります。 ● Queued 状態：キャンセル操作 ● Scheduled 状態：キャンセル操作 ● In-Progress 状態：キャンセル操作 メモ: CG の最初のボリュームがインポート対象として選択されると、その CG の状態は In-Progress に変わります。CG は、 Ready-For-Cutover に達するまでその状態を維持します。 ● Ready-For-Cutover 状態：キャンセル操作およびカットオーバー操作 ● Cleanup-Required 状態：クリーンアップ操作 ● Cleanup-In-Progress 状態：手動操作は不可 ● Cancel-In-Progress 状態：手動操作は不可 ● Cancel-failed：キャンセル操作 ● Cancel-Required 状態：操作をキャンセルします（コピー操作中にエージェントレスのインポートが失敗しました） 。 ● Cutover-In-Progress 状態：手動操作は不可 ● Import-Cutover-Incom
エージェントレス インポートのワークフローのキャンセ ル ボリュームの場合、インポート処理の状態が「Queued（キューに追加）」、「Scheduled（スケジュール済み）」、「Ready To Enable Destination Volume（デスティネーション ボリュームの有効化準備完了）」、「Ready to Start Copy（コピー開始準備完了）」、「CopyIn-Progress（コピー中）」、「Paused（一時停止）」、「Ready for Cutover（カットオーバー準備完了）」、または「Cancel Required（キ ャンセルが必要）」の場合にのみキャンセルを実行できます。ボリューム グループの場合、インポート処理の状態が「Queued（キ ューに追加）」、 「Scheduled（スケジュール済み）」、 「In-Progress（進行中）」、 「Paused（一時停止）」、 「Ready for Cutover（カットオ ーバー準備完了）」、「Import-Cutover-Incomplete（インポート/カットオーバー未完了）」、「Cancel Required（キャンセルが必
5 インポートの構成と管理 この章では、次の情報について説明します。 トピック： • • • • • 無停止でのインポートの構成 無停止インポートでのホストおよびボリュームの更新 無停止のインポート セッションの管理 エージェントレス インポートの構成 エージェントレス インポート セッションの管理 無停止でのインポートの構成 前提条件 インポートを実行する前に、PowerStore クラスターで次の条件が満たされていることを確認します。 ● PowerStore クラスターのグローバル ストレージ IP アドレスが構成されている。 ● PowerStore クラスターとそのノードが正常な状態である。 次の接続が存在するようにします。 ● Dell EMC VNX2 または Dell EMC Unity Series のソース システムについて、ソース システムと各関連ホスト システムとの間の Fibre Channel（FC）または iSCSI 接続、および各関連ホスト システムと PowerStore クラスターとの間の一致する FC または iSCSI 接続。 メモ: 各ホスト システムへのこれら
メモ: ボリューム グループは、インポート対象に選択された各コンシステンシー グループに対して、自動的に作成されま す。他のボリュームまたはボリューム グループと組み合わせることはできません。 ● ボリュームまたはボリューム グループ、あるいはその両方に使用する保護ポリシー。 PowerStore クラスターに接続されているホストについて、以下を決定します。 ● ● ● ● ホストの管理 IP アドレス インポート用に構成されたホスト プラグイン ポート ホストのオペレーティング システムのタイプ VMware ホストにアクセスするための認証情報である管理者ユーザー名とパスワード。 メモ: Windows および Linux ホストにアクセスするために、ユーザー名とパスワードの認証情報は必要ありません。 インポートのスケジュールについて、次のことを確定します。 ● 即時、または時刻と日付を設定 ● インポート後に自動的にデスティネーションへカットオーバーするかどうか インポート セッションに割り当てる保護ポリシーを決定します。 このタスクについて インポートを構成するには、次の手順を実行します。 手順 1
必要な情報を指定し終えると、インポート セッション情報のサマリーが生成されます。 7. サマリーにあるインポート セッション情報が正確かつ完全であることを確認します。 8. ［Begin Import］をクリックしてインポート セッションを作成し、開始します。 操作が開始されると、［Import External Storage］ページが表示され、［Imports］情報が表示されます。 9. 進行中のインポート セッションの進行状況を表示するには、［Migration］で［Imports］を選択します。 10.
