Deployment Guide

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送信中の圧縮の使用
圧縮により、レプリカの作成および同期化中に転送されるデータ量を少なくでき、ネットワー
クのパフォーマンスへの影響を小さくしながらデータスループットを大きくできます。ただ
し、このオプションでは DPM サーバーと保護対象コンピュータの両方において CPU 負荷が
大します。圧縮率とネットワークパフォーマンスの向上率は、この負荷にかかっています。
圧縮は、保護対象コンピュータに対して有効して、レプリカの作成、同期化、および整合性チ
ェック時に適用されます。回復ジョブも圧縮を使用します。
送信中の圧縮を有効にするに
1. DPM 管理者コンソールで、ナビゲーションバーの 保護 をクリックします。
2. 操作 ウィンドウで パフォーマンスの最適化 をクリックします。
3. ネットワーク タブで、送信中の圧縮を有効にする を選択します。
4. 変更を適用するには、OK をクリックします。
関連項目
パフォーマンスの改善
負荷の変更
同期化の時間差開始
各保護グループに対する同期化ジョブの開始時刻を、時間と分で指定できます。複数の保護ジ
ョブを同時に実行することのネットワークへの影響を、時間差で開始することにより最小限に
抑えることができます。
同期化ジョブを時間差で開始することが適切であるかどうかを判断するには、まず、DPM
理コンソールで、スケジュールされている保護ジョブに関する情報を収集することから始め
ます。
監視 タスク領域の ジョ タブで、DPM サーバーで長いディスクキューが発生する時間に
スケジュールされているジョブを確認します。
保護 タスク領域で、保護グループの詳細情報から、保護ジョブのサイズと頻度を確認し
ます。
同期化の開始時刻をオフセットすることにより、別の DPM サーバーの 2 つ目の保護を最適化
することもできます。2 目の保護は、DPM サーバーが、主 DPM サーバーと呼ばれる別の
DPM サーバーのデータベースとレプリカを保護する場合に発生します。プライマリ DPM サー
バーの同期をセカンダリ DPM サーバーにオフセットして、データソースがプライマリ DPM
ーバーに同期された後で同期が行われるように設定できます。