Deployment Guide

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また、レプリカの不整合が確実に自動的に修復されるように、整合性チェックが毎日実行され
るようにスケジュールを設定することもできます。
スケジュール設定のオプションの一部として、整合性チェックのジョブが実行できる時に、
期間または時刻のウィンドウを設定できます。たとえば、御社のほとんどの従業員が退社し
ている 8:00 P.M. に整合性チェックが開始され、最長持続時間を 10 時間に設定することが可
能です。
関連項目
パフォーマンスの改善
負荷の変更
レプリカの手動作成
保護グループを作成する際に、テープまたはその他のリムーバブルメディアからレプリカを手
動で作成して、保護されるコンピュータとネットワークへの負荷を軽減することが可能です。
レプリカの自動作成は簡単ですが、保護されるデータのサイズによっては、手動で作成した方
が早い場合もあります。小さいデータセットには、自動のオプションをお勧めします。データ
セットが大きく、ネットワークが低速の場合は、手動のオプションをお勧めします。
レプリカが作成されたら、同期と整合性チェックを実行する必要があります。
手動でレプリカを作成する方法については、DPM のヘルプで「
How to Manually Create a
Replica」(レプリカを手動で作成する方法)(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=102160)
を参照してください。
関連項目
パフォーマンスの改善
負荷の変更
容量の追加
ハードウェアのアップグレードによって DPM サーバーの容量を追加することで、パフォーマ
ンスを改善することも可能です。
記憶域プールにディスクを追加して記憶域プール全体にレプリカを再割り当てすること
で、ディスクキューを短くできる場合があります。
ストライプボリュームを使用してディスクのスループットを増やすことで、ディスクのボ
トルネックを解決できる場合があります。
サーバーで使用可能なメモリが不足する状況が頻繁に発生する場合は、メモリの増設によ
ってパフォーマンスが目に見えて改善することがあり、比較的安価なアップグレード方法
となります。
プロセッサを増設するか、または処理速度の速いプロセッサにアップグレードすると、
CPU の問題が軽減する場合があります。
また、データ保護の要件も考慮してください。負荷のバランスを取るために DPM サーバーの
追加が必要になることも考えられます。