DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド 概要 テープ・ドライブのセットアップ テープ・ドライブの使用 テープ・バックアップ・ソフトウェアの使用 トラブルシューティング 仕様 用語集 注: 「注」は、コンピューターをより活用するために役立つ重要な情報を示します。 注意: 「注意」は、ハードウェアを損傷する、またはデータを失う可能性が想定されることを示し、問題を回避する方法を説明します。 警 告: 「 警 告 」は、 物 的 損 害を被る、 人が障 害を負う、 ま た は死 亡す る可 能 性が想 定されることをを示し ま す。 こ の資 料の情 報は、 予 告な く変更す る場 合があります。 (C) 2003 Dell Computer Corporation. All rights reserved. (C) International Business Machines Corporation, 1999, 2003. All rights reserved.
目次ページへ戻る 用語集: DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド -A -B -C-D-E -F -G-H-I-J-L-M -N-O-P -R-S -T-U-V -W A A. アンペア (ampere) を参照。 アンペア (A) (ampere (A)). 1 クーロン (C)/秒、または 1 オームの抵抗に 1 ボルトの電圧が加えられて生じる電流の計測単位。 アダプター (adapter). アダプター・カード (adapter card) を参照。 アダプター・カード (adapter card). コンピューターに機能を加える回路ボード。 B バックアップ (backups). プログラムやサーバーのエラーまたは誤動作のために重要なデータが失われた際に、重要なビジネスおよびサーバーのファイルを復元するために使用される、 レコードの保存操作を表す用語。 後方互換 (backward compatible).
消 磁 (degauss). テープの磁気を中性化する電流を出す電気コイルに対して、テープを露出して磁気を消すこと。 デバイス (device). テープ・ドライブやテープ・ライブラリーなどの、データを送受信することができるハードウェア・コンポーネントや周辺装置。 デバイス・ドライバー (device driver). 接続デバイスを使用するのに必要なファームウェアが含まれているファイル。 診断プログラム (diagnostic). 装置の障害やプログラムのエラーを認識し、突き止め、説明するために設計されたソフトウェア・プログラム。 直 流 (DC) (direct current (dc)). 一方向にだけ流れる電流で、実質的には定数の値。 ドライブ (drive). テープ・カートリッジ内の磁気テープの動きを制御するデータ・ストレージ・デバイス。ドライブは、テープからのデータの読み取りとテープへのデータの書き込みを行う機構 (ドライブ・ヘッド) を内蔵している。 ドライブ・ダンプ (drive dump).
入 出 力 (I/O) (input/output (I/O)). コンピューターに提供されるデータ、またはコンピューター処理の結果によるデータ。 挿入ガイド (insertion guide). ユーザーがカートリッジを誤って挿入することを防ぐ、テープ・カートリッジの表面にある大きな切り込みの入った個所。 インストール、 取り 付け (install). (1) 使用または保守のためにセットアップすること。 (2) 単一の変更によって、あるいは複数のコンポーネントやデバイスの追加によって、サーバーやデ バイスに製品、機構、または機能を追加する処置。 変換コネクター (interposer). あるサイズとスタイルのコネクターが別のサイズとスタイルの対のコネクターに接続できるようにする、アダプターに似たデバイス。 I/O. 入出力 (input/output) を参照。 J ジャンパー (jumper).
O エールステッド (oersted). 有理化されていないセンチメートル - グラム - 秒 (cgs) 電磁気システムにおける磁気フィールドの強さの単位。エールステッドは、軸の長さ 4 パイ・センチメー トルごとに 1 アブアンペアの巻きのリニア電流密度で誘発される、細長い均一巻きのソレノイド内部の磁場の強さ。 オフライン (offline). サーバーのアプリケーションがテープ・ドライブと対話できないときに、テープ・ドライブが入っている操作状態。 オンライン (online). サーバーのアプリケーションがテープ・ドライブと対話できるときに、テープ・ドライブが入っている操作状態。 オープン・システム (Open Systems). 専有されていない (所有権が主張されていない) 規格に基づくコンピューター・システム。 操作環境 (operating environment). テープ・ドライブが日常的に処理を行う室内の温度、相対湿度、および湿球温度。 P パリティー (parity).
