Reference Guide
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テープの追加と取り出しの方法
テープライブラリに挿入 / 取り出し(IE)ポートがある場合は、管理 タスク領域の ライブラリ
タブで、テープの追加(IE ポート)と テープの取り出し(IE ポート)操作を行って、ライブ
ラリのスロットにテープを挿入したり、取り出したりします。
テープライブラリに IE ポートがない場合は、管理 タスク領域内の ライブラリ タブ上でライブ
ラリを選択し、ライブラリドアのロックを解除する をクリックし、物理的にテープの挿入また
は取り出しを行い、ライブラリドアをロックする をクリックする必要があります。
ドアのロックを解除する または テープを追加する を使用してテープライブラリへのテープの
挿入または取り出しを行うと、DPM は自動的にライブラリをインベントリに加えます。 ドア
のロックを解除する または テープを追加する を使用せずにテープライブラリへのテープの挿
入または取り出しを行う場合は、インベントリライブラリ 操作を使用して DPM 管理者コンソ
ール内の情報を更新する必要があります。
スタンドアロンのテープドライブへのテープの挿入または取り出しは、DPM 管理者コンソール
を使用せずに、ハードウェアのマニュアルに従って手動で行います。
テープの識別方法
DPM は、テープラベルを使用してテープを識別します。長期保護に使用するテープのテープラ
ベルは、保護グループの作成時に割り当てられます。DPM は、次の形式で既定のテープラベル
を割り当てます:DPM - <保護グループ名> - long-term tape <番号>。このラベルは、新しい保
護グループの作成ウィザードで変更できます。
各テープにはオンメディア識別子(OMID)があります。これはテープの開始部分に書き込まれ
ています。DPM は、テープが正しいことを確認するために、テープを使用する操作を実行する
前にテープの OMID を読みます。
テープライブラリにバーコードリーダーが付いている場合は、DPM 管理者コンソール内に各テ
ープのバーコードが表示されます。CLN0000812 などのように、テープのバーコードの先頭が
「CLN」になっている場合、DPM は高速インベントリの後で、そのテープをクリーニングテー
プとして識別します。
不明なテープの識別
データの入っているテープをテープライブラリに追加したときに、テープラベルが「不明」と
表示される場合は、DPM を使用してテープを識別できます。
DPM はテープを識別すると、テープヘッダを読み、テープラベルを次のように更新します。
• DPM サーバーによって作成されたテープは、割り当てられたテープラベルを表示します。
• 別の DPM サーバーによって作成されたテープには、テープラベルとして インポート と表
示されます。
• DPM によって作成されなかった内容が含まれているテープのテープラベルには、認識不能
と表示されます。
• バーコードまたはオンメディア識別子などの識別情報が競合する場合は、未確認 というテ
ープラベルが表示されます。