Users Guide
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カートリッジとバーコードの取り扱い: Dell™PowerVault™160Tテープ ライブラリ ユーザ
ガイド
カートリッジの取り扱い方法
カートリッジの書き込み保護
バーコードラベル
クリーニングカートリッジの使用
メディアの管理
ライブラリ管理コンソールは、カートリッジの取り付けおよび取り外し、インポートおよびエクスポート、移動およびインベントリを一元管理し、簡素化します。 ライブラリは、1344 の LTO メディア スロット
まで拡張し、Fibre LTO-1 または Fibre LTO-2 カートリッジを収容することができます。 ライブラリ内のすべてのパーティションには、最低 1 つのクリーニング カートリッジが収容されていなければな
りません。
カートリッジの取り扱い方法
カートリッジの寿命をできるだけ長く保つためには、次の点に注意してください。
l よく見える場所を選んで、適切なメディアの取り扱い方法を書いた手順を掲示してください。
l カートリッジを取り扱うユーザーには、必ず、すべての手順に関する適切な訓練を受けさせてください。
l カートリッジを落としたり、強い衝撃を与えたりしないでください。 極度の衝撃により、カートリッジの内部やカートリッジケース自体が損傷し、使用できなくなります。
l 直射日光や、携帯用のヒーターや暖房の吹き出し口を含む熱源にカートリッジをさらさないでください。
l カートリッジを 5 個以上積み上げないでください。
l LTO カートリッジの運用温度範囲は、摂氏 10 度 から摂氏 35 度 の間です。 格納時の温度はほこりのない、相対湿度が 20% から 80% に保たれている結露のない環境で摂氏 16 度か
ら 32 度です。
l 上記の範囲を外れる気温の環境にカートリッジを置いておいた場合は、この環境にさらしておいた時間と同じ時間、または 24 時間のどちらか短い期間、カートリッジを室温に放置し、安定させて
ください。
l コンピュータモニタ、電気モーター、スピーカ、X 線装置など、電磁エネルギー源や強力な磁界のそばにカートリッジを放置しないでください。 電磁エネルギーや磁界にカートリッジをさらすと、デ
ータや、カートリッジの製造元によってメディアに書き込まれた内蔵サーボコードが破壊され、カートリッジが使用できなくなります。
l 識別用のラベルは、カートリッジにある指定されたスロットだけに貼付してください。
l カートリッジを輸送する場合、最初にカートリッジが入っていたパッケージ、またはそれよりも頑丈なパッケージに入れてください。
l 壊れたカートリッジをドライブに入れないでください。
l テープやテープ リーダーに触らないでください。
l 再使用する可能性のあるカートリッジは消磁しないでください。
カートリッジの書き込み保護
どのカートリッジにも、データを誤って消去したり、上書きしたりするのを防ぐための書き込み保護スイッチがついています。 カートリッジをライブラリにロードする前に、カートリッジの正面にある書き込み
保護スイッチが必要な位置に正しく設定されていることを確認してください。カートリッジを書き込み保護するには、スイッチを右にスライドします。
l LTO カートリッジでは、カートリッジが書き込み保護されている場合、小さなオレンジ色の錠が表示されます。 スイッチの位置については、図 1 を参照してください。
ライブラリでテープに書き込めるようにするには、スイッチを左にスライドします。
l カートリッジへの書き込みや、カートリッジの内容の消去が可能な場合、書き込み保護スイッチに黒いくぼみが表示されます。
図 1. LTO-1 カートリッジの書き込み 保護スイッチ
バーコードラベル
バーコード ラベルはすべて、カートリッジの正面に貼り付けます。メディアのタイプによって、バーコード ラベルはテープ カートリッジの正面に粘着されるステッカーである場合と、カートリッジの正面にあ
るくぼみにスライドさせるカットアウトである場合があります。