Setup Guide
Table Of Contents
- Dell EMC PowerStore PowerStore Xモデルのネットワーキング ガイド
- 目次
- 関連資料
- 概要
- スイッチとネットワークを構成するための準備
- PowerStore Xモデル:ネットワーク構成要件
- Dell EMC PowerSwitchシリーズS4148-ONスイッチを使用した構成
- PowerStore Xモデル:アプライアンスとスイッチのケーブル接続
- スイッチとネットワークの構成の検証
- PowerStoreアプライアンスの検出
- PowerStore Xモデルアプライアンスの初期構成
- 複数のポートにまたがって実行するようストレージ ネットワークを拡張する
- 追加のストレージ ネットワークの作成
- その他のDell EMC PowerSwitchシリーズS4148-ONスイッチの設定操作

メモ: 高信頼性の高速アップリンクのポートの場所は、スイッチのベンダーやモデルに応じて変わる場合があります。
MC-LAG は、独立した複数のトップオブラック(ToR)スイッチを結合して、単一の仮想シャーシにするスイッチ インターコネク
ト技術です。MC-LAG を使用すると、複数のシャーシにわたるリンク アグリゲーション(LAG)ポート グループが実現され、LAG
接続の耐障害性が向上します。さらに、MC-LAG により、スイッチ間のトラフィックが、使用可能な接続の帯域幅全体を使用でき
るようになります。ループを防止するために一部のリンクを無効にするスパニング ツリー プロトコル(STP)は使用されません。
MC-LAG は、このテクノロジーの一般的な名称ですが、一部のベンダーは、独自の用語を使用して MC-LAG 接続を定義していま
す。
表 5. ベンダー固有の MC-LAG テクノロジー
ベンダー 独自の MC-LAG テクノロジー
デル 仮想リンク トランキング(VLT)
Cisco 仮想 PortChannel(vPC)
Brocade マルチシャーシ トランキング(MCT)
メモ: ベンダーの MC-LAG 用テクノロジーについては、そのベンダーのドキュメントを参照してください。
MC-LAG 接続の要件は次のとおりです。
● 高速の高信頼性接続を使用すると同時に 2 本以上の接続ケーブル。
● 接続は、スイッチの高速ポートを介して行う必要があります。スイッチに高速ポートがある場合は、スイッチ プロバイダーの
ドキュメントを参照してください。
● 高速ポート間の接続をサポートする 2 本のケーブルを使用します。たとえば、MC-LAG ポートを相互接続するには、100Gbps
のダイレクト アタッチ ケーブル(DAC)が必要です。
MC LAG を使用しない L2 アップリンク
ToR スイッチへの接続に MC LAG を使用しない L2(Ethernet レベル)アップリンクを使用することは、PowerStore 導入で MC-LAG
の代わりに使用できます。
非 MC-LAG L2 接続を使用すると、各物理スイッチのアップリンクをポートチャネルにすることができます。この場合、1 つではな
く、2 つのポートチャネルを作成する必要があります。
16 PowerStore X モデル:ネットワーク構成要件