Dell™PowerVault™745N システム インストール& トラブルシューティング はじめに インジケータ、メッセージ、およびコード ソフトウェアの問題解決 システム Diagnostics(診断)プログラムの実行 システムのトラブルシューティング システムコンポーネントの取り付け ドライブの取り付け 困ったときは ジャンパ、スイッチ、およびコネクタ I/O コネクタ 略語一覧 メ モ: メモは、コンピュータをよりよく使用するために役立つ重要な情報を意味します。 注 意 : 注意は、ハードウェアへの損傷またはデータ損失の可能性を示し、問題の避け方を説明します。 警 告 : 警 告は、 物 的 損 害 、け が、ま た は死 亡の原 因と な る可 能 性があることを示し ま す。 こ の文 書の情 報は 、 事 前の 通 知な く変更 さ れ る こ と が あ り ま す。 © 2003 す べ て の著 作権 は Dell Inc. に あ り ま す。 Dell Inc.
目次に戻る ジャンパ、スイッチ、およびコネクタ Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング ジャンパ ― 概要 システム基板のジャンパ システム基板コネクタ ライザーボードのコネクタ 忘れたパスワードを無効にする この付録では、システムジャンパについて説明します。また、ジャンパとスイッチについての基本的な情報を提供するとともに、システム内のさまざまな基板上のコネクタについても説明します。 ジャンパ ― 概要 ジャンパを使って、プリント回路基板の回路構成を簡単に変更できます。システムを再構成する場合は、回路基板またはドライブのジャンパ設定を変更が必要になる場合があります。 ジャンパ ジャンパは回路基板上の小さなブロックで、2 本以上のピンが出ています。ワイヤを格納しているプラスチック製プラグが、ピンに被せられています。ワイヤはピンとピンを接続して、回路を形成します。ジ ャンパの設定を変更するには、ピンから抜いたプラグを、指定のピンに注意深く押し込みます。図 A-1 は、ジャンパの例を示しています。 図 A-1 ジャンパの例 1 本のピンだけにプラグ
表 A-1 シ ス テ ム基 板のジャンパ設 定 ジャンパ 設定 説明 PASSWD (デフォル ト) パスワード機能が有効になっています。パスワード機能が有効になっている場合にのみ、パスワードをセットアップユーティリティで設定できます。詳細については、『ユ ーザーズガイド』を参照してください。 パスワード機能が無効になっています。 NVRAM の設定がシステム起動時に保持されます。 NVRAM_CLR (デフォル ト) NVRAM の設定は、次のシステム起動時にクリアされます。 ジャンパあり ジャンパなし システム基板コネクタ システム基板コネクタの位置と説明については、図 A-3 および表 A-2 を参照してください。 図 A-3 シ ス テ ム基 板コネクタ
表 A-2 シ ス テ ム基 板のコネクタ コネクタ 説明 BT1 3.0 V コイン型バッテリーのコネクタ CN2 システム基盤用の 12 V および 3.
システム基板上のパスワードジャンパの位置については、図 A-2 を参照してください。 4. システムを閉じます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを閉じる」を参照してください。 5. システムをコンセントに接続して、システムの電源を入れます。 既存のパスワードは、パスワードジャンパプラグを外した状態でシステムを再起動するまで無効化(消去)できません。ただし、新しいシステムパスワードとセットアップパスワードの両方またはど ちらか一方を設定する前に、ジャンパプラグを取り付ける必要があります。 メ モ: ジャンパプラグを外した状態のままシステムパスワードとセットアップパスワードの両方またはどちらか一方を設定すると、システムは次回の起動時に新しいパスワードを無効にし ます。 6. システムの電源を切り、システムに接続されているすべての周辺機器の電源を切って、システムを電源コンセントから外します。 7. システムを開きます。 8. パスワードジャンパプラグを取り付けます。 システム基板上のパスワードジャンパの位置については、図 A-2 を参照してください。 9. 10.
目次に戻る I/O コネクタ Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング I/O コネクタ シリアルコネクタ PS/2 互換キーボードおよびマウスのコネクタ ビデオコネクタ USB コネクタ 内蔵ネットワークアダプタコネクタ ネットワークケーブルの要件 I/O コネクタ I/O コネクタとは、キーボード、マウス、プリンタ、またはモニターなどの外付けデバイスとの通信にシステムが使用するゲートウェイです。この付録では、お使いのシステムに搭載されている各種コネク タについて説明します。システムに接続しているハードウェアを再設定した場合は、コネクタのピン番号や信号に関する情報が必要な場合があります。図 B-1 は、システム上のコネクタを示しています。 図 B-1 I/O コネクタ 表 B-1 は、システムのコネクタを表示するために貼付されているアイコンについて示しています。 表 B-1 I/O コネクタのアイコン アイコン コネクタ シリアルコネクタ マウスコネクタ キーボードコネクタ ビデオコネクタ USB コネクタ ネットワークアダプタコネクタ シリ
シリアルコネクタ自動設定 内蔵シリアルコネクタのデフォルト設定は COM1 です。内蔵コネクタと同じ割り当てのシリアルコネクタを搭載する拡張カードを追加する場合には、システムの自動構成機能によって、内蔵シリアルコネ クタは別の利用可能なコネクタに再マップ(再割り当て)されます。新しい COM ポートおよび再マップされた COM コネクタは、同じ IRQ 設定を共有します。COM1 と COM3 は IRQ4 を共有し、 COM2 と COM4 は IRQ3 を共有します。 メ モ: 2 つの COM コネクタが 1 つの IRQ 設定を共有している場合は、2 つのポートを同時に使用することはできません。また、COM1 および COM3 に割り当てられているシリアルコネク タを搭載する 1 つまたは複数の拡張カードを取り付けた場合は、内蔵シリアルコネクタは無効になります。 COM コネクタを再マップするカードを追加する前に、ソフトウェアに付属のマニュアルを参照して、ソフトウェアに新しい COM コネクタ指定を組み込めることを確認してください。 図 B-2 はシリアルコネクタのピン番号を示しています。表
6 NC 利用不可 接続無し シェル 利用不可 利用不可 シャーシ接地 ビデオコネクタ 15 ピンの高集積 D サブミニコネクタを使って、VGA 互換モニターをシステムの内蔵ビデオコントローラに接続できます。図 B-4 は、ビデオコネクタのピン番号を示しています。表 B-4 では、コネクタの ピン番号の割り当てを定義しています。 メ モ: ビデオカードを取り付けると、システムの内蔵ビデオコントローラが自動的に無効になります。 図 B-4 ビデオコネクタのピン番号 表 B-4 ビデオコネクタのピン番号の割り 当て ピン シグナル I/O 定義 1 RED O 赤色ビデオ 2 GREEN O 緑色ビデオ 3 BLUE O 青色ビデオ 4 NC 利用不可 接続無し 5–8、10 GND 利用不可 シグナルグラウンド 9 VCC 利用不可 Vcc 11 NC 利用不可 接続無し 12 DDC データアウト O モニターがデータを検出 13 HSYNC O 水平同期 14 VSYNC O 垂直同期 15 N
3 +DATA O データ出力 4 GND 利用不可 シグナルグラウンド 内蔵ネットワークアダプタコネクタ システムの内蔵ネットワークアダプタは、サーバとワークステーション間の高速通信を提供し、別のネットワークカードとして機能します。図 B-6 は、ネットワークコネクタのピン番号を示しています。表 B-6 では、コネクタのピン番号の割り当てを定義しています。 図 B-6 ネットワークアダプタコネクタ 表 B-6 ネットワークアダプタコネクタのピン番号の割り 当て ピ ン シ グ ナ ル I/O 定義 1 TD+ O データ出力(+) 2 TD– O データ出力(–) 3 RD+ I データ入力(+) 4 NC 利用不可 接続無し 5 NC 利用不可 接続無し 6 RD– I データ入力(–) 7 NC 利用不可 接続無し 8 NC 利用不可 接続無し ネットワークケーブルの要件 ネットワークアダプタは、標準の RJ-45 互換プラグが付いた UTP イーサネットケーブルをサポートします。以下のケーブル接続に関する制限を
