Reference Guide

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WAN を介してデータを保護する際の考慮事項
ネットワークの使用帯域幅の調整と送信中の圧縮は、DPM サーバーがワイドエリアネットワ
ク(WAN)またはその他の低速ネットワークを介してデータを保護する導入にとって特に重要
な、パフォーマンス最適化のための機能です。
送信中の圧縮は、保護グループのレベルで設定します。
ネットワークの使用帯域幅の調整は、保護されるコンピュータのレベルで設定します。また、
務時間、勤務時間以外、および週末に対して異なるネットワークの使用帯域幅の調整速度を指
し、これらの各カテゴリーに時間を定義することができます。
Exchange ストレージグループまたは SQL Server データベースなどのアプリケーションデータ
WAN を介して保護する際には、高速完全バックアップのスケジュールを減らすことを検討し
てください。
保護グループのメンバーシップの決定はどの程度重
要か?
保護グループのメンバーは、別の保護グループに移動することができません。保護グループの
るメンバーを後に別の保護グループに移動しなければならなくなった場合は、所属している保
グループからそのメンバーを削除し、別の保護グループに加える必要があります。
ある保護グループのメンバーが保護を必要としなくなった場合は、その保護グループの保護を
止できます。保護を停止する際には、保護されていたデータを保持しておくか、または削除す
かを選択します。
保護されていたデータを保持するオプション:指定した保存期間にわたって、ディスク上
レプリカを関連する復旧ポイントおよびテープと共に保持します。
保護されていたデータを削除するオプション:ディスク上のレプリカを削除し、テープ上
データを失効させます。
関連項目
保護構成の計画
データ保護方法の選択
Data Protection Manager (DPM) 2007 では、次のデータ保護方法が使用できます:ディスクベー
ス(D2D)、テープベース(D2T)、またはディスクベースとテープベースの組み合わせ
D2D2T)。
データ保護方法は、保護グループのレベルで設定します。2 つのデータソースの保護に異なる方
法を使用する場合、2 つのデータソースを同じ保護グループに含めることはできません。
次の表に、各方法の長所と短所を比較して示します。