Setup Guide
156 はじめに
スイッチの起動
すでに接続されているローカルターミナルで電源を入れると、スイッチ
はパワーオンセルフテスト (POST) を完了します。POST はスイッチを初
期化するたびに実行され、ハードウェアコンポーネントを確認し、起動
が完了する前にスイッチが動作中であるかどうかを判断します。POST
で重大な問題が検出されると、 プログラムは中断します。POST が正常に
完了すると、有効なファームウェアが RAM にロードされます。POST
メッセージがターミナルに表示され、テストが成功したかどうかを示し
ます。起動処理は約 60 秒で完了します。
POST の前半が完了すると、起動メニューが自動的に起動されます。起動
メニューを起動するには、プロンプトが表示されたらメニューから 2 を選
択します。起動メニューから、システムを工場出荷時の設定に戻す、バッ
クアップイメージを有効にする、パスワードを復元するなどの設定タス
クを実行できます。起動メニューの機能の詳細については、『 CLI
Reference manual(CLI リファレンスガイド)』を参照してください。
初期設定の実行
初期設定の手順は、次の前提に基づいています。
•
Dell Networking
スイッチに保存された設定がないこと。
•
Dell Networking
スイッチが正常に起動したこと。
•
コンソールへの接続が確立されていて、
Dell Easy Setup Wizard
プ
ロンプトが
VT100
ターミナル(または同等のターミナル)の画面に
表示されること。
コンソールポートを介してスイッチの初期設定を実行します。初期設定後
は、すでに接続されているコンソールポートから、または初期設定時に定
義したインタフェースを介してリモートでスイッチを管理できます。
メモ: スイッチは、デフォルトのユーザー名、パスワード、または IP アド
レスでは設定されません。
スイッチの初期設定を行う前に、ネットワーク管理者から次の情報を入
手してください。
•
管理インタフェースに割り当てられる
IP
アドレス。
•
ネットワーク用の
IP
サブネットマスク。
•
管理インタフェースのデフォルトゲートウェイの
IP
アドレス。