目次に戻る 略語一覧 Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング A ampere(アンペア) AC alternating current(交流) ANSI American National Standards Institute(米国規格協会) BIOS basic input/output system(基本入出力システム) C Celsius(摂氏) CD compact disc(コンパクトディスク) cm centimeter(センチメートル) CMOS complementary metal-oxide semiconductor(相補型金属酸化膜半導体) CPU central processing unit(中央演算処理装置) DC direct current(直流) DHCP Dynamic Host Configuration Protocol(動的ホスト設定プロトコル) DIMM dual in-line memory module(デュアルインラインメモリモジュール)
DMA direct memory access(ダイレクトメモリアクセス) DMI desktop management interface(デスクトップ管理インタフェース) dpi dots per inch(1 インチあたりのドット数) DRAM dynamic random-access memory(ダイナミックランダムアクセスメモリ) DRAC III/XT Dell Remote Access Card III/XT ECC error checking and correction(エラーチェックおよび訂正) EDO extended-data out(拡張データ出力) EMI electromagnetic interference(電磁波障害) EEPROM electrically erasable programmable read-only memory(電気的消去およびプログラム可能な ROM) ESD[ESD] electrostatic discharge(静電気放出) ESDI enhanced small-device interface(拡張小型デバイ
file allocation table(ファイル割り当てテーブル) FCC Federal Communications Commission((米国)連邦通信委員会) ft feet(フィート) g gram(グラム) GB gigabyte(ギガバイト) GUI graphical user interface(グラフィックユーザーインタフェース) Hz hertz(ヘルツ) I/O input/output(入出力) ID identification(識別) IDE integrated drive electronics(ハードドライブを接続するインタフェース) IPX Internet packet exchange(インターネットパケット交換) IRQ interrupt request(割り込み要求) KB kilobyte(キロバイト) KB/sec kilobyte per second(1 秒あたりのキロバイト数)
kg kilogram(キログラム) kHz kilohertz(キロヘルツ) L2 Level 2(レベル 2) LAN local area network(ローカルエリアネットワーク) lb pound(ポンド) LED light-emitting diode(発光ダイオード) LVD low voltage differential(低電圧差動) m meter(メートル) mA milliampere(ミリアンペア) mAh milliampere-hour(ミリアンペア / 時) MB megabyte(メガバイト) MHz megahertz(メガヘルツ) mm millimeter(ミリメートル) ms millisecond(ミリ秒)
MS-DOS® Microsoft® Disk Operating System(マイクロソフトディスクオペレーティングシステム) mV millivolt(ミリボルト) NAS network attached storage(ネットワーク接続ストレージ) NIC network interface controller(ネットワークインタフェースコントローラ) NIS network information service(ネットワーク情報サービス) NiCad nickel cadmium(ニッケルカドミウム) NMI nonmaskable interrupt(マスク不能型割り込み) ns nanosecond(ナノ秒) NTFS NT File System(NT ファイルシステム) NVRAM nonvolatile random-access memory(不揮発性ランダムアクセスメモリ) PCI Peripheral Component Interconnect(周辺機器コンポーネント接続) PDU power distribution unit(配電ユニット) PGA
power-on self-test(電源投入時の自己診断) RAC remote access controller(リモートアクセスコントローラ) RAID redundant array of independent disks(独立ディスク冗長アレイ) RAM random-access memory(ランダムアクセスメモリ) RAS remote access services(リモートアクセスサービス) ROM read-only memory(読み取り専用メモリ) rpm revolutions per minute(1 分間あたりの回転数) RTC real-time clock(実時刻時計) SATA serial ATA(シリアル ATA) sec second(秒) SDRAM synchronous dynamic random-access memory(同期ダイナミックランダムアクセスメモリ) SMBus system management bus(システム管理バス) SNMP Simple Network Management Protocol(シンプルネ
TCP/IP Transmission Control Protocol/Internet Protocol(伝送制御プロトコル / インターネットプロトコル) UART universal asynchronous receiver-transmitter(万能非同期受信送信装置) UPS uninterruptible power supply(無停電電源装置) UTP unshielded twisted pair(シールドなしツイストペア) V volt(ボルト) VAC volt alternating current(ボルト交流) VDC volt direct current(ボルト直流) VGA video graphics array(ビデオグラフィックアレイ) VRAM video random-access memory(ビデオランダムアクセスメモリ) W watt(ワット) WH watt-hour(ワット時) ZIF zero insertion force(ゼロ挿入圧力) 目次に戻る
目次に戻る Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング D Diagnostics(診断)プログラム Server Administrator の使用, 1 機能, 1 高度なテストオプション, 1 実行, 1 使用する場合, 1 テストオプション, 1 Diagnostics(診断)メッセージ, 1 I I/O コネクタ 位置, 1 IRQ コンフリクトの回避, 1 ラインの割り当て, 1 S Server Administrator Diagnostics(診断)プログラムの使用, 1 U USB コネクタ, 1 USB デバイス トラブルシューティング, 1 あ アップグレード プロセッサ, 1 アプリケーションのコンフリクト ソフトウェア, 1 安全, 1 い インジケータ 正面パネル, 1 背面パネル, 1 インストール ソフトウェア, 1 か
拡張カード, 1 トラブルシューティング, 1 取り付け, 1 取り外し, 1 き キーボード コネクタ, 1 トラブルシューティング, 1 機能 正面パネル, 1 背面パネル, 1 基本的な電源の問題, 1 け 警告メッセージ, 1 こ 構成 起動ドライブ, 1 コネクタ USB, 1 キーボード, 1 システム基板, 1 シリアル, 1 ネットワークアダプタ, 1 ビデオ, 1 マウス, 1 ライザーボード, 1 さ サポート デルへのお問い合わせ, 1 し システム Diagnostics(診断)プログラム 1 システム基板 コネクタ, 1 ジャンパ, 1 トラブルシューティング, 1 システム基板のコンポーネント, 1 システムの冷却 トラブルシューティング, 1 システムメッセージ, 1
