Deployment Guide

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SQL サーバーのインスタンスの選択
DPM のインストールには通常、DPM セットアップによってインストールされる SQL サーバー
のインスタンスが含まれます。DPM セットアップによってインストールされる SQL サーバーの
インスタンスは、DPM ソフトウェアに含まれており、SQL サーバーの別のライセンスを必要と
しません。
ただし、DPM 2007 をインストールする際にはDPM に含まれている SQL サーバーの既定の
インスタンスの代わりに、DPM が使用する SQL サーバーのリモートインスタンスを指定でき
ます。
SQL サーバーのリモートインスタンスを使用するには、SQL サーバーを実行しているサーバー
DPM サーバーが同じドメインに置かれている必要があります。SQL サーバーの特定のインス
タンスは、1 台の DPM サーバーのみによって使用できます。SQL サーバーのリモートインスタ
ンスを、ドメインコントローラとして実行されているコンピュータ上に置くことはできません
メモ
SQL サーバーのリモートインスタンスがドメインアカウントとして実行されている場合
は、DPM サーバーとの通信のために名前付きパイププロトコルを有効にしてください。
名前付きパイププロトコルの設定手順については、「
Configuring Client Network
Protocols」(クライアントネットワークプロトコルの設定)
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=87976)を参照してください。
SQL サーバーのリモートインスタンスには、次のコンポーネントも含めて、インターネットイ
ンフォメーションサービス(IIS)と SQL Server 2005 Standard/Enterprise Edition With SP2
実行されている必要があります。
SQL サーバーデータベースエンジ
レポートサービス
SQL サーバーのリモートインスタンスには、次の設定を使用することをお勧めします。
失敗の監査の既定の設定を使用する
既定の Windows 認証モードを使用する。
sa アカウントに強力なパスワードを設定する。
パスワードポリシーのチェックを有効にする。
SQL サーバーデータベースエンジンとレポートサービスのコンポーネントのみをインストー
ルする。
SQL サーバーのリモートインスタンスは、ローカルシステムとして実行しない。
特権の低いドメインユーザーアカウントを使用して SQL サーバーを実行する。
関連項目
DPM サーバー構成の計画