Reference Guide
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関連項目
パフォーマンスの改善
パフォーマンスの管理
負荷の変更
WAN 上の DPM のパフォーマンス管理
DPM サーバーとそれが保護しているサーバーが低速 WAN リンクで接続されている場合、パフ
ォーマンスは重要な検討事項となります。レプリカの作成や整合性チェックなどのリソースイ
ンテンシブなジョブの場合は、特にそうです。たとえば、20 GB のボリュームを 512 Kbps の
リンクで転送すると、少なくとも 120 時間かかります。
このネットワーク構成では、すべての保護グループの圧縮を有効にする必要があります。サイ
ズが 5 GB を超えるボリュームのレプリカは、手動で作成することをお勧めします。
関連項目
パフォーマンスの管理
保護グループの変更がジョブに与える影響
DPM 保護グループの構成を変更すると、一部のアクティブなジョブがキャンセルされる場合が
あります。変更によって影響を受けるのは、レプリカジョブ、アーカイブジョブ、もしくはそ
の両方です。次の表は、各カテゴリでキャンセルされるジョブをまとめたものです。
ジョブの種類
レプリカジョブ アーカイブジョブ
• レプリカの作成
• 整合性チェック
• 同期
• ディスク上の復旧ポイントの作成
• ディスクからの回復
• テープ上の復旧ポイントの作成
• テープ上のデータの検証
• テープへのデータのコピー
• テープへのバックアップ
• テープからの回復
次の表は、保護グループの変更がアクティブジョブに与える影響をまとめたものです。保護グ
ループのすべてのメンバー(「保護グループ」)について、保護されるコンピュータ上のすべ
てのデータソース(「保護されるコンピュータ」)について、変更される保護グループ内のデ
ータソースをホストするコンピュータと同じタイムゾーンにあるすべての保護されるコンピュ
ータ(「タイムゾーン」)について、ジョブがキャンセルされる場合があります。