ジャンパ システム基板, 1 概要, 1 周辺機器のチェック, 1 シリアル コネクタ, 1 シリアル I/O デバイス トラブルシューティング, 1 せ 設定 ソフトウェア, 1 そ ソフトウェア アプリケーションのコンフリクト, 1 インストール, 1 エラーのトラブルシューティング, 1 設定, 1 ソフトウェアの問題, 1 入力エラー, 1 損傷を受けたシステム トラブルシューティング, 1 て テクニカルサポート, 1 デル お問い合わせ, 1 電源ユニット トラブルシューティング, 1 と トラブルシューティング USB デバイス, 1 拡張カード, 1 キーボード, 1 基本的な I/O, 1 システム基板, 1 システムの冷却, 1 システム特有の問題, 1 シリアル I/O デバイス, 1 損傷を受けたシステム, 1 電源ユニット, 1 ネットワークアダプタ, 1
ハードドライブ, 1 バッテリー, 1 ビデオ, 1 プロセッサ, 1 マウス, 1 メモリ, 1 冷却ファン, 1 起動ルーチン, 1 濡れたシステム, 1 取り付け 拡張カード, 1 ハードドライブ, 1 ファンアセンブリ, 1 プロセッサ, 1 メモリ, 1 ライザーボード, 1 冷却エアフローカバー, 1 取り付けのガイドライン メモリ, 1 取り外し 拡張カード, 1 ハードドライブ, 1 ファンアセンブリ, 1 プロセッサ, 1 メモリ, 1 ライザーボード, 1 冷却エアフローカバー, 1 ね ネットワークアダプタ コネクタ, 1 トラブルシューティング, 1 ネットワークケーブルの要件, 1 は ハードドライブ トラブルシューティング, 1 取り付け, 1 取り外し, 1 パスワード 無効にする, 1 バッテリー, 1 r取り外しと取り付け, 1
トラブルシューティング, 1 ひ ビープコード, 1 ビデオ コネクタ, 1 トラブルシューティング, 1 ふ ファンアセンブリ, 1 取り付け, 1 取り外し, 1 プロセッサ アップグレード, 1 トラブルシューティング, 1 取り外し, 1 ほ 保証, 1 ま マウス コネクタ, 1 トラブルシューティング, 1 め メッセージ Diagnostics(診断), 1 警告, 1 システム, 1 システム管理, 1 ビープコード, 1 メモリ システム, 1 トラブルシューティング, 1 取り付け, 1 メモリモジュール 取り付けのガイドライン, 1 取り外し, 1 ら ライザーボード, 1 コネクタ, 1 取り付け, 1 取り外し, 1
れ 冷却エアフローカバー, 1 取り付け, 1 取り外し, 1 冷却ファン トラブルシューティング, 1 ん 起動ドライブ 構成, 1 起動ルーチン, 1 正面パネル インジケータ, 1 機能, 1 濡れたシステム トラブルシューティング, 1 背面パネル インジケータ, 1 機能, 1 目次に戻る
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目次に戻る Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング 表 2-1 正面パネルインジケータコード 表 2-2 背面パネル LED コード 表 2-3 システムメッセージ 表 2-4 サーバモジュールビープコード 表 3-1 デフォルトの IRQ 割り当て 表 4-1 システム Diagnostics(診断)プログラムテストオプション 表 5-1 起動ルーチンインジケータ 表 6-1 メモリモジュール構成の例 表 A-1 システム基板のジャンパ設定 表 A-2 システム基板のコネクタ 表 A-3 ライザーボードのコネクタ 表 B-1 I/O コネクタのアイコン 表 B-2 シリアルコネクタのピン番号の割り当て 表 B-3 キーボードおよびマウスコネクタのピン番号の割り当て 表 B-4 ビデオコネクタのピン番号の割り当て 表 B-5 USB コネクタのピン番号の割り当て 表 B-6 ネットワークアダプタコネクタのピン番号の割り当て 目次に戻る
目次に戻る はじめに Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング その他の必要なマニュアル テクニカルサポートを受けるには お使いのシステムは、以下のサービスとアップグレード機能を備えています。 l システム Diagnostics(診断)プログラムは、ハードウェアの問題を検査します(システムが起動可能な場合)。 以下のシステムアップグレードオプションを使用できます。 l プロセッサ l メモリ l PCI 拡張カード その他の必要なマニュアル 『システム情報ガイド』では、安全および認可機関に関する情報について説明しています。 保証に関する情報は、『サービス&サポートのご案内』を参照してください。 l お使いのラックソリューションに付属の『ラック取り付けガイド』または『ラック取り付け手順』では、システムをラックに取り付ける方法について説明しています。 l 『はじめに』は、システムを最初にセットアップする際の概要を説明しています。 l 『ユーザーズガイド』では、システム機能および仕様について説明しています。 l 『管理者ガイド
目次に戻る インジケータ、メッセージ、およびコード Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング 正面パネルインジケータとその機能 背面パネルインジケータとその機能 システムメッセージ システムのビープコード 警告メッセージ Diagnostics(診断)メッセージ アラートメッセージ システム、アプリケーション、およびオペレーティングシステムは、問題を見つけてユーザーに知らせる機能を備えています。システムが正常に機能していない場合は、以下のいずれかの方法で通知し ます。 l システムインジケータ l システムメッセージ l ビープコード l 警告メッセージ l l Diagnostics(診断)プログラムのメッセージ アラートメッセージ 本項では、各タイプのメッセージを説明し、考えられる原因と、メッセージに示された問題を解決するための手順について説明します。システムインジケータおよび機能についても本項で図を使って説明し ます。 正面パネルインジケータとその機能 図 2-1 は、システム状態およびハードドライブ動作用の正面パネルインジ
LED イ ン ジ ケ ー タ 説明 青色 / 橙色のシステム 状態インジケータ 青色のシステム状態インジケータは、システムが通常の動作状態である場合に、またはシステム識別ボタンを押したときに点灯します。特定のシステムを識別するために、 システム管理ソフトウェアを使ってこのインジケータを点滅させることもできます。 橙色のシステム状態インジケータは、システムに問題があることを知らせるために点滅します。 ハードドライブアクティビ ティ インジケータ ハードドライブ状態イン ジケータ 緑色のハードドライブアクティビティインジケータは、ハードドライブが使用されているときに点滅します。 ドライブの準備ができており正常に機能している場合は、緑色のハードドライブ状態インジケータが点灯します。ドライブが休止状態で、RAID または非 RAID ボリューム の一部として構成されていない場合は、またはオペレーティングシステムや RAID コントローラで検知されていない場合は、状態インジケータが消灯します。 緑色の状態インジケータが点滅するのは、ドライブがメンバーとなっているボリュームがリビルドされている場合です。 ド
図 2-4 正 面パネルの USB コネクタ 表 2-2 背 面パ ネ ル LED コード LED イ ン ジ ケ ー タ LED の状態 説明 状態 オフ システムはオフです。 青色 システムは正常に動作しています。 青色の点滅 識別ボタンを押したことにより、システムは自己識別されています。 メ モ: システム管理ソフトウェアによって、インジケータが点滅し、システムが識別されます。 NIC リンク / アクティビティ 橙色の点滅 システムの問題を示します。 オフ ネットワークアダプタがネットワークに接続されていません。 緑色 ネットワークアダプタのネットワークへのリンクが確立されています。 緑色の点滅 データの転送中です。 システムメッセージ POST(power-on self test)の実行中に画面にシステムメッセージが表示されて、システムに発生している可能性のある問題を通知します。表 2-3 は、発生する可能性のあるシステムメッセージ、 考えられる原因、および各メッセージに対する対応処置について示しています。 メ モ: 表示されたシステムメッセージが表 2-3
シャーシが開けられました。 情報のみです。 Alert! Cover was previously removed! Alert! CPU fan was not detected. Alert! Memory fan was not detected. Alert! PCI fan was not detected.
