Reference Guide
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レポートと通知
DPM には総合的な一連のレポートを生成する機能があり、保護の成功と失敗、回復の成功と失
敗、およびディスクとテープの使用率に関するデータが表示されます。また、一般的なエラーの
識別や、テープの循環の管理ができます。サマリーでは、保護されるすべてのコンピュータと保
護グループに関する総合情報が報告されます。詳細なレポートには、個々のコンピュータや保護
グループに関する情報が表示されます。管理者は、DPM の初期導入の後に、これらのレポート
を使用して保護を微調整できます。
DPM 通知は、重要なアラート、警告アラート、または情報アラートが生成されると常に通知が
表示される便利な手段です。たとえば、重要なアラートのみが通知されるようにするなど、通知
を受けるアラートの重大度を選択できます。また、回復ジョブのステータスについて通知を受け
るように設定したり、DPM レポートを E- メールの添付ファイルとして受信するスケジュールを
設定することもできます。こうした機能により、データ保護の傾向を監視し、都合の良いときに
データ保護の統計を分析できます。さらに、System Center Operations Manager 2007 に DPM
管理パックを使用して、カスタマイズされた通知を受け取ることもできます。
DPM 2007 で利用可能なレポートの詳細については、「
Managing DPM Servers」(DPM サーバ
ーの管理)(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=91853)を参照してください。通知の購読方
法については、DPM 2007 のヘルプを参照してください。
DPM 管理パック
Microsoft Operations Manager 2005(MOM)および System Center Operations Manager 2007
の管理パックが、DPM 2007 でも使用できるようになります。データ管理戦略の一環として、
DPM 管理パックを使用して、複数の DPM サーバーおよび保護するサーバーのデータ保護、状
態、ヘルス、パフォーマンスを集中的に監視することができます。管理者は、Operations
Manager の操作コンソールから、DPM とネットワークインフラを同時に監視し、システムやネ
ットワークのパフォーマンスにおける他の要因のコンテキストに照らしてデータ保護上の問題を
分析することができます。管理者は、SQL Server など、ミッションクリティカルな他のアプリ
ケーションを監視することもできます。
DPM 管理パックのダウンロード方法については、
「Management Pack Catalog」(管理パック
のカタログ)(http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=47215)を参照してください。