Deployment Guide
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保護グループの計画
Microsoft System Center Data Protection Manager (DPM) 2007 の効果的な導入計画を立てるに
は、御社のデータ保護と回復に関する要件を入念に検討し、それらの要件を DPM の機能に照ら
して比較検討する必要があります。
本項では、保護グループのメンバーシップと構成の計画に必要な情報を提供します。保護グルー
プ構成の一環として、保護されるデータの回復の目標を定義します。
Microsoft Operations Framework(MOF)のコンテキストで、本項では、変更(DPM を御社に
組み込んでデータ保護と回復を提供すること)が承認済みで、ユーザー / 管理者のタスクが変更
の実装計画であることを前提としています。
MOF の変更管理の詳細については、「
Service Management Functions: Change Management
(サービス管理機能:変更管理)(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=68729)を参照してく
ださい。
本項では、御社の既存の障害回復戦略に DPM を追加する予定であることも前提としています。
障害回復戦略の計画の詳細については、「
Introduction to Backup and Recovery Services」
(バックアップサービスおよび回復サービスの入門)
(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=71721)を参照してください。
本項の内容
何を保護するか?
回復の目標
保護構成の計画
何を保護するか?
DPM 導入計画の手始めに、どのデータを保護するかを決める必要があります。DPM 2007 で
は、次のデータの種類を保護できます。これらは、以下のトピックで詳しく説明されています。
• Microsoft Windows Server 2003 または Windows Server 2008 を実行しているファイルサー
バー上の(ボリューム、フォルダ、および共有レベルの)ファイルデータ
• Microsoft Windows XP Professional SP2、および Home エディションを除く Windows Vista
のすべてのエディションのいずれかを実行しているワークステーション上のファイルデータ
• Microsoft Exchange Server 2003 SP2 および Exchange Server 2007 の(ストレージグルー
プレベルの)データ
• Microsoft SQL Server 2000 SP4、SQL Server 2005 SP1、および SQL Server 2005 SP2 の
(データベースレベルの)データ
• Windows SharePoint Services 3.0 および Microsoft Office SharePoint Server 2007(ファー
ムレベル)