halted. アドインビデオカードが取り付けられてい アドインビデオカードを取り外します。「システムコンポーネントの取り付け」の「CERC SATA RAID コントローラの ます。 取り付けと取り外し」を参照してください。アドインビデオカードを使用するには、RAC を取り外します。 Error: RAC cannot be used with an add-in video card in this slot.
PCI BIOS failed to install 拡張カードへのケーブルに緩みがありま 適切なケーブルがしっかりと拡張カードに接続されているか確認します。「システムのトラブルシューティング」の す。拡張カードに障害があるか、適切に 「拡張カードのトラブルシューティング」を参照してください。 取り付けられていません。 PCI デバイスの初期化中にエラーが発 生しました。システム基板の不良です。 Plug & Play Configuration error ハードドライブの不良です。 NVRAM_CLR ジャンパを取り付け、システムを再起動します。ジャンパの位置については、図 A-2 を参照してく ださい。BIOS のアップデートを確認します。問題が解決しない場合は、「システムのトラブルシューティング」の「拡 張カードのトラブルシューティング」を参照してください。それでも問題が解決しない場合は、「システム基板のトラブ ルシューティング」を参照してください。 ハードドライブケーブルが正しく接続されていることを確認します。システムへの適切なドライブの取り付けに関し ては、「システムのトラブルシューティング
ビープコードが鳴った場合は、一連のコード(ビープ数)を書き留めて、表 2-4 で調べます。ビープコードの意味を調べても問題を解決できない場合は、システム Diagnostics(診断)プログラムを使っ て、可能性のある原因を調べてください。それでも問題を解決できない場合は、「困ったときは」を参照してください。 表 2-4 サーバモジュールビープコード コード 1-1-2 1-1-3 1-1-4 1-2-1 原因 CPU レジスタテスト障害 CMOS の読み書き障害、システム基板の不 良 BIOS エラー プログラム可能インターバルタイマー障害、 システム基板の不良 1-2-2 DMA 初期化障害 1-2-3 DMA ページレジスタの読み書き障害 1-3-1 メインメモリリフレッシュ検証障害 1-3-2 メモリが取り付けられていない 1-3-3 メインメモリの最初の 64 KB でのチップまた はデータライン障害 1-3-4 メインメモリの最初の 64 KB での奇数 / 偶 数論理障害 1-4-1 メインメモリの最初の 64 KB でのアドレスラ イン障害 1-4-2 メイ
警告メッセージは、起こり得る問題を警告し、作業が続行される前に対応するように求めます。たとえば、ハードドライブをフォーマットする前に、ドライブ上のすべてのデータが失われる恐れがあることを 警告するメッセージが表示されます。警告メッセージは、通常、作業を中断させ、y(はい)または n(いいえ)を入力して応答することを要求します。 メ モ: 警告メッセージは、アプリケーションまたはオペレーティングシステムによって生成されます。詳細に関しては、「ソフトウェアの問題解決」およびオペレーティングシステムまたはアプリケー ションに付属のマニュアルを参照してください。 Diagnostics( 診断)メッセージ システムの Diagnostics(診断)プログラムを実行すると、エラーメッセージが表示されることがあります。Diagnostics(診断)エラーメッセージは、この項に記載されていません。「困ったときは」の Diagnostics(診断)チェックリストのコピーにメッセージを記録してから、その項の指示を参照してテクニカルサポートにお問い合わせください。 アラートメッセージ システム管理ソフトウェアは、システ
目次に戻る ソフトウェアの問題解決 Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング はじめに エラーおよびコンフリクトのトラブルシューティング ソフトウェアの問題は、以下の原因によって発生すると考えられます。 l アプリケーションのインストールミスまたは設定ミス l アプリケーションのコンフリクト l 入力エラー l 割り込み要求コンフリクト 必ずソフトウェアの製造元が推奨する手順に従って、ソフトウェアアプリケーションをインストールしてください。ソフトウェアをインストールした後に問題が発生した場合は、ソフトウェアアプリケーションお よびお使いのシステムのトラブルシューティングを行なう必要があります。 トラブルシューティングの詳細については、ソフトウェアに付属のマニュアルを参照するか、ソフトウェアの製造元にお問い合わせください。 メ モ: システム Diagnostics(診断)プログラムテストがすべて問題なく完了する場合は、問題はハードウェアではなくソフトウェアが原因で発生していると考えられます。 はじめに l アンチウイルスソフトウェ
アプリケーションによっては、システムから削除された後も不必要なファイルやデータを残すものがあります。デバイスドライバもアプリケーションエラーの原因になります。アプリケーションエラーが発生 する場合は、トラブルシューティングについては、アプリケーションデバイスドライバやオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。 IRQ 割り当てのコンフリクト ほとんどの PCI デバイスは IRQ を他のデバイスと共有できますが、IRQ を同時に使用することはできません。このようなコンフリクトを回避するには、特定の IRQ 要件について各 PCI デバイスのマ ニュアルを参照してください。 表 3-1 デフォルトの IRQ 割り 当て IRQ ラ イ ン 割り当て IRQ0 システムタイマー IRQ1 キーボードコントローラ IRQ2 IRQ8 ~ IRQ15 を使用可能にする割り込みコントローラ 1 IRQ3 リモートアクセスコントローラシリアルポート(利用可能な場合) IRQ4 シリアルポート 1(COM1 および COM3) IRQ5 使用可能 IRQ6 使用可能 IRQ7
目次に戻る システム Diagnostics(診断)プログラムの実行 Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング Server Administrator Diagnostics(診断)プログラムの使用 システム Diagnostics(診断)プログラムの機能 システム Diagnostics(診断)プログラムを使用する場合 システム Diagnostics(診断)プログラムの実行 システム Diagnostics(診断)プログラムテストオプション カスタムテストオプションの使用 システムに問題が発生した場合は、テクニカルサポートに電話する前に Diagnostics(診断)プログラムを実行してください。(Diagnostics(診断)プログラムテストを使うと、専用装置を使用したりデー タを破壊する心配もなく、システムのハードウェアを調べることができます。)お客様がご自身で問題を解決できない場合は、サービスおよびサポート担当者は Diagnostics(診断)プログラムテストの 結果を使用して問題解決の手助けをすることができます。 Server Admi