Action 説明 ● ボリュームの場合は Copy In Progress（コピー進行中）、コンシステンシー グループの場合は In Progress（進 行中） ● Paused ● Ready For Cutover ● コンシステンシー グループ場合：Import Cutover Incomplete（インポート カットオーバーが未完了） ● コンシステンシー グループの場合：Cancel Failed（キャンセル失敗） ● コンシステンシー グループの場合：Failed（失敗） キャンセル操作により、インポート セッションの状態が CANCELLED に設定され、デスティネーション ボリュ ームへのアクセスが無効になります。また、インポート セッションに関連づけられているデスティネーション ボリュームまたはボリューム グループも削除されます。 メモ: ボリューム グループ内のすべてのボリュームが正常にカットオーバーされると、インポート セッショ ンの状態が CANCELLED に設定されます。ただし、1 つまたは複数のメンバー ボリュームが CANCELLED 以 外の状態にある場合、ボリューム
メモ: ソース ボリュームのインポートが進行中で、ソース システムが使用できない、またはアクセス不能になった場合は、 サービス プロバイダーに連絡して、インポートに関与するソース システムを復旧することが必要になる場合があります。 メモ: not shared ボリュームを含んだ Dell PS EqualLogic システムとのインポート セッション中に、それらのボリューム は、インポート処理の一環として shared ボリュームに変更されます。そのインポート セッションがキャンセルになるか 失敗した場合、EqualLogic グループ マネージャーのアクセス制御リストには、［Multiple access］フィールドが shared の ままであることが示されます。ジョブが失敗したかキャンセルされたために、同じボリュームでのインポートが再試行さ れるものと想定されているため、 ［Multiple access］フィールドの設定は自動的に not shared に戻るわけではありません。 エージェントレス インポートの構成 前提条件 インポートを実行する前に、PowerStore クラスターで次の条件が満
インポート ボリュームに割り当てる保護ポリシーを決定します。 このタスクについて インポートを構成するには、次の手順を実行します。 手順 1. PowerStore Manager にログインします。 2. インポートに関連づけられている目的のホストが［Compute］ > ［Host & Host Groups］に表示されに場合は、必要に応じて ［Add Host］を選択し、ホストの関連情報を指定します。この指定をしていない場合は、次の手順に進みます。 3. ［Migration］で、［Import External Storage］を選択します。 ［Import External Storage］ページが表示されます。 4.
a. 仮想マシン（VM）の電源を切ります。 b. VM の登録を解除するには、データストア内の各 VM の［インベントリから削除］を右クリックして選択します。 c. データストアを右クリックして、 ［Unmount Datastore］を選択します。 11. インポート セッションのボリュームが Ready To Enable Destination Volume 状態である場合は、ボリュームを選択し てから、［Import Actions］ > ［Enable Destination Volume］を選択します。 ［Enable Destination Volume］ダイアログ ボックスが表示されます。 12. チェックボックスをオンにして、ソース ボリュームを使用しているホスト アプリケーションをシャットダウンまたはオフライ ンにしたことを確認します。 13.
2.
Action 説明 ［宛先ボリ ュームの有 効化］ Ready To Enable Destination Volume 状態のインポート セッションで各デスティネーション ボリュー ムを選択し、［Import Actions］で［Enable Destination Volume］をクリックします。 メモ: インポート セッションは、インポート セッション内のすべてのボリュームに対してデスティネーシ ョン ボリュームの有効化アクションが完了すると、Ready to Start Copy 状態に変わります。 ［コピーの 開始］ インポート セッションが Ready to Start Copy 状態に到達したら、Ready to Start Copy 状態のインポ ート セッションの各デスティネーション ボリュームを選択し、 ［Import Actions］で［Start Copy］をクリックし ます。 メモ: ソース ボリュームのインポートが進行中で、ソース システムが使用できない、またはアクセス不能になった場合は、 サービス プロバイダーに連絡して、インポートに関与するソース システムを復旧する
A Import-CLI（Linux） Import-CLI は、Linux ホスト管理者向けに提供されるユーティリティーです。ボリューム情報、ログ情報、インストールされている ホスト プラグインのバージョン、現在のホスト プラグインのバージョンでサポートされているシステムなど、インポート固有の 詳細情報を確認するためのものです。 この付録には、次の情報が含まれます。 トピック： ヘルプの表示 ステータス ホスト プラグインのバージョン サポートされているアレイの一覧表示 サーバー ポート ログ情報 microhttpd ステータス Web サーバーの再起動 デバイスのリカバリ • • • • • • • • • ヘルプの表示 コマンド固有のヘルプを表示します。 書式 importcli help 例 # importcli help Usage: importcli [options] Available commands: help Get command-specific help with ' help' status Dump current mult
ステータス マルチパス機能の現在のステータスをダンプします。--importable が選択されている場合は、インポート可能なボリュームの情報の みが表示されます。 書式 importcli status オプション オプション 説明 -v|--verbose 詳細情報を表示します。 --importable Display インポート可能なボリュームについのみ情報を表示します。 例 # importcli status Generating diagnostic data, please wait...
