Reference Guide
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DPM の導入を計画する際には、DPM サーバーの容量の一部としてスナップショットの制限を考
慮する必要があります。次の表は、さまざまな保護ポリシーから導き出されるスナップショット
の数の例を示したものです。
保護ポリシー スナップショット
Exchange ストレージグループ:毎日の高速完全バックアッ
プ、15 分間隔の増分同期、保存期間 5 日
5
ファイルサーバー上のボリューム:毎日の復旧ポイント
3 つ、保存期間 21 日
63
SQL データベース:毎日の高速完全バックアップ 2 つ、
保存期間 14 日
28
合計: 96
関連項目
DPM サーバー構成の計画
DPM サーバーの位置の確認
DPM は、保護と回復の操作をサポートするために、Windows Server 2003 Active Directory ドメ
インサービスのディレクトリサービス構造を必要とします。
DPM は、DPM サーバーと同じドメインにあるか、または DPM サーバーがあるドメインとの間
に双方向の信頼関係を持つドメインにあるサーバーとワークステーションを保護できます。
DPM サーバーを置く場所を決定する際には、DPM サーバーと保護されるコンピュータの間のネ
ットワーク帯域幅を考慮してください。
DPM は、チーム化された NIC をサポートしています。チーム化された NIC とは、オペレーティ
ングシステムによって単一の NIC として扱われるように設定された複数の物理 NIC のことで
す。チーム化された NIC は、各 NIC を使用して使用可能な帯域幅を結合することで帯域幅を増
やし、NIC が失敗したときには、残りの NIC にフェールオーバーします。DPM は、DPM サー
バー上のチーム化された NIC を使用して増えた帯域幅を使用することができます。
DPM サーバーの位置を決定するためのもう 1 つの検討事項は、ライブラリに新しいテープを追
加したり、オフサイトでの保管のためにテープを取り出すなど、テープとテープライブラリを手
動で管理する必要性です。
関連項目
DPM サーバー構成の計画