注 意 : システム Diagnostics(診断)プログラムは、お使いの NAS システムをテストする場合にのみ使用してください。このプログラムを他のシステムで使用すると、無効な結果やエラーメッ セージが発生する場合があります。また、お使いのシステムに付属のプログラム(またはそのプログラムのアップデートバージョン)のみをお使いください。 Diagnostics(診断)プログラムを実行するには、以下の手順を実行します。 1. Microsoft® Windows® を実行しているシステムの CD ドライブに『Resource CD』を挿入し、64 MB の USB キーを USB ポートに挿入します。 2. Reinstallation utilities(再インストールユーティリティ)をクリックしてから Dell PowerVault USB Key Preparation Utility(Dell PowerVault USB キー準備ユーティリティ) をクリックし、ユーティリティをインストールします。 3.
Customize(カスタマイズ)ウィンドウの左側に、テストを実行できるデバイスが表示されます。デバイスは、選択したオプションに応じて、デバイスのタイプまたはモジュールでグループ化されていま す。デバイスまたはモジュールの隣にある(+)をクリックして、そのコンポーネントを表示します。任意のコンポーネントの(+)をクリックして、実行可能なテストを表示します。コンポーネントではなくデバ イスをクリックして、テストを行なうデバイスのコンポーネントをすべて選択します。 Diagnostics( 診断)オプションの選択 Diagnostics Options(Diagnostics(診断)オプション)領域を使って、デバイスのテスト方法を選択します。以下のオプションを設定することができます。 l Non-Interactive Tests Only(非インタラクティブなテストのみ) — これをチェックすると、ユーザーが介入する必要のないテストだけが実行されます。 l Quick Tests Only(クイックテストのみ) — これをチェックすると、クイックテストだけがデバイス上で実行されます。このオプションを選
目次に戻る システムのトラブルシューティング Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング 作業にあたっての注意 外部接続 基本的な電源の問題のチェック 起動ルーチン 周辺機器のチェック 基本的な I/O 機能のトラブルシューティング ネットワークアダプタのトラブルシューティング Systems Management Software のアラートメッセージへの対処 システムの内部 ベゼルの取り外しと取り付け システムを開く システムを閉じる システムが濡れた場合のトラブルシューティング 損傷を受けたシステムのトラブルシューティング システムバッテリーのトラブルシューティング 電源ユニットのトラブルシューティング システムの冷却に関する問題のトラブルシューティング ハードドライブのトラブルシューティング 拡張カードのトラブルシューティング システムメモリのトラブルシューティング プロセッサのトラブルシューティング システム基板のトラブルシューティング 作業にあたっての注意 このマニュアル中のいくつかの手順では、システムカバーを取り外してシステム内部の作業を行
システムの起動ルーチン中に目と耳で確認する事項を、表 5-1 に示します。 表 5-1 起 動ルーチンインジケータ 目と耳による確 認 対 処方 法 エラーメッセージがモニターに表示される 「インジケータ、コード、およびメッセージ」の「システムメッセージ」を参照してください。 連続したビープ音がシステムから聞こえる 「インジケータ、コード、およびメッセージ」の「システムのビープコード」を参照してください。 システム管理ソフトウェアからの警告メッセージ システム管理ソフトウェアのマニュアルを参照してください。 モニターの電源インジケータ 「ビデオサブシステムのトラブルシューティング」を参照してください。 キーボードインジケータ 「キーボードのトラブルシューティング」を参照してください。 ハードドライブの状態インジケータおよび アクティビティインジケータ ドライブにアクセスしているときの聞き慣れない一定したこするような音 「ハードドライブのトラブルシューティング」を参照してください。 「困ったときは」を参照してください。 周辺機器のチェック 本項では、システムに取り付けられた外付け
キーボードに損傷がない場合は、手順 4 に進みます。 キーボードに損傷がある場合は、次の手順に進みます。 3. 障害のあるキーボードを正常なキーボードと取り替えます。 問題が解決した場合は、障害のあるキーボードを交換する必要があります。「困ったときは」を参照してください。 4. システム Diagnostics(診断)プログラムの keyboard テストを実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」を参照してください。 テストが失敗した場合は、「困ったときは」を参照してください。 マウスのトラブルシューティング 問題 l システムメッセージがマウスの問題を示している l マウスが正しく機能しない 対 処方 法 1. 適切な診断テストを実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」の「Server Administrator Diagnostics(診断)プログラムの使用」を参照してください。 テストが失敗した場合は、次の手順に進みます。 2.
l シリアルポートに接続されたデバイスが正しく動作していない 対 処方 法 1. セットアップユーティリティを起動し、シリアルポートが有効になっていることを確認します。『ユーザーズガイド』の「セットアップユーテリティの使い方」を参照してください。 2. 問題が特定のアプリケーションだけで発生する場合は、そのアプリケーションのマニュアルを参照して、そのプログラムに必要な特定のポート設定を確認します。 3. 適切な診断テストを実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」の「Server Administrator Diagnostics(診断)プログラムの使用」を参照してください。 テストが正常に実行されたにもかかわらず、問題が解決しない場合は、「シリアル I/O デバイスのトラブルシューティング」を参照してください。 シリアル I/O デバイスのトラブルシューティング 問題 l シリアルポートに接続されたデバイスが正しく動作していない 対 処方 法 1. システムおよびシリアルポートに接続された周辺機器の電源を切ります。 2.
