Users Guide
ディスクエラーからの回復 13
グローバルホットスペアを取り付け、障害の発生したディスクと同じ
PERC
アダプタに割り当てていた場合、
RAID
グループは、障害の発生し
たディスクの役割を自動的にホットスペアディスクに切り替え、リビルド
操作を自動的に開始します。この場合、障害の発生したディスクを交換
し、その
PERC
アダプタ用の新しいグローバルホットスペアとして割り
当てる必要があります。グローバルホットスペアの詳細については、
OpenManage™ Server Administrator
の『ユーザーズガイド』の「
Assign
and Unassign Hot Spares
」(ホットスペアの割り当てと割り当て解除)を
参照してください。
RAID 5 の劣化モードについて
障害の発生したハードドライブを交換すると、
RAID
グループは自動的に
リビルド操作を開始します。この操作中、データとパリティの情報は
RAID
グループ内のすべてのハードドライブにまたがって再割り当てされ
ます。リビルドが完了するまで、
RAID
グループのパフォーマンスは劣化
します。リビルドが正常に完了するように、リビルドの状態を監視し続け
ることが必要です。
メモ:RAID グループのリビルド中に別のハードドライブに障害が発生
すると、その RAID グループ上のすべてのデータが失われるおそれがあり
ます。
複数のディスクに発生した障害からの回復
同じ
RAID
グループ内の複数のディスクに障害が発生すると、その
RAID
グループに
OS
と
DPM
アプリケーションが含まれていた場合は、
OS
と
DPM
アプリケーションを再インストールする必要があります。
RAID
グ
ループに
DPM
レプリカが保存されていた場合は、テープアーカイブから
レプリカを復元することが可能です。レプリカは、プライマリ
DPM
サー
バーを保護しているセカンダリ
DPM
サーバーから復元することも可能で
す。災害計画の
DPM
回復手順の詳細については、『
System Center Data
Protection Manager 2007 Operations Guide
』(操作ガイド)の「障害回
復」を参照してください。