Owners Manual
50 セットアップユーティリティの 使い方
システムパスワードとセットアップパスワード
の機能
注意 : パスワード機能は、システム内のデータに対して基本的なセキュリティを提
供します。より強固なセキュリティが必要なデータについては、データ暗号化プロ
グラムなどの保護機能を別途使用してください。
注意 : システムパスワードを設定せずに動作中のシステムから離れたり、システム
をロックせずに放置したりした場合、第三者がジャンパの設定を変更して、パス
ワード機能を無効にすることができます。この結果、誰でもシステムに保存された
情報にアクセスできるようになります。
お使いのシステムは、出荷時にはシステムパスワード機能が有効になっていま
せん。システムのセキュリティが必要な場合は、システムパスワード保護機能を
有効にしてシステムを操作してください。
既存のパスワードを変更または削除するには、そのパスワードを事前に知ってお
く必要があります(
52
ページの「既存のシステムパスワードの削除または変更」
を参照)。パスワードを忘れると、トレーニングを受けたサービス技術者がパス
ワードジャンパの設定を変更してパスワードを無効にし、既存のパスワードを消去
するまで、システムを操作したり、セットアップユーティリティの設定を変更す
ることはできません。この手順は、
144
ページの「忘れたパスワードの無効化」
に記載されています。
システムパスワードの使い方
システムパスワードを設定すると、パスワードを知っているユーザーでなければ、
システムの全機能を使用することはできません。
System Password
オプション
が
Enabled
に設定されている場合、システムパスワード要求のプロンプトがシ
ステムの起動後に表示されます。
システムパスワードの設定
システムパスワードを設定する前に、まずセットアップユーティリティを起動し
て、
System Password
オプションを確認します。
システムパスワードが設定されている場合、
System Password
オプションの
設定は
Enabled
です。
Password Status
が
Unlocked
に設定されている場
合、システムパスワードは変更できます。
Password Status
オプションが
Locked
に設定されている場合、システムパスワードは変更できません。ジャン
パ設定によってシステムパスワード機能が無効になっている場合、その設定は
Disabled
で、システムパスワードを変更したり新しいシステムパスワードを入
力したりすることはできません。
システムパスワードが設定されておらず、システム基板上のパスワードジャンパ
が有効な位置
に設定されている場合、
System Password
オプションは
Not
Enabled
と表示され、
Password Status
フィールドは
Unlocked
と表示さ
れます。システムパスワードを設定するには、次の手順を実行します。