秒 (second). 1 分の 1/60。 センス・データ (sense data). 入出力エラーを記述するデータ。センス・データは、センス入出力コマンドへの応答の際にサーバーに渡される。 サーバー (server). ネットワークを介して 1 つ以上のクライアントにサービスを提供する機能単位。 たとえば、ファイル・サーバー、プリント・サーバー、またはメール・サーバーなどがある。 IBM pSeries、IBM iSeries、HP、および Sun は、サーバーである。ホスト (host) と同義。 1 文 字ディスプレイ (single-character display). テープ・ドライブの前面にあり、英字または数字コードを表示する LED。診断または保守機能、エラー状態、あるいは通知メッセージを 表す。 スリープ・モード (sleep mode). 電力を節約するために、テープ・ドライブの電子機器を自動的に省電力モードに入らせる電源管理機能。 Small Computer Systems Interface (SCSI).
W 最 大湿球温度 (wet bulb temperature). 定常状態の条件の下で大気を飽和させるため、一定の大気のサンプルに一定の圧力で純水を蒸発させる必要がある温度。 湿球温度は湿球 温度計で読み取る。 書き込み (write). ストレージ・デバイスまたはデータ・メディアに、永続的または一時的にデータを記録すること。 ライト・プロテクト (write protected). テープ・カートリッジに適用される、一部の論理または物理機構によってデバイスがそのカートリッジのテープに書き込まれないようにするときに存在 する状態。 ライト・プロテクト・スイッチ (write-protect switch). テープ・カートリッジにあるスイッチで、事故によるデータの消去を防ぐ。ロックおよびアンロックされたパッドロックのピクチャーがスイッ チに表示される。 ロックされたパッドロックにスイッチをスライドさせると、データをテープに書き込めない。アンロックされたパッドロックにスイッチをスライドさせると、データをテープに書き込 むことができる。 書き込み/読み取り テ ス ト (Write/Read test).
目次ページへ戻る 概要: DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド - 概要 - SCSI バス・インターフェース - 機構 - テープ・バックアップ・ソフトウェア - 前面パネル - 背面パネル 概要 DellT M PowerVaultT M 110T LTO-2 テープ・ドライブは、高性能の大容量データ・ストレージ・デバイスで、自動バックアップの実行、オープン・システム・アプリケーションの復元、およびファ イルの検索およびアーカイブを目的として設計されています。このドライブは、サーバーに統合されるか (内部モデル)、別個に梱包されたデスクトップ装置 (外部モデル) として提供されま す。 Dell PowerVault 110T LTO-2 テープ・ドライブ (Generation 2 と呼ばれる) は、LTO 製品シリーズの第 2 世代テープ・ドライブです。 Dell PowerVault 110 LTO-2 テープ・ドライブは、最大容量 200 GB のフォーマット済みカートリッジ (2:1 の圧縮率を想定した場合は 400 GB) を提
l 省電力のためのスリープ・モード l 正式な Ultrium LTO2 ロゴが付いたすべてのカートリッジとの互換性 l 正式な Ultrium LTO2 ロゴが付いた他の LTO2 テープ・ドライブとのテープの交換 * 2:1 の圧縮率を想定。実際の容量はデータ・セットによって異なり、実際の圧縮率によって決まります。 テープ・バックアップ・ソフトウェア DELL PowerVault 110T LTO-2 ドライブをサポートするバックアップ・ソフトウェアが必要です。一般に、ネイティブ・バックアップ・アプリケーション (NTBackup および tar など) は、テープ・ド ライブの最高の性能を発揮するのに必要なデータ・ストリーム速度を提供しません。より良いメモリー管理が可能で、さらに TapeAlert などの他の便利な機能を提供するバックアップ・アプ リケーションを使用することをお勧めします。サポートされる最新のソフトウェア・バージョンについては、 http://www.support.dell.
4. 排 出ボタン。 排出ボタンによって、いくつかの機能を実行できます。これらの機能については、『テープ・ドライブの使用』で詳しく説明されています。 背 面パネル 図 4. 内部テープ・ドライブの背 面パ ネ ル ドライブの背面パネル (図 4 を参照) には、以下の機構があります。 1. SCSI コネクター 2. SCSI ID コネクター 3. 電源コネクター 図 5. 外 部テープ・ドライブの背 面パ ネ ル ドライブの背面パネル (図 5 を参照) には、以下の機構があります。 1. SCSI アドレス・スイッチ 2. 電源コンセント 3.
