Reference Guide

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DPM とメモリ
全既存プロセスによるメモリ使用が、使用可能な RAM サイズを超える場合、オペレーティン
グシステムが、1 つ以上の仮想アドレス領域のページ4 KB ずつ)をコンピュータのハードデ
ィスクに移動します。そして、その RAM を別の目的用に解放します。Microsoft Windows シス
テムでは、これらのページは、パーティションのルートの pagefile.sys と呼ばれる 1 つ以上の
ファイルに格納されます。
DPM では、pagefile について、推奨サイズ(通常は、コンピュータ上の RAM サイズの 1.5 倍)
に加えて、全復旧ポイントボリュームを合わせたサイズの 0.2 パーセントのサイズを必要とし
ます。たとえば、DPM サーバーの復旧ポイントボリュームが合計 3 TB である場合、pagefile
のサイズを 6 GB 増やす必要があります。
pagefile サイズを変更する手順については、「
Change the size of the virtual memory paging
poolhttp://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=95116)」を参照してください。
x86 32 ビットのオペレーティングシステムには、ボリュームシャドウコピーサービス(VSS
非ページプールの制限があります。したがって、10 TB を超えるデータを保護する場合には、
DPM サーバーは 64 ビットのオペレーティングシステム上で実行されている必要があります。
関連項目
パフォーマンスの管理
パフォーマンスカウンタ
DPM サーバーのパフォーマンスの監視に利用できる手段の 1 つに、パフォーマンスという管理
ツールがあります。監視データは、ログとして保存されるように構成できます。警告が生成さ
れるようにパフォーマンスを構成することもできます。パフォーマンスの警告の作成および構
成方法については、Microsoft サポート技術情報 324752
Windows Server 2003 でパフォーマ
ンスの警告を作成および構成する方http://support.microsoft.com/kb/324752/ja)」を参照し
てください。
メモ
Microsoft Operations Manager 2005MOM)または System Center Operations
Manager 2007 対応の DPM 管理パックを使用して、Operations Management サーバー
から複数の DPM サーバーの状態、正常性、およびパフォーマンスを集中的に監視でき
ます。DPM 管理パックのダウンロード方法については、「
Microsoft Management Pack
and Product Connector Cataloghttp://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=47215)」を参照
してください。
DPM 監視用パフォーマンスカウンタ」の表に、DPM サーバーのパフォーマンスの監視に使
用できるカウンタを示します。個々のパフォーマンスカウンタの詳細については、パフォーマ
ンスログと警告のヘルプを参照してください。パフォーマンスツールを開くには、スタート
クリックし、管理ツール をポイントし、パフォーマンス をクリックします。 操作 メニューの
ヘルプ をクリックします