Setup Guide
Table Of Contents
- Dell EMC PowerStore PowerStore Xモデルのネットワーキング ガイド
- 目次
- 関連資料
- 概要
- スイッチとネットワークを構成するための準備
- PowerStore Xモデル:ネットワーク構成要件
- Dell EMC PowerSwitchシリーズS4148-ONスイッチを使用した構成
- PowerStore Xモデル:アプライアンスとスイッチのケーブル接続
- スイッチとネットワークの構成の検証
- PowerStoreアプライアンスの検出
- PowerStore Xモデルアプライアンスの初期構成
- 複数のポートにまたがって実行するようストレージ ネットワークを拡張する
- 追加のストレージ ネットワークの作成
- その他のDell EMC PowerSwitchシリーズS4148-ONスイッチの設定操作

PowerStore X モデルアプライアンスの初期構
成
この章では、次の情報について説明します。
トピック:
• 初期構成ウィザード
• 記入済み初期構成ワークシートの取得
初期構成ウィザード
PowerStore X モデルアプライアンスを検出したら、[初期構成ウィザード](ICW)にリダイレクトされ、そこで PowerStore X モデ
ルアプライアンスのネットワークを構成します。
[初期構成ウィザード](ICW)は、PowerStore X モデルアプライアンスの初期構成に必要なネットワーク情報の入力を求めるプロ
ンプトを表示します。
ICW を通じて実行している場合は、記入済みの初期構成ワークシートを参照してください。[初期構成ワークシート]には、
PowerStore X モデルアプライアンスの初期導入を完了するために必要なすべての情報を入力する必要があります。
[ICW]に記入する際には、次の点に注意してください。
● [ログイン資格情報]
PowerStore に初めてログインするときには、デフォルトのユーザー名とパスワードを使用します。ただし、[初期構成ウィザー
ド](ICW)を続行する前に、管理者パスワードを変更する必要があります。クラスターに入力した新しい管理者パスワードは、
入力済みの初期構成ワークシートに書き留めておいてください。このパスワードのサンプルは提供されていません。
● ネイティブ VLAN
PowerStore ネットワークのどれかにネイティブ VLAN を使用する場合は、PowerStore[初期構成ウィザード]のタグなしのト
ラフィック用に VLAN ID 0(ゼロ)を入力する必要があります。PowerStore では、タグなしトラフィックのマーカーとして
VLAN 0 が使用されます。VLAN ID をゼロに設定すると、802.1q 標準に基づくネットワーク トラフィックのタグ付けが行われ
ず、ネットワークはネイティブ VLAN を使用します。そのネットワーク上のトラフィックは、タグなしとして PowerStore に渡
され、ネイティブ VLAN がスイッチを介して、タグなしのトラフィックに適用されます。
● [ハイパーバイザー情報]
PowerStore X モデルアプライアンスのネットワーキングは ESXi によって制御されます。ESXi は、仮想スイッチを使用してネ
ットワーク デバイスをコントローラーの VM と共有します。クラスター作成の一部として、vSphere 分散スイッチ(vDS)が、
ネットワーク トラフィックを管理するために設定されます。vDS により、ネットワーク I/O 制御(NIOC)による高度な QoS 優
先度構成などの機能が有効になります。
一般的に、この構成は、PowerStore X モデルアプライアンスの管理には影響しません。ただし、デフォルトの構成を変更した
場合には、HA に関する考慮事項がいくつかあります。
詳細については、PowerStore 仮想化インフラストラクチャ ガイドを参照してください。
● [vCenter Information]
PowerStore クラスターは、VMware vSphere フレームワークをベースにした、仮想化概念の特定の実装を使用します。
PowerStore アプライアンスは VMware vSphere と統合されるように設計されています。これらの統合には次のものが含まれま
す。
○ vCenter Server
○ 仮想マシン
○ 仮想ボリューム
○ プロトコル エンドポイント
○ VASA プロバイダー
○ ストレージ コンテナ
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