7. システムと USB デバイスの電源を入れます。 問題が解決した場合は、USB デバイスを交換する必要があります。「困ったときは」を参照してください。 問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 ネットワークアダプタのトラブルシューティング 問題 l ネットワークアダプタがネットワークと通信できない 対 処方 法 1. 適切な診断テストを実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」の「Server Administrator Diagnostics(診断)プログラムの使用」を参照してください。 テストが失敗した場合は、次の手順に進みます。 2.
システム基板には、システムの制御回路や、その他の電子コンポーネントが搭載されています。いくつかのハードウェアオプション(プロセッサやメモリなど)は、直接システム基板に取り付けられていま す。ライザーボードを使用する場合は、システムには 2 枚まで拡張カードを搭載できます。上部スロットは、PCI 32 ビット、33 MHz(5.0 V)の拡張カードをサポートし、下部スロットは、 PCI-X 64 ビ ット、66 MHz(3.
4. カバーのへこみを下に押しながら、カバーを約 3 センチほど後方へスライドさせ、カバーの両端をつかみます。 5. 慎重にカバーを持ち上げてシステムから外します。 図 5-3 システムカバーの取り 付け と取り 外し システムを閉じる 1. システム内部に工具や部品が残っていないか確認します。 2. シャーシ側面に被せるようにカバーを配置し、前方へスライドします。図 5-3を参照してください。 3. システム背面で 2 つの拘束ネジを締めて、カバーを固定します。 4. ベゼルを取り付けます。「ベゼルの取り外しと取り付け」を参照してください。 5. システムをコンセントに接続して、システムの電源を入れます。 システムが濡れた場合のトラブルシューティング 問題 l システムに液体をこぼした l 高湿度 対 処方 法 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 1.
8. システム Diagnostics(診断)プログラムのシステム基板のテストを実行して、システムが正常に動作していることを確認します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」を参照して ください。 テストが失敗した場合は、「困ったときは」を参照してください。 損傷を受けたシステムのトラブルシューティング 問題 l システムを落した、またはシステムに損傷を与えた 対 処方 法 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 1. システムを開きます。「システムを開く」を参照してください。 2. 以下のコンポーネントが適切に取り付けられているか確認します。 l 拡張カード l 電源装置 l ファン l ハードドライブ接続 3. すべてのケーブルが正しく接続されていることを確認します。 4. システムを閉じます。「システムを閉じる」を参照してください。 5.
メ モ: 一部のソフトウェアには、システムの時刻を進めたり遅らせたりするものがあります。セットアップユーティリティ内に保持されている時刻以外はシステムが正常に動作しているように思わ れる場合は、問題の原因はバッテリーの不良ではなくソフトウェアにあると考えられます。 電源ユニットのトラブルシューティング 問題 l システム正面の電源 LED が点灯していない 対 処方 法 1. 電源ケーブルの電源装置とコンセントへの接続を確認します。 2. ベゼルを取り外します。「ベゼルの取り外しと取り付け」を参照してください。 3. システムの電源を入れます。 問題が解決しない場合は、次の手順に進みます。 4. システムを開きます。「システムを開く」を参照してください。 5. 電源装置のケーブルがバックプレーンボードに適切に接続されていることを確認します。 6.
2. 3. システムを開きます。「システムを開く」を参照してください。 ファンアセンブリの電源ケーブルが、システム基板のファン電源コネクタにしっかりと差し込まれていることを確認します。「システムコンポーネントの取り付け」の「ファンアセンブリ」を参照してくだ さい。 メ モ: システムがファンを認識するまで 30 秒間待ち、正常に動作しているかどうか判断します。 4.
l 拡張カードが正しく動作しないか、まったく機能していない 対 処方 法 1. 適切な診断テストを実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」の「Server Administrator Diagnostics(診断)プログラムの使用」を参照してください。 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 2. システムを開きます。「システムを開く」を参照してください。 3. 拡張カードがコネクタにしっかりと装着されているか確認します。「システムコンポーネントの取り付け」の「拡張カード」を参照してください。 4. システムを閉じます。「システムを閉じる」を参照してください。 5. システム Diagnostics(診断)プログラムで適切なテストを実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」を参照してください。 問題が解決しない場合は、次の手順に進みます。 6.
エラーメッセージが表示された場合は、手順 5 に進みます。 4. セットアップユーティリティを起動して、システムメモリ設定をチェックします。『ユーザーズガイド』の「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。 取り付けられたメモリ量がシステムメモリの設定値に一致している場合は、手順 12に進みます。 5. システムを開きます。「システムを開く」を参照してください。 6. メモリモジュールをソケットに取り付けなおします。「システムオプションの取り付け」の「メモリモジュールの取り付け」を参照してください。 7. システムを閉じます。「システムを閉じる」を参照してください。 8. セットアップユーティリティを起動して、システムメモリ設定をチェックします。『ユーザーズガイド』の「セットアップユーティリティの使い方」を参照してください。 搭載しているメモリ量がシステムメモリの設定に一致していない場合は、次の手順を実行します。 a. システムと周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外します。 b.
7. プロセッサを交換します。「プロセッサの取り付け」を参照してください。 8. システムを閉じます。「システムを閉じる」を参照。 9. システム Diagnostics(診断)プログラムの Quick Tests を実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」を参照してください。 テストが失敗したり問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 システム基板のトラブルシューティング 問題 l エラーメッセージが、システム基板に問題があることを示している 対 処方 法 1. システムを開きます。「システムを開く」を参照してください。 2. 拡張カードが取り付けられている場合は、拡張カードを取り外します。「システムコンポーネントの取り付け」の「CERC SATA RAID コントローラの取り付けと取り外し」を参照してください。 3. システムを閉じます。「システムを閉じる」を参照してください。 4.
目次に戻る システムコンポーネントの取り付け Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング システム基板のコンポーネント 冷却エアフローカバー システムバッテリー ファンアセンブリ 配電基板 電源装置 拡張カード ライザーボード ドーターカード システムメモリ プロセッサ この章では、以下のシステムコンポーネントを取り付ける方法について説明します。 l 冷却エアフローカバー l システムバッテリー l ファンアセンブリ l 電源装置 l 拡張カード l ライザーボード l システムメモリ l プロセッサ システム基板のコンポーネント システム基板のコンポーネントを取り外したり取り付けたりする際は、図 6-1 を利用してこれらのコンポーネントの位置を確認します。 図 6-1 シ ス テ ム基 板のコンポーネントとコネクタ
冷却エアフローカバー 冷却エアフローカバーは、プロセッサおよびシステムバッテリーを覆っています。エアフローカバーは、拡張カードおよびシステムメモリへの通風の方向指定も行ないます。 冷却エアフローカバーの取り外し 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 1. システムを開きます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを開く」を参照してください。 2. 冷却エアフローカバーをつかみながら、リリースラッチを押してファンアセンブリから押し下げてはずします。図 6-2を参照してください。 3. 冷却エアフローカバーを取り外します。 図 6-2 冷却エアフローカバーの取り 付け と取り 外し 冷却エアフローカバーの取り付け 1. 冷却エアフローカバーの 2 つのタブを背面パネルに差し込みます。図 6-2を参照してください。 2.
