Reference Guide
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DPM の使い方
Data Protection Manager がデータの保護に使用する方法は、保護するデータの種類や選択する
保護の方法によって異なります。
本項の内容
ディスクベースの保護プロセス
テープベースの保護プロセス
回復プロセス
保護ポリシー
自動検出プロセス
DPM ディレクトリ構造
ディスクベースの保護プロセス
DPM サーバーは
、
ディスクベースのデータ保護を行うために、保護されるサーバー上のデータ
の「レプリカ」(コピー)を作成して保持します。レプリカは
、
DPM サーバー上またはカスタ
ムボリューム上の一連のディスクで構成される「記憶域プール」に保存されます。下図は、保護
されるボリュームとそのレプリカの基本的な関係を示したものです。
レプリカの作成
ファイルデータとアプリケーションデータのどちらを保護する場合も、まずはデータソースのレ
プリカを作成する作業から始めます。
レプリカは
、
管理者やユーザーが設定した一定の間隔で「同期」、つまりアップデートされま
す。DPM がレプリカの同期に使用する方法は、保護するデータの種類によって異なります。詳
細については、「
The File Data Synchronization Process」(ファイルデータの同期処理)およ
び「
The Application Data Synchronization Process」(アプリケーションデータの同期処理)を
参照してください。レプリカの不一致が検出されると、DPM は整合性チェックを行い、レプリ
カがブロックごとにデータソースに照らして検証されます。
保護構成の単純な一例は、DPM サーバー 1 台と保護されるコンピュータ 1 台の構成です。DPM
「保護エージェント」をコンピュータにインストールし
、
そのデータを「保護グループ」に追加
すると
、
そのコンピュータは保護されます。