Reference Guide
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Exchange サーバーへのオペレーティングシステムの更新プログラ
ムの適用
コンピュータ上のオペレーティングシステムやシステムを最新状態にしておくことも、コンピ
ュータメンテナンスでの重要なことの 1 つです。更新プログラムとは、「修正プログラム」、
「パッチ」、「サービスパック」、「セキュリティロールアップパッケージ」などさまざまな
呼び方がありますが、コンピュータとデータを保護する目的の更新プログラムのことです。
更新プログラムの配布方法は、DPM によって保護された Exchange サーバーに対して、自動更
新、Windows Server Update Services など好みの方法を使用できます。更新プログラムの中に
は、コンピュータの再起動を要求するものがあるので、更新プログラムの実行は、保護作業に
最も影響が少ない時間帯にスケジュールする必要があります。
Exchange サーバーでのウイルス対策ソフトウェアの実行
レプリカと復旧ポイントのデータの破損を防ぐには、感染したファイルを自動的にクリーンア
ップまたは検疫するのではなく、削除するようにウイルス対策ソフトウェアを構成します。
自動的にクリーンアップまたは検疫するように構成すると、ウイルス対策ソフトウェアは、
DPM で検出できない変更によってファイルを修正するため、データが破損する可能性があり
ます。感染したファイルを削除するようにウイルス対策ソフトウェアを構成する手順につい
ては、ウイルス対策ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
保護エージェントのインストール時にコンピュータのファイアウォールを構成する手順につい
ては、「Deploying DPM 2007」の「
Installing Protection Agents(http://go.microsoft.com/
fwlink/?LinkId=95113)」を参照してください。
Exchange サーバーの管理タスクの実行
ここでは、保護対象 Exchange サーバーの管理と初期 DPM 構成後の変更に関するガイドライ
ンについて説明します。
本項の内容
Exchange Server 2003 から Exchange Server 2007 へのアップグレード
Exchange サーバーのドメイン移動
Exchange サーバーの名前の変更方法
ストレージグループとデータベースの追加
データベースのマウント解除
データベースまたはログファイルのパスの変更
ストレージグループの名前の変更
ストレージグループ間のデータベースの移動