Dell EMC PowerStore ボリュームの構成 2.x 6 月 2021 Rev.
Identifier Version Status GUID-5B8DE7B7-879F-45A4-88E0-732155904029 15 Translation Validated メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ©2020 ～2021 Dell Inc.またはその関連会社。All rights reserved.（不許複製・禁無断転載）Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 関連資料.........................................................................................................................................4 章 1: ボリューム.............................................................................................................................. 5 PowerStore アプライアンス内のボリューム................................................................................................................. 5 Thin provisioning.....................................................................
前書き Identifier Version Status GUID-F5B0A9D3-2EAE-447C-B4C3-40E0927AC5F4 3 Translation in review 改善努力の一環として、ソフトウェアおよびハードウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。本書で説明されている機 能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアの一部のバージョンによってサポートされていないものがあります。 製品のリリース ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載されています。製品が正常に機能しない、またはこのマニュアル の説明どおりに動作しない場合には、サービス プロバイダーにお問い合わせください。 問い合わせ先 サポート情報、製品情報、ライセンス情報は、次の場所で入手できます。 ● ［製品情報］ 製品および機能のドキュメントまたはリリース ノートについては、https://www.dell.
1 Identifier Version Status GUID-27435C56-5A18-491E-9F73-0E09B36541B1 4 Translation in review ボリューム ボリュームは、特定の容量のストレージを表す単一のユニットです。ボリュームストレージ リソースは、ネットワークベースの iSCSI、Fibre Channel、NVMe over Fibre Channel 接続を介して、汎用のブロック レベル ストレージへのアクセスをホストに提供し ます。また、ブロック ストレージ リソースのパーティションを管理できるので、ホスト システムはこれらのリソースをマウント して使用することができます。各ボリュームは、名前、NAA（Network address Authority）識別子、および NGUID（Namespace Globally Unique Identifier）と関連づけられています。 ホストがボリュームに接続した後、ローカル ストレージ ドライブのようにボリュームを使用できます。ボリュームが作成される と、そのボリュームが特定のホスト/ホスト グループにマッ
次のリストでは、ボリュームを作成する際の重要な考慮事項を示しています。 ● ボリュームはシン ボリュームとして作成されます。 ● ボリュームが作成されると、そのボリュームが特定のホスト/ホスト グループにマップされていない限り、リソース バランサ ーは、ボリュームのプロビジョニング先となるアプライアンスを決定します。このような場合、ボリュームは、このホスト/ホ スト グループを認識するアプライアンスでのみ作成されます。 ● ボリュームのサイズは、1 MB～256 TB です。 ● クラスター内のアプライアンス間ではリダイレクトは行われません。つまりボリュームのストレージを含む 2 つのノードのい ずれかに、I/O が送信されます。 Identifier Version Status GUID-6DD9D338-5CEE-4510-8884-3FCF41F7A5B1 2 In translation Thin provisioning Storage provisioning is the process of allocating available drive capacity to meet the
メモ: ボリューム グループを作成するときにボリュームを作成することもできます。 3.
Identifier Version Status GUID-372F7B5C-D42A-4F59-B106-490C4550D5C5 3 Translation in review ボリュームのプロパティの変更 手順 1. ［Storage］の［Volumes］を選択します。 2.
手順 1. ［Storage］の［Volumes］を選択します。 2. 取得するボリュームの隣にあるチェックボックスをクリックします。 削除するすべてのボリュームをチェックすることにより、複数のボリュームを削除することができます。 3. ［削除］を選択します。 Identifier Version Status GUID-4A7A7E5B-46DE-4AD5-A81C-16894B8CD513 3 Translation in review 保護ポリシーの割り当て 保護ポリシーは、データ保護のためのスナップショットとデータ レプリケーションのルールを確立します。ボリュームがボリュー ム グループのメンバーである場合、ボリューム グループに割り当てられたボリューム グループポリシーによってそのボリューム が保護され、ボリューム レベルでは変更できません。 手順 1. ［Storage］の［Volumes］を選択します。 2. 該当するボリュームの隣にあるチェックボックスをクリックします。 3. ［Protect］ > ［Assign Protection Policy］を選択します。 4.
ボリュームが保護対象のボリューム グループのメンバーである場合、ボリューム レベルで保護ポリシーを割り当て解除すること はできません。 手順 1. ［Storage］の［Volumes］を選択します。 2. 該当するボリュームの隣にあるチェックボックスをクリックします。 3.
2 Identifier Version Status GUID-CE8FB2A8-4CD9-4824-8F2D-41071040B27C 3 Translation in review ボリューム グループの概要 ボリューム グループは、ボリュームのグループの論理コンテナです。 ボリューム グループは、1 つのユニットとして連携する複数のストレージ リソースに対して、単一の管理ポイントを提供します。 ボリューム グループを使用して次のことを行うことができます。 1. リソースを管理および監視するための、シンプルで使いやすい方法です。 2.