サポートされているアレイの一覧表示 現在のホスト プラグインのバージョンでサポートされているアレイの一覧を表示します。 書式 importcli list_supported_arrays 例 # importcli list_supported_arrays Generating diagnostic data, please wait...
例 # importcli server_port Generating diagnostic data, please wait... Server port : 8443 # importcli server_port change 55443 Generating diagnostic data, please wait... Changing Server port to : 55443 ログ情報 ログ レベルとログの場所を表示します。 書式 importcli log_show 例 # importcli log_show Generating diagnostic data, please wait... Log Level: 2 Log Location: /var/log/import microhttpd ステータス microhttpd ステータスを表示します。 書式 importcli mhd_status 例 # importcli mhd_status Generating diagnostic data, please wait...
書式 importcli restart_webServer 例 # importcli restart_webServer Generating diagnostic data, please wait... Server port : 8443 デバイスのリカバリ インポート処理中に内部エラーが発生したために不良状態になっているデバイスを指定してリカバリします。 メモ: この CLI コマンドを使用する前に、サービス プロバイダーに問い合わせてください。 書式 importcli recover_device 例 # importcli recover_device 6006016011404000a331505c1bd8223b Generating diagnostic data, please wait...
B Linux ベース ホストのインポートに関連する追 加タスク この付録には、次の情報が含まれます。 トピック： ホスト HTTPS 証明書の再生成 Oracle ASM 論理ブロック長の設定 • • ホスト HTTPS 証明書の再生成 このタスクについて インストール時に、ホスト プラグインは自己署名 HTTPS 証明書を生成し、それを使用して安全な通信を行います。以下の場合は、 この証明書を再生成する必要があります。 ● ホストの IP アドレスが変更された場合。 ● ホスト名が変更されたか、新しいドメインに追加された場合。 ● ホストの HTTPS 証明書の有効期限が切れた場合。 Linux ベースのホストのホスト HTTPS 証明書を再生成するには、次の手順を実行します。 手順 証明書を再生成した後で、PowerStore Manager の［Compute］の［Hosts & Host Groups］ページで、関連づけられているホストを 削除してから、ホストを再度追加します。 Oracle ASM 論理ブロック長の設定 前提条件 注意: Oracle がすでにインストールされている場合は、
Compellent SC ストレージで ASM を使用して Oracle を実行している Linux ホストから外部ストレージを PowerStore にインポート する予定があり、データベースの作成時に Oracle ASM 論理ブロック長を設定する必要がある場合は、インポートを開始する前に 次の手順を実行します。 手順 1.