メ モ: バッテリーの「+」のラベルが付いている側が、バッテリーソケットの開口部の位置になるようにします。 図 6-3 バ ッ テ リ ー の取り 付け 7. バッテリーがカチッと所定の位置に収まるまで、ソケットに押し入れます。 8. 冷却エアフローカバーを取り付けます。「冷却エアフローカバーの取り付け」を参照してください。 9. システムを閉じます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを閉じる」を参照してください。 10. セットアップユーティリティを起動して、バッテリーが正常に動作しているか確認します。 11. メイン画面で System Time を選び、正しい時間と日付を入力します。 また、セットアップ画面に表示されなくなったシステム設定情報を再入力し、次にセットアップユーティリティを終了します。 12.
ファンアセンブリの取り付け 1. ファンアセンブリの穴に、ファンアセンブリの固定ネジ 3 本を合わます。 2. リリースレバーが固定ポストにカチッと収まるまで、ファンアセンブリを押し下げます。 3. 前方を向いているスナップ 3 本を元のように接続します。 4. 配電基盤を取り付けます。「配電基板の取り付け」を参照してください。 5. データおよび電源コネクタケーブルを元のようにハードドライブに接続します。 6. ファンアセンブリの電源ケーブルを、元のようにシステム基板のコネクタに接続します。図 6-4を参照してください。 7. 冷却エアフローカバーを取り付けます。「冷却エアフローカバーの取り付け」を参照してください。 8.
電源装置 システムは、単一の非冗長電源ユニットをサポートします。 電 源装置の取り外し 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 1. システムを開きます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを開く」を参照してください。 2. 以下の電源ユニットケーブルを外します。 a. 配電基盤の P3 b. システム基板コネクタ CN2 の P2 c. システム基板コネクタ CN1 の P1 3. 電源ユニットをシャーシに固定している、電源ユニットの前面にある拘束ネジを緩めます。図 6-6を参照してください。 4.
電 源装置の取り付け 1. 電源ユニットをシャーシに押し下げ、電源ユニットの 4 本のピンが固定ブラケットに収まるまで後方にスライドします。 2. 電源ユニットをシャーシに固定している、電源ユニットの前面にある拘束ネジを締めます。 3. 以下の電源ユニットケーブルを接続します。 4. a. P3 を配電基盤に接続 b. P2 をシステム基板コネクタ CN2 に接続 c. P1 をシステム基板コネクタ CN3 に接続 システムを閉じます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを閉じる」を参照してください。 拡張カード システムは PCI 拡張カードを 2 枚までサポートします。カードはライザーボード上のコネクタに装着します。上部スロットは、PCI 32 ビット、33 MHz(5.0 V)の拡張カードをサポートし、下部スロットは PCI-X 64 ビット、66 MHz(3.
メ モ: 拡張ブラケットがシャーシの背面パネルの固定スロットに挿入されていることも確認します。 7. 拡張カードリテイナを取り外します。図 6-7を参照してください。 8. 残りの内部ケーブルまたは外部ケーブルを拡張カードに接続します。 9. リモートアクセスコントローラを取り付ける場合は、システム基板上のリモートアクセスコントローラコネクタにケーブルを接続します。図 6-9を参照してください。 10. ドーターカードを取り外した場合は、これを取り付けます。「ドーターカードの取り付け」を参照してください。 11.
拡張カードの取り外し 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 1. システムを開きます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを開く」を参照してください。 2. リモートアクセスコントローラカードを取り外す場合は、ドーターカードを取り外します。「ドーターカードの取り外し」を参照してください。 3. 拡張カードに接続されている内蔵ケーブルおよび外付けケーブルをすべて外します。 4. PCI スロットに隣接する拡張カードリテイナを取り外します。図 6-7を参照してください。 5. 拡張カードをつかみ、ライザーボードコネクタから慎重に引き抜きます。 6.
4. システムを閉じます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを閉じる」を参照してください。 ドーターカード システムではドーターカードを使ってソフトウェア RAID をサポートします。ハードウェア RAID システムではドーターカードは使いません。 ドーターカードの取り外し 1. システムを開きます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを開く」を参照してください。 2. ハードドライブケーブルをドーターカードから外します。図 6-11を参照してください。 図 6-11 ドーターカードの取り 付け と取り 外し 3. ドーターカードをつまんで、システム基板コネクタから慎重に引き抜きます。 4. LED ケーブルをドーターカードから外します。図 6-11を参照してください。 ドーターカードの取り付け 1. システムを開きます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを開く」を参照してください。 2. LED ケーブルをドーターカードの底部にあるコネクタに接続します。図 6-11を参照してください。 3.
256 MB、512 MB、および 1 GB の非バッファメモリモジュールを組み合わせて取り付けると、システムメモリをアップグレードできます。メモリ最大値を越えましたというエラーメッセージが表示された 場合は、詳細については、「インジケータ、メッセージ、および コード」を参照してください。メモリアップグレードキットはデルからご購入いただけます。 メ モ: メモリモジュールは P C-3200 対応でなくてはなりません。 メモリモジュール取り付けのガイドライン メモリモジュールソケットは、2 つのチャネル(A および B)のバンク(1 および 2)に配置されています。メモリモジュールソケットの配置に関しては、図 A-3 を参照してください。 メモリモジュールのバン クは、同一の組み合わせで取り付ける必要があります。 メモリモジュールのバンクは、次のように一致しています。 l バンク 1:DIMM1_A and DIMM1_B l バンク 2:DIMM2_A and DIMM2_B たとえば、ソケット DIMM1_A に 256 MB のメモリモジュールがある場合は、ソケット DIMM1_B にも
システムは新しく増設したメモリを認識して値を変更しているはずです。 9. 10. 値が正しくない場合は、1 つまたは複数のメモリモジュールが正しく取り付けられていない可能性があります。手順 1 ~ 手順 8を繰り返し、メモリモジュールがソケットにしっかり取り付けられて いるか確認します。 システム Diagnostics(診断)プログラムの system memory テストを実行します。「システム Diagnostics(診断)プログラムの実行」を参照してください。 図 6-12 メモリモジュールの取り 付け と取り 外し メモリモジュールの取り外し 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 1. システムを開きます。「システムのトラブルシューティング」の「システムを開く」を参照してください。 2. メモリモジュールソケットの位置を確認します。図 6-1を参照してください。 3.