メモ: 保護ポリシーをボリューム グループに適用したら、そのポリシーをメンバー レベルでは変更できなくなります。 Identifier Version Status GUID-CCE7AE37-ED99-4545-8F21-F8CA7A3AA5B7 3 Translation in review ボリューム グループの作成 前提条件 ボリューム グループのすべてのメンバーは、単一のアプライアンスからホストされている必要があります。 手順 1. ［Storage］の［Volume Groups］を選択します。 2. ［［Create］］をクリックします。 3.
メモ: ボリューム グループの［Members］タブから、［Add Existing Volumes］スライドアウト パネルを開くこともできま す。 4. ［Add Existing Volumes］スライドアウト パネルで、グループに追加するボリュームを選択します。 5. ［Apply］をクリックします。 メモ: 非同期レプリケーション セッション中にボリュームをボリューム グループに追加するか、ボリューム グループのサ イズを変更した場合、変更はすぐにはデスティネーションに表示されません。手動で同期化するか、RPO に基づいて同期 が実行されるまで待機することができます。 Identifier Version Status GUID-E7E3E016-6EFE-4E59-BBC5-38AE9BE8A1E8 3 Translation in review ボリューム グループに新しいボリュームを追加する 手順 1. ［Storage］の［Volume Groups］を選択します。 2. ボリュームの追加先となるボリューム グループの横にあるチェックボックスをクリックします。 3.
このタスクについて 1 つのボリューム グループのメンバーである複数のボリュームをホストまたはホスト グループにマッピングすることができます。 メモ: ホストをボリューム グループにマッピングすると、利便性が向上します。マッピングは、ボリューム グループ オブジェ クト自体ではなく、グループ内の個々のボリュームに対して実行されます。 次の制限事項が適用されます。 ● ボリュームがホストにマッピングされると、マッピング先のホストと同じストレージ プロトコル（SCSI または NVMe）が共有 されます。 ● 混在プロトコルはサポートされません。 手順 1. ［Storage］ > ［Volume Groups］から、ホストにマッピングするボリューム グループの横にあるボックスをオンにします。 メモ: マッピングは、一度に 1 つのボリューム グループに対してのみ行うことができます。 2. ［Provision］ > ［Map］を選択して、［Map Hosts］スライドアウト パネルを開きます。 3. ボリューム グループのマッピング先となる任意のホストを選択します。 4.
3 Identifier Version Status GUID-05E07B1F-347A-4B9F-A858-247894A1CA9E 2 Translation in review ホストおよびホスト グループの構成 ホスト構成は、ホストまたはアプリケーションがストレージ リソースにアクセスするための論理接続です。ホストがストレージに アクセスできるようにするには、ホストの構成を定義してストレージ リソースに関連づける必要があります。 また、個々のホストをホスト グループにまとめることもできます。ホスト グループは、グループ内のすべてのホスト間でボリュ ーム関連の操作を実行できるようにするホストの集まりです。たとえば、ホスト グループに対してボリュームをプロビジョニング すると、すべてのメンバー ホストでボリュームが使用可能になります。ホスト グループは、iSCSI またはファイバー チャネル接続 を使用します。両方を使用することはできません。 ［Compute］で、［Hosts & Host Groups］をクリックして、次のアクションを実行します。 ● ● ● ● ホストおよびホスト グループ
● ホストがストレージにアクセスするために使用するイニシエーターの iSCSI イニシエーター IQN、FC イニシエーター WWN、 NVMe イニシエーター NQN。 このタスクについて クラスター上のストレージにアクセスするようにホストをマッピングするには、PowerStore Manager で構成を定義する必要があり ます。 手順 1. ［Compute］の［Hosts & Host Groups］を選択します。 2. ［Add Host］をクリックします。 3. ［Host Details］ページで、ホスト名を入力し、オペレーティング システムを選択します。 4. ［Initiator Type］ページで、Fibre Channel、iSCSI、または NVMe を選択します。 ホスト接続の動作条件を確認します。 5. ［Host Initiators］ページで、自動検出されたイニシエーターのリストからイニシエーターを選択します。 6.
このタスクについて 次の制限事項が適用されます。 ● ボリュームがホストにマッピングされると、マッピング先のホストと同じストレージ プロトコル（SCSI または NVMe）が共有 されます。 ● 混在プロトコルはサポートされません。 手順 1. ［Compute］ > ［Hosts & Host Groups］で、ボリュームをマッピングするホストまたはホスト グループの横にあるボックスにチ ェックを入れます。 2. ［Provision］ > ［Map］を選択し、［Map Volumes］スライドアウト パネルを開きます。 3. ホストまたはホスト グループにマッピングする 1 つまたは複数のボリュームを選択します。 4. LUN（Logical Unit Number）を指定するか、自動的に生成されるようにするかを選択します。 5.
