Reference Guide

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本項の内容
DPM サーバーでの Windows メンテナンスツールの使用
DPM サーバーへのオペレーティングシステムの更新プログラムの適用
DPM サーバーでのウイルス対策ソフトウェアの実行
関連項目
記憶域プールの管理
DPM サーバーの監視
DPM サーバーの管理タスクの実行
DPM サーバーでの Windows メンテナンスツールの使用
一般的には、DPM サーバーを定期的なメンテナンススケジュールに追加して、Windows
Server 2003 で提供されているメンテナンスツールを使用することはできます。ただし、DPM
でこれらのツールを使用する際には、注意すべき事項がいつくかあります。次の表に、これら
のツールとその注意事項について説明します。
Windows メンテナンスツールと DPM
Windows ツール 注意事項
ディスククリーンアップ:一時ファイル、
インターネットキャッシュファイル、およ
び不要なプログラムファイルを削除すると
きに使用します。
ディスククリーンアップは、DPM 記憶域プール
内のレプリカボリュームや復旧ポイントボリュー
ムでは使用できません。
ディスクデフラグ:ボリュームの断片化を
分析したり、ボリュームを最適化したりす
るときに使用します。
DPM サーバー上の記憶域プールのメンバになっ
ているディスク上でディスクデフラグを実行して
はいけません。技術情報 312067 で、ディスクデ
フラグの問題について次のように説明されてい
ます。
「システムシャドウコピープロバイダは、16 KB
1 ブロックとしてコピーオンライト機構を実行
します。このサイズは、ファイル システムのク
ラスタアロケーションユニットサイズとは異なり
ます。ファイルシステムのクラスタサイズが 16
KB 未満の場合、システムシャドウコピープロバ
イダによるディスクデフラグ I/O と一般的な書き
込み I/O の区別が困難な状態で、コピーオンライ
ト処理が実行されます。これにより、シャドウコ
ピー記憶域が急速に増大し、記憶域がユーザー定
義の制限値に達した場合、最も古いシャドウコピ
ーから順に削除されます。」