C ImportKit-CLI（Windows） ImportKit-CLI は、Windows ホスト管理者向けに提供されるユーティリティーです。ImportKit-CLI コマンドは、インポート対象のデ バイスやインポートの準備が完了しているデバイスに関する情報を一覧表示します。このコマンドには次の機能もあります。 ● ● ● ● ● ● ● ● サポートされているアレイの一覧の取得 ボリューム/単一ボリュームの一覧の取得 さまざまなコンポーネントのバージョンの取得 ログ レベルの有効化（ログなし：0、エラー：1、情報提供：2、詳細：3） ポートの IP アドレスの変更 証明書の再生成 証明書のインストール サービスの再起動 メモ: Install-ImportKit-Certificate コマンドを最初に実行して、ホスト プラグイン証明書をインストールし、すべて の ImportKit CLI コマンドを使用できるようにする必要があります。 この付録には、次の情報が含まれます。 トピック： ImportKit CLI コマンドの実行方法 サポートされているアレイの一覧表示 ホスト プラグイン ロ
サポートされているアレイの一覧表示 インポートでサポートされているすべてのアレイを表示します。 書式 Get-ImportKit-ImDsmSupportedArrays 例 > Get-ImportKit-ImDsmSupportedArrays VendorID -------EQLOGIC DellEMC DGC DGC ProductID --------100E-00 PowerStore VRAID RAID 5 ProductName ----------EqualLogic PowerStore VNX2 VNX2 ホスト プラグイン ログ情報 ホスト プラグイン ログの場所とログレベルを表示します。有効なログ レベルは次のとおりです。 0 - ログなし 1 - エラー 2 - エラーと情報提供 3 - エラー、情報提供、詳細 ● ● ● ● 書式 Get-ImportKit-LoggingInfo 例 > Get-ImportKit-LoggingInfo LofileLocation Loglevel --------------------C:\ProgramData\D
例 > Get-ImportKit-Version HostAgentService HostAgentLibrary HostAgentCLI DSM_MPIODriver ---------------- ---------------- ------------ -------------1.0 1.0 1.0 4.5.0.9859 インポート キット ホスト プラグイン サービスの再起動 Windows ホスト プラグイン サービスを再起動します。 メモ: インポート セッションの進行中は、このコマンドを実行しないでください。 書式 Restart-ImportKit-HAService 例 > Restart-ImportKit-HAService ResultingString --------------ImportKITHAService restarted successfully.
VolumeID VolumeName Size SourceArray ImportStatus : : : : : 64ed2a75990a0d1738cd15b3ff0480eb ps-volumes-20 1085276160 Bytes PS NOT IN IMPORT VolumeID VolumeName Size SourceArray ImportStatus : : : : : 64ed2a75a96a0d016bc3f52d3ee8491a ps-volumes-21 1085276160 Bytes PS NOT IN IMPORT > Get-ImportKit-Volumes -VolumeName ps-volumes-21 VolumeID VolumeName Size SourceArray ImportStatus : : : : : 64ed2a75990a1d1738cd35b3ff04f07b ps-volumes-21 1085276160 Bytes PS NOT IN IMPORT Get-ImportKit-Volumes | Format
[Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter]} インポート キット証明書のインストール ホストに証明書をインストールします。インポート キット CLI を実行するには、ホストでの証明書のインストールが必要です。 書式 Install-ImportKit-Certificate 例 > Install-ImportKit-Certificate ResultString -----------Certificate installation was done successfully.
書式 Set-ImportKit-WebServerPort オプション オプション 説明 -IP 指定される IP アドレスは、使用可能なアダプターの一覧にある必要があります。 -Port <ポート番号> 指定されるポートの番号は、許容される数値（0～65536）のいずれかになります。 例 > Set-ImportKit-WebServerPort -IP 10.0.0.1 Resultstring -----------IP is changed successfully. > Set-ImportKit-WebServerPort -Port 8443 Resultstring -----------Port is changed successfully. > Set-ImportKit-WebServerPort -IP 10.0.0.1 -Port 8443 Resultstring -----------IP and Port are changed successfully.
例 > Set-ImportKit-LoggingInfo -debugLevel 1 ResultString -----------Registry Key is updated successfully to value = 1 ImportKit-CLI（Windows） 57
D Import-CLI（VMware） Import-CLI は、インポートされるデバイスに関する情報を一覧表示するために使用できる一連のコマンドです。これにより、ホス ト プラグインおよび Storage Array Type Plugin（SATP）コンポーネントへの情報提供レベルのログが可能になります。 この付録には、次の情報が含まれます。 トピック： ログ レベルの一覧表示 ボリュームの一覧表示 SATP、VAAI、PSP のデフォルト設定への復帰 equalRule のオプション • • • • ログ レベルの一覧表示 EQL HIT Kit パッケージ用 Import-CLI コマンド。ホスト プラグインおよび SATP コンポーネントに設定されているログ レベルを示 します。 書式 esxcli import loglevel list 例 # esxcli import loglevel list SATP Log Level: Error,Warning,Info Info Log Level: 0 HA Log Level: Warning ボリュームの一覧表示 EQL HI
例 # esxcli import volume list 一覧にある各ボリュームについて、次の情報が表示されます。 ● SourceVolumeNAAID ：インポート対象と見なされるソース ボリュームの一意の識別子。例： naa.68fc61066c31fd6e37c28532f36f1de8 ● SourceVendor ：ソース アレイの VID（ベンダー ID）。例： EQLOGIC ● Size ：GB 単位で表示されます。例： ● 11.
