Reference Guide
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エンドユーザー回復は、クラスタファイルサーバーのクラスタリソースと非クラスタリソースの
両方で使用できます。
計画的フェイルオーバーの際には、DPM は保護を続けます。非計画的フェイルオーバーの際に
は、DPM は整合性チェックが必要であることを示すアラートを発します。
関連項目
複数のデータ型の保護
管理ツール
主要な管理タスクのパフォーマンスを助けるために、DPM 2007 には IT 管理者用に次のツール
と機能が備わっています。
• DPM 管理者コンソール
• レポートと通知
• DPM 管理パック
• Windows PowerShell の統合
• リモート管理
• エンドユーザー回復
DPM 管理者コンソール
DPM 管理者コンソールでは、タスクベースの管理モデルが使用されており、一般的なタスクが
自動化されるため、管理者は少ない手順で仕事を完了することができます。
データ保護処理の管理を簡素化するために、DPM は Microsoft 管理コンソール(MMC)の機能
を強化し、設定、管理、および監視のタスクを行うために見慣れた直感的な環境を提供してい
ます。
DPM 管理者コンソールでは、各タスクが簡単にアクセスできる 5 つのタスク領域(監視、保
護、回復、報告、管理)にまとめられています。管理者は、ウィザードに表示される指示に従っ
て、タスクの追加、エージェントのインストール、および保護グループの作成などの基本設定タ
スクを行うことができます。ファイルの旧バージョンの検索と
回復に役立てるために、検索と参
照の機能が 回復 タスク領域に用意されています。
DPM 管理者コンソールには、データ保護処理を監視するために、
ジョブ タブと アラート タブ
の両方があります。
ジョブ タブには、スケジュール済み、完了、実行中、キャンセル済み、ま
たは失敗した各ジョブについて、ステータスと動作の詳細が表示されます。
アラート タブに
は、システム全体の処理のサマリービューを示すために情報アラートとエラー状況が集められ、
各エラーについて推奨する処理が示されています。
DPM 管理者コンソールの使い方の詳細については、「DPM 2007 の導入」で、「
付録 A: DPM
管理者コンソール」(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=98871)を参照してください
。