Deployment Guide
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自動検出プロセス
自動検出は、DPM がネットワーク上の新しいコンピュータまたは取り外されたコンピュータを
自動的に検出するために行う毎日の処理です。毎日 1 回、ユーザー / 管理者が設定した時刻に、
DPM は最も近いドメインコントローラに小さなパケット(10 KB 未満)を送信します。ドメイ
ンコントローラは、そのドメイン内のコンピュータと共に LDAP 要求に応答し、DPM は新しい
コンピュータと取り外されたコンピュータを識別します。自動検出プロセスによって生成される
ネットワークトラフィックは最小限です。
自動検出では、他のドメイン内の新しいコンピュータや取り外されたコンピュータは検出されま
せん。別のドメイン内のコンピュータに保護エージェントをインストールするには、その完全修
飾ドメインネームを使用してコンピュータを識別する必要があります。
関連項目
DPM の使い方
DPM ディレクトリ構造
DPM を使用してデータの保護を開始すると、DPM のインストールパスには、Volumes ディレク
トリ内に次の 3 つのフォルダが含まれていることに気がつきます。
• \Microsoft DPM\DPM\Volumes\DiffArea
• \Microsoft DPM\DPM\Volumes\Replica
• \Microsoft DPM\DPM\Volumes\ShadowCopy
DiffArea フォルダには、データソース用の復旧ポイントが保存されているマウント済みシャドウ
コピーボリュームが含まれています。
Replica フォルダには、マウント済みレプリカボリュームが含まれています。
ShadowCopy フォルダには、DPM データベースのローカルバックアップコピーが含まれていま
す。また、サードパーティのバックアップソフトウェアによるアーカイブの作成にレプリカのバ
ックアップシャドウコピーを作成するために DPMBackup.exe を使用する場合、バックアップシ
ャドウコピーは ShadowCopy フォルダに保存されます。
関連項目
DPM の使い方