● SATP ルールの一覧表示。 ● ホストからの SATP ルールの削除。 書式 esxcli import equalRule add esxcli import equalRule list esxcli import equalRule remove 例 # esxcli import equalRule list DellEMC_IMPORT_SATP EQLOGIC 100E-00 user VMW_PSP_RR All EQL ArraysDellEMC_IMPORT_SATP DellEMC PowerStore user VMW_PSP_RR iops=1 All PowerStore Arrays 60 Import-CLI（VMware）
E EQL MPIO の CLI EHCMCLI は、ホスト管理者が EQL MPIO に固有の詳細を確認するために使用できる既存のユーティリティーです。これらの CLI コ マンドは、ボリューム情報、ログ情報、インストールされている EQL MPIO のバージョンなど、インポートに固有の詳細を表示し ます。 この付録には、次の情報が含まれます。 トピック： • • • • • • • Status ホスト プラグインのバージョン サーバー ポート情報 ログ情報 microhttpd ステータス Web サーバーの再起動 デバイスのリカバリ Status マルチパス機能の現在のステータスをダンプします。--importable が選択されている場合は、インポート可能なボリュームの情報の みが表示されます。 書式 ehcmcli status オプション オプション 説明 -v|--verbose 詳細情報を表示します。 --importable Display インポート可能なボリュームについのみ情報を表示します。 例 # ehcmcli status =======
ホスト プラグインのバージョン インストールされているホスト プラグインの現在のバージョンを表示します。 書式 ehcmcli version 例 ehcmcli version Version 1.7.0 Build 469794 サーバー ポート情報 通信に使用されるサーバー ポートを示し、別のポートに変更するオプションを提示します。 メモ: ホストでインポートが進行している間は、サーバー ポートを変更しないでください。サーバー ポートが変更された場合 は、PowerStore Manager の［Compute］ページのホストおよびホスト グループで、関連づけられているホストを削除してか ら、ホストを再度追加します。 書式 ehcmcli server_port {change [port_num]} オプション オプション 説明 change <ポート番号> サーバー ポートを<ポート番号>に変更します。有効な値は次のとおりです。 ● 8443 ● 50443 ● 55443 ● 60443 例 Generating diagnostic data, please wait...
書式 ehcmcli log_show 例 ehcmcli log_show Generating diagnostic data, please wait... Log Level: 2 Log Location: /var/log/equallogic microhttpd ステータス microhttpd ステータスを表示します。 書式 ehcmcli mhd_status 例 ehcmcli mhd_status Generating diagnostic data, please wait...
インポート処理中に内部エラーが発生したために不良状態になっているデバイスを指定してリカバリーします。 メモ: この CLI コマンドを使用する前に、Dell サポートまでお問い合わせください。 書式 ehcmcli recover_device 例 ehcmcli recover_device 6006016011404000a331505c1bd8223b Generating diagnostic data, please wait...
