Reference Guide
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整合性チェック
整合性チェックは、保護対象データソースとレプリカ間の不整合を DPM がチェックし、修正
するプロセスです。
整合性チェックの実行中、保護対象コンピュータ、DPM サーバー、およびネットワークのパフ
ォーマンスに影響はありますが、転送されるのは変更とチェックサムのみなので、最適化が可
能です。
整合性チェックのネットワークの影響は、レプリカの作成後であれば、初期レプリカ作成より
非常に小さいです。初期レプリカ作成が中断されたり、成功していない場合には、最初の整合
性チェックはレプリカの作成と同じぐらいの影響があります。
整合性チェックはピーク時を避けて行うことをお勧めします。
DPM は、整合性チェックを次の場合に自動的に行います。
• 除外一覧を変更することによって、保護グループを変更したとき。
• 日常整合性チェックがスケジュールされているときとレプリカに不整合が発生したとき。
関連項目
DPM 操作によるパフォーマンスへの影響
パフォーマンスの管理
高速完全バックアップ
高速完全バックアップは、前回の高速完全バックアップ以降(または、最初の高速完全バック
アップの場合は初期レプリカ作成以降)に変更されたすべてのブロックのスナップショットを
保護エージェントが転送し、変更されたブロックが含まれるように、これをレプリカに更新す
るという同期化の一種です。高速完全バックアップでは、前回の高速完全バックアップ以降に
変更されたブロックのみの転送になるので、そのパフォーマンスと時間への影響は、通常は完
全バックアップより小さくなります。
関連項目
DPM 操作によるパフォーマンスへの影響
パフォーマンスの管理