目次ページへ戻る セットアップ: DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド - 事前に取り付け済みの内蔵ドライブ - 内蔵ドライブの取り付け - 外付けドライブの取り付け - デバイス・ドライバーのロード - ドライブ操作の検証 事 前に取り付け済み の内 蔵ドライブ Dell は、システムの一部として出荷される内蔵テープ・ドライブの取り付けおよびセットアップを行っています。テープのバックアップ・ソフトウェアは通常、Dell によってインストールされてい ます。ただし、ソフトウェアが最近更新された場合には、そのソフトウェアをインストールしなければならないことがあります。その場合、インストール手順はソフトウェアと共に提供されます。 サポートされる最新のソフトウェア・バージョンについては、 http://www.support.dell.
2. 電気コンセントとコンピューターの両方から電源コードを外します。 ス テ ッ プ 3 - SCSI ID の設 定 。 テープ・ドライブは、デフォルトの SCSI ID 6 で出荷されますが、 0 ~ 15 の間の未使用 ID を割り当てることができます。 SCSI ID 7 は SCSI コントロー ラー用に予約されているため、使用しないでください。また、SCSI ID 0 はブート・ディスクに割り当てられている場合が多いため、使用しないでください。 Narrow SCSI バスにドライブを取り 付けると、性能が落ちるため、お勧めしません。 警 告: 静電気によって電 子コンポーネントに損 傷を与え る恐れがあります。 可 能で あ れ ば、 帯電 防 止リスト・バンドを常に付けてください。 付けられない場 合に は、 電 磁気の帯電を逃がすために、 コンピューターの塗装されていない金属部 分 (バック・プレートなど) に触れてから、 テープ・ドライブをバッグから取り 出し て く だ さ い。 SCSI ID をセットするには、次のようにします。 1.
1. 6-32 取り付けねじ穴 2. M-3 取り付けねじ穴 ご使用のコンピューターがドライブ取り付け用ハードウェアを使用しない場合は、シャシーの穴がテープ・ドライブの側面にある穴と位置が合っているか調べてください。 ケーブルを設置するために、ドライブを動かす必要があるかもしれませんので、この時点ではドライブをねじで固定しないでください。 図 5. 電 源ケーブルおよび SCSI ケーブルを接続す る 1. 電源コネクター 2. SCSI コネクター ス テ ッ プ 7 - 電 源ケーブルおよび SCSI ケーブルを接続す る。 図 5 の項目 1 に示すように、 コンピューターの内部電源機構からのスペア電源ケーブルを電源コネクターに接続します。 図 5 の項目 2 に示すように、コンピューターの SCSI リボン・ケーブルのスペア SCSI ケーブルを SCSI コネクターに接続します。 注: ドライブが SCSI チェーン上の最後のデバイスの場合は、終端する必要があります。 図 6.
3. 状況ライトがこはく色でオンになり、続いて緑色でオンのままになる。 外 付けドライブの取り付け テープ・バックアップ・ソフトウェアのインストール バックアップ・ソフトウェア・アプリケーションのインストールおよび操作方法の詳細については、テープ・バックアップ・ソフトウェアの資料を参照してください。サポートされる最新のソフトウェ ア・バージョンについては、 http://www.support.dell.
電源ケーブルのもう一方の端を接地された電源コンセントに差し込みます。 テープ・ドライブは、SCSI の終端がないと電源オン自己診断テスト (POST) を完了できないため、装置の背面の 2 つの SCSI コネクターのどちらかにターミネーター (つまり、終端の付い た SCSI バス) が接続されていることを確認します。 電源オン/オフ・ボタンを押してテープ・ドライブの電源をオンにします (図 7 の番号 4 を参照)。テープ・ドライブは POST を実行し、これでドライブ・ヘッド以外のハードウェアすべてを検査し ます。 ドライブの型式名、製品番号、製造番号、SCSI ID、およびサービス・タグ番号 (外付けドライブのみ) をメモして、将来参照するときのために安全な場所に保管してください。型式名はドライ ブの前面にあり、製品サービス・タグと製造番号はドライブの底部のラベルにあります。 ス テ ッ プ 4 - SCSI ケーブルの接続。 通常のシステム・シャットダウンを実行してコンピューターおよび接続されている周辺装置の電源をすべてオフにします。テープ・ドライブが電気コン セントにつながっていることを確認します
1. ホスト・サーバーまたはワークステーションに管理者特権でログオンしていることを確認します。 2. Dell PowerVault 110T LTO-2 ドライブ・サポート CD をホスト・サーバーまたはワークステーションの CD ドライブに挿入します。 3. Windows デスクトップの「マイ コンピュータ」アイコンを右クリックし、「管 理」をクリックして「デバイス マネージャ」をクリックします。 4. テープ・ドライブは、「? そのほかのデバイス」項目の下に「IBM Ultrium-TD2 SCSI Sequential Device」としてリストされるはずです。 5. IBM Ultrium-TD2 SCSI 順次デバイスのリストを右クリックして、「削 除」をクリックしてから「OK」ボタンをクリックし、デバイスの取り外しを確認します。 6. 「コンピュータの管理」ダイアログ・ボックスの左上隅にある「操 作」ボタンをクリックします。 7.
