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シリアルポートおよびパラレルポート
内蔵シリアルポートには、背面パネルに9ピンDサブミニチュアコネクタが採用されています。これらのポートは、シリアルデータ転送方式
1本のデータ線を通して、1ビットずつデータを送る転送方式)の外付けモデム、プリンタ、プロッタ、マウスなどのデバイスに対応します。
ほとんどのソフトウェアでは、COM(通信を意味する)という簡略用語が使われ、シリアルポートに対して番号(例えば、COM1また
COM2)が割り当てられます。システムの内蔵シリアルポートに割り当てられているデフォルト指定は、COM1およびCOM2です。
内蔵パラレルポートには、システムの背面パネルに25ピンDサブミニチュアコネクタが採用されています。このI/Oポートは、パラレル方式
8つのデータビットまたは1バイトのデータを単一のケーブルに含まれる8本のデータ線を介して同時に送る転送方式)でデータを転送しま
す。パラレルポートは主にプリンタ用に使われます。
メモ: このシステムをプリンタサーバとして使用することはできません。
ほとんどのソフトウェアでは、LPT(ラインプリンタを意味する)という簡略用語が使われ、パラレルポートに対して番号(例えば、LPT1)が
割り当てられます。このシステムの内蔵パラレルポートに割り当てられているデフォルト指定は、LPT1です。
ポート割り当ては、例えば、プリンタが接続されているポートを識別して、ソフトウェアがそのポートに出力を転送できるようにする手順を含
む、ソフトウェアのインストール手順で使用します。(誤った割り当てをおこなうと、まったく印刷できなかったり、正常に印刷できませ
ん。)
シリアルポートコネクタ
ハードウェアを再設定する場合、シリアルポートコネクタのピン番号およびシグナル情報が必要となります。B-2 に、シリアルポートコネク
タのピン番号を示し、
B-1では、シリアルポートコネクタのピン番号の割り当て、およびインタフェースシグナルを定義します。
B-2. シリアルポートのピン番号
B-1. シリアルポートのピン番号の割り当て
ピン シグナル
I/O
定義
1 DCD I
データキャリア検出
2 SIN I
シリアル入力
3 SOUT O
シリアル出力
4 DTR O
データ端末準備完了
5 GND
シグナルアース
6 DSR I
データセット準備完了
7 RTS O
送信要求
8 CTS I
送信クリア
9 RI I
リングインジケータ
シェル
シャーシアース