Reference Guide
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テープへのパックアップ
DPM がデータをレプリカからテープへバックアップした場合、ネットワークトラフィックが発
生しないため、保護対象コンピュータに対するパフォーマンスの影響はありません。
DPM がデータを保護対象コンピュータからテープへ直接バックアップした場合、保護対象コン
ピュータ上のディスクリソースとパフォーマンスに影響が発生します。パフォーマンスへの影
響は、アプリケーションデータをバックアップする場合より、ファイルデータをバックアップ
する場合の方が小さくなります。
関連項目
DPM 操作によるパフォーマンスへの影響
パフォーマンスの管理
DPM プロセス
DPM サーバー上には、パフォーマンスに影響がある 3 つのプロセスがあります。
• DPM 保護エージェント(MsDpmProtectionAgent.exe)。DPM ジョブは、DPM 保護エー
ジェントによりメモリと CPU 使用率の両方に影響します。整合性チェック中
MsDpmProtectionAgent.exe により CPU 使用率が上がるのは正常な状態です。
• DPM サービス(MsDpm.exe)。DPM サービスは、メモリと CPU 使用率の両方に影響
します。
• DPM 管理コンソール(Mmc.exe のインスタンス)。DPM 管理コンソールは、メモリ使用
率に大きく影響します。使用していないときは、閉じるようにしてください。
メモ
SQL Server サービスの DPM インスタンス(Microsoft$DPM$Acct.exe)のメモリ使用率
は、非常に高くなります。これは異常な状態ではありません。このサービスは、通常、
キャッシュに大量のメモリを使用しますが、使用可能なメモリが少なくなると、このメ
モリを解放します。
関連項目
DPM 操作によるパフォーマンスへの影響
パフォーマンスの管理