目次ページへ戻る テープ・バックアップ・ソフトウェアの使用: DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユ ーザーズ・ガイド ご使用のテープ・バックアップ・アプリケーションで提供されるユーザーの操作ガイドを参照してください。サポートされる最新のソフトウェア・バージョンについては、 http://www.support.dell.
目次ページへ戻る 仕様: DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド - 一般 - 外付けドライブ - 内蔵ドライブ ご注意: この仕様書は、通知目的でのみ製造元から提供されたものあり、 Dell の保証を拡張するものではありません。 Dell の保証内容については、ご使用のシステムの資料 に記載されています。 一般 仕様 名称 製造元 Dell 製造 型式番号 DELL PowerVault 110T LTO-2 テープ・ドライブ: LTO 内蔵型、LTO 外付型 インターフェース・タイプ Ultra160 Low-Voltage Differential (LVD) SCSI バス 外 付けドライブ 物 理 仕様 l 寸法: 幅 24.9 cm、長さ 29.0 cm、高さ 12.5 cm l 重量: 6.40 kg 消費電力 l 電源: 100-240 VAC、50/60 Hz、100 VAC .58A 線電流、240 VAC .
消費電力 許容範囲 + 5 Vdc および + 12 Vdc (± 10%) 電源機構電流 5 Vdc 最小 1.3 A/最大 3.1 A 電源機構電流 12 Vdc 最小 0.2 A/最大 1.1 A 電源機構ピーク 5 Vdc (電源機構による瞬間出力) 100 ms15.5 W の場合 3.3 A 電源機構ピーク 12 Vdc (電源機構による瞬間出力) 2 ms49.2 W の場合 4.1 A 消費電力 (通常アイドル・モード、カートリッジなし) 10.9 W 消費電力 (通常アイドル・モード、カートリッジあり) 12.7 W 消費電力 (読み取り/書き込み、6.22 m/秒) 29 W 消費電力 (スリープ・モード、カートリッジなし) 9.0 W 消費電力 (スリープ・モード、カートリッジあり) 10.
目次ページへ戻る トラブルシューティング: DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド - ドライバーおよびファームウェアのアップグレードの入手 - 診断または保守機能の選択 - 一般ガイドライン - エラーおよびメッセージの受け取り方 - 説明および修正処置 - サーバーによっ て通知される問題の解決 - メディアに関連した問題の解決 - テープ・ドライブの取り外し - テープ・アラート - 手動でのカートリッジの取り外し ドライバーおよびファームウェアのアップグレードの入 手 警 告: ファームウェアを更 新するときには、 更 新が完 了するまではテープ・ドライブの電 源を切らないでください。 電 源を切る と、 ファームウェアが失われるおそれが あ り ま す。 定期的に Web の http://support.dell.
ドライブ・エラー・ログを表示するには、次のようにします。 1. カートリッジがドライブに入っていないことを確認します。 2. 1.5 秒以内に、排出ボタンを 3 回押します。状況ライトがこはく色になります。つまり、ドライブが保守モードになっていることを意味します。 3. 1 文字ディスプレイに 9 が表示されるまで、1.5 秒ごとに 1 回排出ボタンを押します。 4. 排出ボタンを 3 秒間押したままにして、最新のエラー・コードを表示します。 5. コードの意味と行う処置を判断するには、『説明および修正処置』を参照してください。 6. 排出ボタンを押して、次のエラー・コードを表示します。 (コードは順に並べられ、最新のものが最初に表示され、最も古いもの (10 番目のもの) が最後に表示されます。) 7.