F PowerStore インポートによる障害への対処 この付録には、次の情報が含まれます。 トピック： • • • • • • • • インポート処理と障害への対処の概要 インポート ネットワークの概要 インポートのアラートとエラー コード 無停止でのインポート中の障害 エージェントレス インポートの失敗 コンシステンシー グループの取り扱い インポート中の構成の変更 アプリケーション統合ソフトウェア インポート処理と障害への対処の概要 インポートは、ソース ボリュームのコンテンツをバックエンドの PowerStore ボリュームにコピーしながら、ホスト I/O を続行し ます。無停止でのインポートの場合は、中断を発生させずにこの処理を実行します。エージェントレス インポートでは、移行の前 に、1 回限りのホスト アプリケーションのダウンタイムが必要になります。この操作の機密性は高いため、インポート プロセスを 開始する前に、いくつかの実行時チェックが行われます。これらのチェックは、インポート プロセスの失敗を回避するのに役立ち ます。これらの事前チェックのいずれかが失敗する場合、ホスト I/O に影
インポート ネットワークの概要 ソース ボリュームから PowerStore へのインポートは、いくつかの構成要素の上に成り立っています。その中でも特に重要な構成 要素の 1 つはネットワーク接続です。ネットワーク接続は次のとおりです。 1. SAN パス 1：ホストから PowerStore クラスターへのフロントエンド。PowerStore クラスターはデスティネーションであり、ホ ストからデスティネーションへの良好で安定したネットワーク接続は必須です。Fibre Channel（FC）と iSCSI の両方は、このセ グメントのオプションであり、ソース システムに対してホストが指定しているものと同じでなければなりません。 2. SAN path2：PowerStore クラスターからソース システムへのバックエンド。この接続は、ソース ボリュームから PowerStore クラスターへのデータ転送に使用されます。この場合も、良好で安定したネットワーク接続が必須です。iSCSI のみがサポート されます。 3.
● ソース SP の 1 つが再起動しても、残っている SP がソース ボリュームにサービスを提供できる場合は、インポートと I/O の両 方が影響を受けることなく続行されます。 インポート用 Orchestrator は、障害をその性質に応じて処理して、ホスト I/O に対する影響を最小限に抑えます。いずれの場合も、 問題について説明したエラー メッセージまたはアラート、あるいはその両方がユーザーに対して表示されます。 システムの負荷によっては、自動キャンセルが行われた場合でも、PowerStore クラスターとソース ネットワーク間のエラーが原 因で、ユーザー アプリケーションへの I/O エラーが発生する可能性があります。このようなまれなケースでは、ソース ボリュー ムへの I/O を再開するためにユーザー介入が必要になる場合があります。問題が解決しない場合は、サービス プロバイダーに問い 合わせてください。 ソースのディザスター リカバリー ソース システムにディザスター リカバリー（DR）インシデントがあり、インポート中にソース システムにまったくアクセスでき なくなる場合は、次のことが当てはまり
例外的なケース ホスト I/O を使用したインポート中の PowerStore ノード障害など、単一障害ではほとんどの場合、インポートと I/O のいずれにも 影響がありません。もう一方のノードが処理を引き継ぎます。このような障害によってインポートが続行できない場合、まれに、 自動キャンセルが発生し、I/O がソース ボリュームにリダイレクトされます。 場合によっては、ノードのリカバリー時間が長くなり、ホスト I/O でレイテンシーの問題が発生することがあります。最悪の場合 は、I/O タイムアウトが期限切れになり、データが一時的に使用不可になります。このような場合のリカバリーは、停止したノー ドが完全にリカバリーされると行われます。 ノードを再起動できない場合、またはノードのリカバリーに時間がかかりすぎる場合は、ソースに戻るオプションが用意されてい ます。インポートの［強制キャンセル］を実行します。I/O 負荷とプラットフォームによっては、手動による介入がホスト側で必 要になる場合がありますホストのリカバリー手順の後、I/O をソースで再開できます。PowerStore ノードがリカバリーされ、 Power
バリーに時間がかかりすぎている場合は、ユーザー アプリケーションをソース アレイに再構成します。このような場合のリカバ リーは、停止したノードが完全にリカバリーされると行われます。PowerStore ノードがリカバリーされ、PowerStore が正常に稼 働したら、インポートを再試行してください。問題が解決しない場合は、サービスプロバイダにお問い合わせください。 コンシステンシー グループの取り扱い PowerStore インポートで、ソース システムからのコンシステンシー グループ（CG）のインポートがサポートされています。CG レベルでは、CG 内のすべてのボリュームのインポートが成功するか、または、いずれかのボリュームが失敗した場合にすべての ボリュームのインポートが失敗します。ただし、まれにですが、いずれかのボリュームのロールバックが失敗する可能性がありま す。このような場合、CG は最終的に clean-up required 状態になります。CG のこのクリーンアップは、ネットワークの問題 などの障害を解決した後で行う必要があり、その後で、インポートを再試行できるようになります。障害によって
