Dell EMC PowerStore PowerStore 1000、3000、5000、7000、9000 のハー ドウェア情報ガイド バージョン 2.x 6 月 2021 年 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ©2020 ～2021 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.（不許複製・禁無断転載）Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 関連資料.........................................................................................................................................4 章 1: プラットフォームの概要............................................................................................................5 説明......................................................................................................................................................................................... 5 章 2: ベース エンクロージャコンポーネントの説明........................
前書き 改善努力の一環として、ソフトウェアおよびハードウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。本書で説明されている機 能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアの一部のバージョンによってサポートされていないものがあります。 製品のリリース ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載されています。製品が正常に機能しない、またはこのマニュアル の説明どおりに動作しない場合には、サービス プロバイダーにお問い合わせください。 問い合わせ先 サポート情報、製品情報、ライセンス情報は、次の場所で入手できます。 ● ［製品情報］ 製品および機能のドキュメントまたはリリース ノートについては、https://www.dell.com/powerstoredocs で［PowerStore Documentation］ページを参照してください。 ● ［のトラブルシューティング］ 製品、ソフトウェア アップデート、ライセンス、サービスの詳細については、https://www.dell.
1 プラットフォームの概要 トピック： • 説明 説明 PowerStore プラットフォームは、高可用性をサポートする複数の異なったストレージ アプリケーションの要件を満たすことがで きる柔軟な設計を備えています。設計には、主に次の 2 つの構成があります。 ● PowerStore T モデルアプライアンス ● PowerStore X モデルアプライアンス PowerStore T モデルアプライアンスはブロック サービスとファイル サービスを提供し、ソフトウェア スタックはシステムに直接 導入されます。 PowerStore X モデルアプライアンスはブロック サービスを提供し、ハイパーバイザーがシステムにインストールされています。シ ステム ソフトウェア スタックはハイパーバイザー上に導入されており、ハイパーバイザーは VM とアプリケーションを PowerStore ハードウェア内に導入できるようにします。 PowerStore ハードウェアは 2U、2 つのノード ストレージ ソリューションで構成されています。エンクロージャは通常、ベース エ ンクロージャといいます。 エンクロージャの前面と
2 ベース エンクロージャコンポーネントの説明 トピック： • • • • ベース エンクロージャコンポーネントの概要 ベース エンクロージャ前面図 ベース エンクロージャ背面図 ノードの内部コンポーネント ベース エンクロージャコンポーネントの概要 2U、25 ドライブのベース エンクロージャは、次のコンポーネントで構成されています。 ● ● ● ● ● 25 の 2.
ミッドプレーン ミッドプレーンは、前方のドライブと後方のノードを区切っています。また、電源と信号をエンクロージャ内のすべてのコンポー ネントに分配します。ノードとドライブは、ミッドプレーンに直接接続されています。 ノード 各ベース エンクロージャにノードが 2 つあります。ノードは、ベース エンクロージャのコンピューティング機能を提供するイン テリジェントなコンポーネントです。 ノードの電源モジュール 各ノードには、システムを外部電源と接続する PSU モジュールが含まれます。1 台の PSU に障害が発生した場合、冗長 PSU は、 ベース エンクロージャ全体の稼働を維持することができます。PSU には、コンポーネントのステータスを示す LED があります。 モジュールのラッチにより適切な接触が確保されます。 EMI シールド EMI 規格準拠では、EMI（電磁干渉）シールドをベース エンクロージャ ドライブの正面に正しく設置する必要があります。前面扉 があるキャビネットに設置する場合は、ベース エンクロージャにシンプルな EMI シールドがあります。その他の設置では、ロッキ ング ラッチと内蔵 EM
図 2. ベース エンクロージャおよびドライブ LED 表 2.
図 4. WWN シード タグの位置 ベース エンクロージャ背面図 ベース エンクロージャの背面には 2 つのノード（ノード A およびノード B）が含まれています。 各ノードには次のハードウェア コンポーネントが含まれています。 ● 組み込みモジュール×1 ● オプションの I/O モジュール×2 ● 1 つの電源モジュール 図 5. ベース エンクロージャの背面図とハードウェア コンポーネントの位置 表 3.
トップオブラック（ToR）スイッチに接続されている組み込みモジュール上の 4 ポート カードの最初の 2 つのポート。 メモ: 両方のノードに、同じタイプの組み込みモジュールを同じスロットで使用する必要があります。 組み込みモジュールには、次のコンポーネントが含まれます。 4 ポート カード×1 NMI（ノンマスカブル割り込み）ボタン×1 ミニ SAS HD バックエンド ポート×2 RJ-45 LAN コネクター×2 ● ● ● ● ○ システム管理ポート（ ） ○ サービス ポート（ ） ● USB ポート×1 ● ミニシリアル ポート（未使用）×1 ● DB9 シリアル ポート（サービス）x1 メモ: 次の図に、組み込みモジュール（ノード A）でのこれらのコンポーネントの位置を示します。ノード B にあるコンポー ネントの位置がミラーリングされます。 図 6. 組み込みモジュールの背面図とコンポーネントの位置 表 4.