4.
テープ・ドライブのエラー・ログ 『説明および修正処置』を参照してください。 説明および修 正処置 表 4 に、テープ・ドライブに関連するエラーおよびメッセージの説明と、それらを受け取ったときの処置方法を示します。 注意: テープ・ドライブが永続エラーを検出し、0 以外のエラー・コードを表示すると、ドライブは重要データのドライブ・メモリーへのダンプを実行します。強制的にダンプを行うと、 既存のダンプは上書きされ、データは失われます。強制的にダンプを実行した後は、テープ・ドライブへの電源をオフにしないでください。電源をオフにすると、ダンプ・データが失 われる場合があります。 表 4.
l n 診断が失敗した場合は、Dell のテクニカル・サポートに連絡してください。 n 診断が成功した場合は、エラーは一時的なものです。 操作が失敗したときに、別のドライブが使用できない場合は、スクラッチ・カートリッジをドライブに挿入し、テープ・ドライブの診断を実行する (『診断または保守機能 の選択』の機能コード 1 を参照)。 ¡ 診断が失敗した場合は、Dell のテクニカル・サポートに連絡してください。 ¡ 診断が成功した場合は、カートリッジを廃棄する。 複数のテープ・カートリッジで問題が発生した場合、またはテープ・カートリッジのボリューム通し番号が分からない場合は、テープ・ドライブの診断を実行します (『診断また は保守機能の選択』の機能コード 1 を参照)。 l 診断が失敗した場合は、Dell のテクニカル・サポートに連絡してください。 l 診断が成功した場合は、ヘッドのテスト診断を実行する (『診断または保守機能の選択』の機能コード H を参照)。 ¡ ヘッドのテスト診断が失敗した場合は、Dell のテクニカル・サポートに連絡してください。 ¡ ヘッドのテスト診断が
1. テープ・ドライブに電源が供給されていることを確認します。 2. テープ・ドライブの SCSI アドレスが、サーバーによって割り当てられた SCSI アドレスと同じであることを確認します。 3. SCSI ターミネーターを交換して、失敗した操作を再試行します。 4. SCSI ケーブルを交換し、変換コネクターがあればそれも交換して、失敗した操作を再試行します。 5. これらの処置によって問題が訂正されない場合は、Dell のカスタマー・サポートに連絡してください。 SCSI バ ス上の複数ドライブでの再 現 性のあるエラーの修 正 SCSI バス上に複数のテープ・ドライブがある構成で再現性のあるエラーが発生したときには、その問題が複数のテープ・ドライブで起きているかを判別する必要があります。問題が SCSI バス上のすべてのデバイスで起きている場合には、バスが SCSI フェーズで停滞していて別のフェーズに移行できないか、サーバーから最初のデバイスへの SCSI ケーブルに問題があり ます。 1. サーバーから最初のデバイスへ SCSI ケーブルが接続されていることを確認します。 2.
テープ・ドライブの取り外し コンピューターからテープ・ドライブを取り外すには、以下のステップを実行してください。 1. テープ・ドライブにテープ・カートリッジが入っていないことを確認します。 2. サーバーからドライブを構成解除します (手順については、ご使用のサーバーの資料を参照してください)。 3. コンピューターの電源を切ります。電源ケーブルをコンピューターおよび電気コンセントから外します。 4. コンピューターのカバーを取り外します。 5. 内部電源ケーブルを電源コネクターから外します (図 2 の番号 3 を参照)。 6. 内部 SCSI ケーブルを SCSI コネクターから外します (図 2 の番号 1 を参照)。 7. コンピューターからテープ・ドライブを取り外し、テープ・ドライブの側面または底部から取り付けねじまたはレールを取り外します。 8. 再度組み立てる際には、このステップを逆に行ってください。 図 2.