注 意 : プロセッサを取り外す場合以外は、決してヒートシンクをプロセッサから取り外さないでください。ヒートシンクは適切な温度に維持する必要があります。 5. 手順 3 および手順 4 を繰り返し実行して、その他の固定クリップも外します。 メ モ: ヒートシンクを取り外すときに、プロセッサがヒートシンクに張り付いて、ソケットから外れる可能性があります。プロセッサが温かいうちにヒートシンクを取り外すことをお勧めします。 6. ヒートシンクを取り外します。 a. b. c. ヒートシンクを注意深く左右に回してから、ヒートシンクをプロセッサから持ち上げます。 プロセッサがヒートシンクと一緒にソケットから外れた場合は、プロセッサをひねるかスライドさせて、ヒートシンクから取り外します。プロセッサをてこのようにしてヒートシンクから取り外さ ないでください。 ヒートシンクを上下逆さまにして、サーマルグリースで汚れないようにします。 7. プロセッサがソケットから外れるまで、ソケットリリースレバーを垂直に引き上げます。図 6-5を参照してください。 8.
注 意 : プロセッサが正しく設置されていないと、システムの電源を入れた際、プロセッサやシステムが修復できない損傷を受ける恐れがあります。プロセッサをソケットに設置する場合は、プロセ ッサ上のすべてのピンがソケットの対応する穴に入ることを確認してください。ピンを曲げないよう注意してください。 プロセッサソケットのリリースレバーが完全に開いていない場合は、その位置まで動かします。 プロセッサの 1 番ピンの角とソケットの位置を合わせ、プロセッサをソケットに軽く載せて、プロセッサのすべてのピンがソケットの穴と揃っているか確認します。システムは ZIF プロセッサソケッ トを使用しているので、強く押し込まないでください(プロセッサの位置がずれている場合は、無理に押し込むとピンを曲げてしまうことがあります)。プロセッサが所定の位置に設置されていれば、 軽く押すと自然とソケットに収まります。 プロセッサをソケットに完全に装着できたら、ソケットのリリースレバーを所定の位置にカチッと収まるまで押し下げ、プロセッサを固定します。 12. ヒートシンクを取り付けます。 a.
目次に戻る ドライブの取り付け Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング 起動ドライブの構成 ハードドライブの取り外し ハードドライブの取り付け RAID 用ハードドライブの接続 ハードドライブベイには、SATA ハードドライブを 4 台まで取り付けることができます。ハードドライブは、CERC SATA RAID コントローラカードまたは SATA ドーターカードに接続する必要があります。 起動ドライブの構成 どのドライブまたはデバイスからシステムが起動するかは、セットアップユーティリティで特定した起動順序によって決められています。『ユーザーズガイド』の「セットアップユーティリティの使い方」を参 照してください。システムをハードドライブまたはドライブアレイから起動するには、ドライブを適切なコントローラに接続する必要があります。 ハードドライブの取り外し 警 告 : 安 全 上の注 意 、コ ン ピ ュ ー タ内部の作 業 、お よ び静電気障 害へ の対 処の詳 細については、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』を参照してください。 1.
ハードドライブの取り付け 1. ハードドライブの取り付け用の穴とドライブキャリアの穴を合わせます。 2. 2 番のプラスドライバを使って、ハードドライブをキャリアに固定する 4 本のネジを取り付けます。図 7-2を参照してください。 3. ハードドライブキャリアをシャーシのハードドライブベイの位置に合わせて、キャリアが止まるまで前方に引き出します。 4. キャリアの前面にある横向きのバーを垂直な位置に押し上げます。 5.
RAID を利用するときは、内蔵ドライブ上のソフトウェア RAID のみ実行可能で、これにはドーターカードが必要です。「ドーターカードの取り付け」を参照してください。 メ モ: 外付けドライブ上のハードウェア RAID を使用する構成では、使用できる内蔵ドライブはドライブ 0 およびドライブ 1 だけです。これらのドライブには、オペレーティングシステムおよびオ ペレーティングシステムのミラーがそれぞれにあります。これらのドライブは、データの保存には使用しないでください。 目次に戻る
目次に戻る 困ったときは Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング テクニカルサポート ご注文に関する問題 製品情報 保証期間中の修理と返品について お問い合わせになる前に デルへのお問い合わせ テクニカルサポート 技術上の問題のサポートを受けなければならないときは、以下の手順に従ってください。 1. 「システムのトラブルシューティング」の手順を完了します。 2. システム Diagnostics(診断)プログラムを実行し、表示される情報をすべて記録します。 3. インストールとトラブルシューティングの手順については、デルサポート(support.jp.dell.com)から、広範囲をカバーするオンラインサービスを利用してください。 詳細に関しては、「オンラインサービス」を参照してください。 4.
www.dell.com/la (ラテンアメリカ諸国) www.dell.com.ca(カナダ) l サポートウェブサイト support@us.dell.com apsupport@dell.com(アジア / 太平洋諸国) support.jp.dell.com/jp(日本) support.euro.dell.com(ヨーロッパ) 24 時間納期案内電 話サービス 注文した Dell™ 製品の状況を確認するには、support.jp.dell.
受けられます。 Dell テクニカルサポートにお問い合わせになる前に、できればコンピュータの電源を入れて、コンピュータの近くから電話をおかけください。キーボードからコマンドを入力したり、操作時に詳細情報を説 明したり、コンピュータシステム自体でのみ可能な他のトラブルシューティング手順を試してみるようにお願いする場合があります。システムのマニュアルがあることを確認してください。 警 告 : コ ン ピ ュ ー タ内部のコンポーネントを修 理す る前に、 『シ ス テ ム情 報ガ イ ド』の安 全に お使いいただくための注 意 事 項を参照してください。 デルへのお問い合わせ インターネット上でのデルへのアクセスは、次のアドレスをご利用ください。 l www.dell.com/jp l support.jp.dell.
目次に戻る Dell™ PowerVault™ 745N システム インストール&トラブルシューティング メモ、注意、警告 略語について メモ、注意、警告 メ モ: メモは、コンピュータをよりよく使用するために役立つ重要な情報を意味します。 注 意 : 注意は、ハードウェアへの損傷またはデータ損失の可能性を示し、問題の避け方を説明します。 警 告 : 警 告は、 物 的 損 害 、け が、ま た は死 亡の原 因と な る可 能 性があることを示し ま す。 略語について 略語の詳しい説明は、「略語一覧」を参照してください。 こ の文 書の情 報は 、 事 前の 通 知な く変更 さ れ る こ と が あ り ま す。 ゥ 2003 す べ て の著 作権は Dell Inc. に あ り ま す。 Dell Inc.