メモ: 25GbE SFP は、25GbE の速度のみをサポートします。 4 ポート 10GBaseT 組み込みモジュールは、Ethernet トラフィックと iSCSI ブロック プロトコルを提供します。1GbE と 10GbE の速 度がサポートされています。 組み込みモジュールおよび 4 ポート カードの LED のステータス 図 7. 組み込みモジュールの LED 表 5.
表 5.
表 6. ベース エンクロージャ I/O モジュールの LED （続き） LED 場所 電源障害 状態 説明 緑 電源オン 橙色 電源障害 PowerStore Manager のポート ラベル PowerStore Manager のアプライアンスの［Hardware］ > ［Rear View］タブでは、次のポート略称が使用されます。 ● FEPort：物理フロントエンド ポート ● hFEPort：ハイパーバイザー フロントエンド ポート ● vFEPort：仮想フロントエンド ポート ベース エンクロージャの電源 図 9. ベース エンクロージャの電源 LED 表 7.
内蔵バッテリー バックアップ モジュール ノードには、電源イベントの際に関連する NVRAM キャッシュ ドライブに電力を供給するリチウムイオン内蔵バッテリーが搭載さ れています。 内蔵 M.2 起動モジュール 各ノードには 2 個の内蔵 M.2 起動モジュールが、DIMM スロット 11 と 12 との間に位置する M.2 起動モジュール アダプター上にあ ります。一方の内蔵 M.2 起動モジュールは一般的なシステム操作に使用され、もう一方の内蔵 M.
3 拡張エンクロージャコンポーネントの説明 トピック： • 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャ 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャ 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャには、25 の 2.5 インチ ドライブ用スロットがあります。ノードと拡張エンクロージャとの間 の通信には、12 GB/秒 SAS インターフェイスが使用されます。 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの前面図 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの正面に、次のコンポーネントがあります。 ● 2.5 インチ キャリアに入ったドライブ（ホットスワップ対応） ● ステータス LED 図 10. 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの前面図 表 8. 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャコンポーネントの位置 場所 説明 1 2.5 インチ、12 GB/秒 SAS ドライブ 2 拡張エンクロージャ障害 LED（橙） 3 拡張エンクロージャ電源ステータス LED（青） 4 ドライブ ステータスおよびアクティビティ（青） 5 障害 LED（橙） 表 9.
表 9. 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャおよびドライブ ステータス LED （続き） 場所 LED ドライブ障害 4 ドライブの電源およびアクテ ィビティ 5 色 状態 説明 — オフ 電源オフ 橙色 オン 障害 — オフ 障害なし 青色 オン 電源投入中および電源オン 点滅 ドライブ アクティビティ 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの背面図 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの背面に、次のコンポーネントがあります。 ● 12 Gb/秒 SAS LCC（リンク コントロール カード）×2、A（ 4 ）と B（ 2 ） ● PSU および冷却モジュール×2、A（ 3 ）と B（ 1 ） 1 3 2 0 1 0 x4 1 x4 # B A x4 # x4 4 図 11.
2 1 8 x4 # x4 7 6 5 4 3 図 12. 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャ LCC ポート、LED、コネクター 表 10. 2U、25（2.5 インチ）拡張エンクロージャ LCC コンポーネントの場所 場所 説明 1 イジェクター ラッチ ハンドル 2 LCC 障害 LED 3 LCC 管理ポート（RJ-12）（未使用） 4 バックエンド バス ID ディスプレイ（常に 01 を表示） 5 LCC の電源 LED 6 エンクロージャ ID の表示 7 12 Gb/秒 SAS ポート 8 SAS ポート ステータス LED 表 11.
スタート スイッチがあります。このスイッチにより、拡張エンクロージャの電源が投入されるときに取り付ける場合に、ドライブ および LCC が保護されます。エンクロージャ冷却システムには、2 個のデュアル ブロワー モジュールが組み込まれています。 PSU および冷却モジュールのコネクターと LED 次の図に、埋め込み電源入力プラグとステータス LED を備えた、2U、25 ドライブの拡張エンクロージャ AC PSU および冷却モジ ュールの例を示します。 1 2 3 4 6 5 図 13. 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの AC PSU/冷却モジュール 表 12. 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの説明 場所 説明 1 イジェクター ラッチ ハンドル 2 AC 電源 LED（入力） 3 DC 電源 LED（入力）-（サポートなし） 4 PSU および冷却モジュール障害 LED 5 接地ネジ 6 PSU の AC 電源投入（埋め込みプラグ） 表 13.