11 0Bh Cleaning media (クリーニング・ メディア) ドライブにクリーニング・カートリッジがロー ドされると、セットされます。 処置は不要です。 12 0Ch Unsupported format (サポート されないフォーマット) サポートされないカートリッジ・タイプがドラ イブにロードされたり、カートリッジのフォ ーマットが壊れているときに、セットされま す。 サポートされているテープ・カートリッジを使用してください。 15 0Fh Cartridge memory chip failure (カートリッジ・メモリー・チップの 障害) カートリッジ・メモリー (CM) 障害が、ロー ドされたテープ・カートリッジで検出される と、セットされます。 カートリッジを取り替えてください。このエラーが複数のテープで起こっている場合は、 『説明および修正処置』のエラー・コード 6 を参照してください。 16 10h Forced eject (強制排出) ドライブの読み取り中または書き込み中 に、テープ・カートリッジがユーザーによっ て手動でアンロードされると、
警 告: 保 守のトレーニングを修 了し た方の み が、 ドライブを開い て修 理するようにしてください。 テープ・カートリッジの手 動で の取り 外し以 外の修 理を行う と、 保 証が 無効に な り ま す。 カートリッジの取り 外し テープ・ドライブからのテープ・カートリッジの排出に失敗した場合は、手動でカートリッジを取り外すことができます。この手順には以下のツールが必要です。 l 2.
3 を参照) で反時計回りに回します (矢印を参照)。ドライバーを回すと、アレン・レンチはわずかに動きます。 9. 小さなマイナス・ドライバーを使って、ローダー・モーター・ギアをアンロード方向 (反時計回り) に回し続けます。 ¡ アレン・レンチに引っ掛かりがなく、カートリッジがゆっくりと止まり、テープ・ロード格納機構が完全に排出される位置まで出たら、この手順は正常に終了したことになります。 小さなマイナス・ドライバーを取り外して、ステップ 10 に進みます。 ¡ 引っ掛かりがあってカートリッジが動かない場合、ローダー機構が詰まっているか、リーダー・ブロックがホーム位置にありません。 10. テープ・カートリッジを取り外します。 11.
目次ページへ戻る テープ・ドライブの使用: DellTM PowerVaultTM 110T LTO-2 テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド - ドライブの操作 - カートリッジのロード、アンロード、およびライト・プロテクト - テープ・カートリッジの手入れ - テープ機構のクリーニング ドライブの操 作 前面パネルにある電源オン/オフ・ボタンを押して外 付けドライブのスイッチをオンにします (図 1 の番号 1 を参照)。テープ・ドライブは電源オン自己診断テストを実行します。ハードウェア の自己診断テスト終了時に、状況ライトが緑色でオンになります。 図 1.
1. LTO カートリッジ・メモリー 2. ラベル域 3. ライト・プロテクト・スイッチ 4. 挿入ガイド 5. カートリッジ・ドア 6. リーダー・ピン テープ・カートリッジのロード 図 4. ロード 1. テープ・ドライブの電源がオンになっていることを確認します (状況ライトが緑色でオン)。 2. ライト・プロテクト・スイッチ (図 4 の番号 1 を参照) が正しくセットされていることを確認します。(『カートリッジのライト・プロテクト・スイッチのセット』を参照してください)。 3. ライト・プロテクト・スイッチがユーザーの方に向くように、カートリッジを持ちます。 4. テープ・ロード格納機構にカートリッジをスライドさせて入れます (図 4 を参照)。 注: a. カートリッジがすでに排出位置にあるときに、そのカートリッジを再挿入したい場合は、カートリッジを取り外してから再び挿入します。 b. カートリッジがすでにロードされているときに、電源を再度入れ直す (電源をいったんオフにしてからオンにする) と、テープは再ロードされます。 テープ・カートリッジのアンロード 1.
図 5.
l カートリッジを点検するときには、カートリッジ・ドアだけを開きます。カートリッジ・ケースの他の部分は開かないでください。ケースの上部と下部はねじで留められています。これらを 分離するとカートリッジが使えなくなります。 l カートリッジを使用または保管する前にカートリッジに損傷がないか点検します。 l カートリッジの背面 (テープのロード・コンポーネントに最初にロードするパーツ) を点検して、カートリッジ・ケースの継ぎ目にギャップがないことを確認します。継ぎ目にギャップがあ る場合には、リーダー・ピンが外れている可能性があります。 l リーダー・ピンが正しく取り付けられているか調べます。 l カートリッジに誤って触ってしまったのに使用できるように見える場合は、データをリカバリーできるようにするために、即時にすべてのデータを良好なカートリッジにコピーします。誤 って触ってしまったカートリッジは廃棄してください。 l 取り扱いおよび輸送手順を確認します。 カートリッジを慎重に扱う l カートリッジを落とさないように。カートリッジを落とした場合は、カートリッジのドアを後ろにスライドして、リ