4 Identifier Version Status GUID-09C9F278-929C-493A-AC2B-02DFCDDEE33F 1 Translation approved データ移動：ボリュームおよび ボリューム グル ープ 移行セッションを開始して、ボリュームまたはボリューム グループを別のアプライアンスに移動します。 トピック： • • ストレージ リソースの別のアプライアンスへの移行 vVol を別のアプライアンスに移行する Identifier Version Status GUID-2C5F6014-60E4-43EE-928F-B537C59DA869 4 Translation in review ストレージ リソースの別のアプライアンスへの移行 この機能を使用して、ホスト I/O を停止することなく、クラスター内の別のアプライアンスにボリューム、ボリューム グループま たは vVol を移動します。 このタスクについて サービス作業のためにアプライアンスを削除またはシャットダウンする前に、ストレージ リソースを別のアプライアンスに移行し ます。ボリュームまたはボリュ
4. 移行するストレージ リソースの要件に最適なアプライアンスを選択します。 5. ［Next］を選択します。 Pending 状態の移行セッションはバックグラウンドで作成されます。 6. ［Finish］を選択します。 ［Migration Actions］ページに移行セッションが表示され、［Required Action for Migration］スライドアウト パネルが表示されま す。 メモ: 該当する場合は、関連づけられているホストの関連づけられたホスト アダプターを再スキャンして、移行が完了した らストレージにアクセスできることを確認します。 7.
5 Identifier Version Status GUID-BD5033CA-D7F3-4DF9-B94F-E0EB4E516815 2 Translation in review シン クローン シン クローンは、親リソースとブロックを共有するボリューム、ボリューム グループ、またはスナップショットの読み取り/書き 込みコピーです。シン クローンを作成した時点でソース スナップショットで使用可能なデータは、シン クローンで直ちに使用で きます。シン クローンは、このデータのソース スナップショットを参照します。ただし、シン クローン作成後に行われた、その クローンの変更に起因するデータは、そのシン クローンに格納されます。シン クローンへの変更は、ソース スナップショットに は影響しません。 シン クローンを使用するメリット シン クローンを使用すると、本番環境のスペース効率のよいコピーを作成および管理できます。これは、次のタイプのアクティビ ティに役に立ちます。 ● 開発およびテスト環境：シン クローンにより、開発やテストの担当者が、実際のワークロードを処理し、本番環境に影響を及 ぼすことなく
表 1.
図 1. シン クローン階層 1. ボリューム 1 2. スナップショット 1 3. スナップショット 2 4. シン クローン 1 5.
6. スナップショット 3 7. シン クローン 3 8. 更新 図に示すように、ボリューム 1 のベース ボリューム ファミリーには、すべてのスナップショットとシン クローンが含まれます。 シン クローン 2 の場合： ● ファミリーはボリューム 1。 ● 親はスナップショット 2。 ● ソースはスナップショット 2。 シン クローン 3 の場合： ● ファミリーはボリューム 1。 ● 親はスナップショット 3。 ● ソースはスナップショット 3。 シン クローン 3 がスナップショット 1 から更新された場合： ● ファミリーはボリューム 1 のまま。 ● 元の親リソースは、シン クローン 2。 ● ソースはスナップショット 3 からスナップショット 1 に変更されます。 シン クローン 3 の更新後、シン クローン 2 が削除されると、元の親リソースは空として表示されます。 Identifier Version Status GUID-9E62B95D-E03F-498B-9C42-6665DCCC54E7 2 Translation in review ボリュームのシン クローンの作成 手順 1.
6 Identifier Version Status GUID-D0F6937F-C5A0-4913-983F-1B11B2D01A3E 2 Translation in review パフォーマンス ポリシー パフォーマンス ポリシーでは、PowerStore ストレージ リソースの I/O パフォーマンスの要件を指定します。PowerStore では、次 の 3 つのパフォーマンス ポリシーが事前定義されています。 ● 高 ● 中（デフォルト） ● 低 PowerStore には共有ベースの QoS があります。共有ベースの QoS とは、システム レベルで競合が発生した場合に、パフォーマン ス ポリシーが「高」のボリュームが、パフォーマンス ポリシーが「中」のボリュームよりも多くの IOPS を処理することを意味し ます。さらに、パフォーマンス ポリシーが「中」のボリュームは、パフォーマンス ポリシーが「低」のボリュームより多くの IOPS を処理します。 パフォーマンス ポリシー「高」は重要なアプリケーションにのみ関連づけることをお勧めします。重要なアプリケーションのため にパフォーマンス ポリ
Identifier Version Status GUID-3EB3D53B-21C0-41DB-A8E5-0189AFF31714 2 Translation in review ボリュームのパフォーマンス ポリシーの変更 手順 1. ［Storage］の［Volumes］を選択します。 2. 該当するボリュームの隣にあるチェックボックスをクリックします。 3. ［More Actions］ > ［Change Performance Policy］を選択します 4.