4 仕様詳細 トピック： PowerStore X モデルおよび PowerStore T モデルの物理仕様 PowerStore X モデルおよび PowerStore T モデルの寸法と重量 PowerStore X モデルおよび PowerStore T モデルの電源要件 2U 25 ドライブ拡張エンクロージャの電源要件 動作制限 出荷および保管要件 • • • • • • PowerStore X モデルおよび PowerStore T モデルの物理 仕様 表 14. 物理仕様 アプライアンス当 たり 1,000 3000 5,000 7,000 9000 CPU インテル CPU ソケ ット x4、32 コア、 1.8 GHz インテル CPU ソケ ット×4、48 コア、 2.1 GHz インテル CPU ソケ ット×4、64 コア、 2.1 GHz インテル CPU ソケ ット×4、80 コア、 2.4 GHz インテル CPU ソケ ット×4、112 コア、 2.
2U、25 ドライブ拡張エンクロージャ 表 16. 2U、25 ドライブ拡張エンクロージャの寸法と重量 寸法 Value 重量（フル装備） 34.98 kg（77.11 lb） 垂直サイズ 2 NEMA 単位 高さ 8.64 cm（3.4 インチ） 幅 44.45 cm（17.5 インチ） 奥行き 34.29 cm（13.5 インチ） メモ: 重量には取付け用レールは含まれていません。1 レール セットの許容重量は 3.
PowerStore X モデルおよび PowerStore T モデルの電源 要件 電源要件は、システム構成、負荷、環境条件によって異なります。以下の表は、予想される最大電力消費量について説明していま す。特定の環境にある電力消費量の値を見積もるには、https://powercalculator.emc.com/を参照してください。 表 17. 電源の条件 要件 1000T/1000X 3000T/3000X 5000T 最大入力電力 5000X 7000T/7000X 9000T/9000X AC240 V ±10%、単相 100～120 V の場合は、お客様が用意した手順を実行する必要があります。 AC 線電流（最大 8.1 A AC 200 V での動 作時） 8.1 A 9.0 A 9.0 A 9.3 A 10.4 A 電力消費量（最大 1629.6 VA（1597 AC 200 V での動 W） 作時） 1629.6 VA（1597 W） 1792.9 VA（1757 W） 1792.9 VA（1757 W） 1868.
表 19. 電源の条件 要件 説明 AC ライン電圧 AC 100～240 V±10%、単相、47～63 Hz AC ライン電流（動作時最大電流） AC 100 V で最大 3.32 A AC 200 V で最大 1.66 A 電力消費量（動作時最大電力消費量） AC 100 V（319 W）で最大 308 VA AC 200 V（315 W）で最大 332 VA 力率 全負荷のとき 100 V/200 V で最小 0.95 発熱量（動作時最大発熱量） 1.11 x 106 J/時間。（1,088 Btu/時）最大 100 VAC AC 200 V で最大 1.
表 21. 出荷および保管要件 （続き） 要件 説明 ストレージ時間（電源未投入）の推奨事項 電源未投入ストレージが連続して 6 か月を超 えないようにします。 ベース エンクロージャ エアフロー ベース エンクロージャでは、ユニットが外気温の変化を感知してファンの回転数を増減する適応型冷却アルゴリズムを使用しま す。排気は、外気温およびファンの回転数とともに、推奨動作パラメーター内でほぼ線形に増加します。以下の表の情報は典型的 なものであり、前面から背面へのエアー フローを減少する可能性があるキャビネットの前面/背面ドアなしで測定されています。 表 22.
機器は、信頼性のある操作のために特定の環境を規定した国内外の基準にあわせて設計および製造されています。EMC は、適合性 についていかなる要求もせず、消火システムについていかなる推奨事項も提示しません。ストレージ機器が高圧ガスの排出経路や 火災警報装置に直接触れないように配置し、システムの完全性に悪影響を与える力や振動を最小限に抑えられるようにすることを 推奨します。 メモ: 前述の情報は、 「現状有姿」の条件で提供されるものであり、EMC によるいかなる表明、保証、義務を示すものではあり ません。この内容によって、お客様とメーカーとの基本的な購入契約の条件に定められた保証の範囲が変更されることはあり ません。 衝撃と振動 製品は、不測の衝撃と振動に耐えることがテストされました。そのレベルは 3 つのすべての軸に適用されます。計測にはキャビネ ット内の機器エンクロージャ上の加速度計が使用されており、以下の値を超えないものとします。 プラットフォームの状態 応答測定レベル 非稼働時の衝撃 10 G、7 ミリ秒継続 稼働時の衝撃 3 G、11 ミリ秒継続 非稼働時のランダム振動 0.
