Setup Guide

1. 1 台目の ToR スイッチ（Switch1）とのターミナル セッションを確立します。
2. グローバル構成モードを有効にします。
configure terminal
3. Switch1 の VLTi に使用される 100 GbE ポートで L2 モードを無効にします。
interface range ethernet 1/1/25-1/1/26
description vlti
no switchport
exit
4. 新しい VLTi ドメインを作成し、検出インターフェイスとして 100 GbE ポートを選択します。
vlt-domain 1
discovery-interface ethernet 1/1/25-1/1/26
● vlt-domain とポート番号は、両方のスイッチで同じである必要があります。
● ポート 25 と 26 は両方とも、Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON スイッチの 100 GbE ポートです。その他のスイッチ
では、異なるポート番号が 100 GbE ポートに割り当てられている場合があります。
5. もう一方の ToR スイッチの管理 IP を VLT バックアップ（ハートビートに必要）として指定します。
● Switch1 の場合は、Switch2 の管理 IP アドレスをバックアップ用に使用します。
● Switch2 の場合は、Switch1 の管理 IP アドレスをバックアップ用に使用します。
backup destination 100.0.100.11
6. アップリンクの構成の準備を行うために、ピアルーティングを有効にします。ピアルーティングにより、ピアへの L3 ルーティ
ングが有効または無効になります。
メモ: お客様のネットワークへのアップリンクを構成する手順は、このガイドでは説明しません。
peer-routing
7. スイッチの優先度を設定します。
primary-priority 1
有効な優先度の値の範囲は 1～65535 です。より低い優先度のスイッチが、より高い優先度のスイッチより優先されます。2 台
の ToR スイッチに、同じ優先度の値を設定しないでください。
8. ネットワーク上の競合を回避するために VLT MAC アドレスを入力します。
メモ: VLT MAC アドレスには、すべてがゼロ（00:00:00:00:00）のアドレスは使用できません。
vlt-mac 00:00:00:00:00:01
Switch2 の構成時には、同じ VLT MAC アドレスを使用します。
9. 2 つ目のスイッチに同じ手順を繰り返します。
その際に、手順 1 と手順 5 でスイッチの IP アドレスを逆にします（次のコード サンプルを参照）。
表 11. VLTi 構成ステップのコード サンプル
Switch1 Switch2
configure terminal
interface range ethernet 1/1/25-1/1/26
description vtli
no switchport
exit
vlt-domain 1
discovery-interface ethernet 1/1/25-1/1/26
backup destination 100.0.100.11
peer-routing
configure terminal
interface range ethernet 1/1/25-1/1/26
description vlti
no switchport
exit
vlt-domain 1
discovery-interface ethernet 1/1/25-1/1/26
backup destination 100.0.100.10
peer-routing
Dell EMC PowerSwitch シリーズ S4148-ON スイッチを使用した構成 29