Reference Guide

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ファイルサーバーのクラスタメンバの変更
DPM によって保護されているサーバークラスタを変更した場合、DPM は次のアクションを起
こします。
新しいサーバーがクラスタに追加された場合、新しいクラスタノードに保護エージェント
をインストールするよう要求するアラートが発行されます。これを行わない場合、保護は
失敗します。
クラスタからサーバーが削除された場合、DPM は、ノードがクラスタから除外されたこと
を検出し、そのサーバーは、クラスタから離れて表示され、保護対象データを持たない状
態になります。
たとえば、Node1Node2Node3Node4 4 台のコンピュータで構成されるサーバークラ
スタがあるとします。コンピュータ Node4 を新しいコンピュータ Node5 に置き換える場合、
クラスタサービス用の管理コンソールを使用して、クラスタに Node5 を追加して、Node5 にフ
ェールオーバーされるリソースを構成します。
DPM は、Node5 に保護エージェントがインストールされるまで、サーバークラスタの保護は失
敗することを示すアラートを発行します。Node5 に保護エージェントをインストールします。
Node4 のリソースをクラスタ内の他のノードにフェールオーバーします。Node4 にリソースが
なくなったら、このノードをクラスタから削除します。DPM はそのフェールオーバーを検出
し、クラスタの保護を続行します。
Node4 はクラスタから除外されたことが検出されたことにより、スタンドアロンノードとして
表示されます。このノードがネットワーク上にもう存在しない場合には、DPM 管理コンソール
からこのサーバーのレコードを削除できます。
関連項目
クラスタファイルサーバーでのリソースグループの変更
ファイルサーバーとワークステーションの管理タスクの実行
ファイルサーバーとワークステーションに対する一般的なメンテナンスの実行
クラスタファイルサーバーでのリソースグループの変更
1 つのクラスタノードに、リソースグループをいくつでも含めることができます。DPM 保護対
象データソースをリソースグループに移動したり、リソースグループ間で移動したり、または
リソースグループから除外した場合、保護ジョブが失敗する原因になります。リソースグルー
プメンバシップを適切に変更するには、次の手順に従ってください。
1. データソースの既存の保護を停止します。データソースは、保護対象コンピュータ上のシ
ングルデータソースとして保護グループに属すこともできますし、リソースグループのメ
ンバであるデータソースとして保護グループに属すこともできます。
2. その新しい状態に従って、つまり、保護対象サーバー上のシングルデータソースとして、
またはリソースグループのメンバであるデータソースとして、データソースの保護を開始
します。これにより、データソースに新しいレプリカが割り当てられます。