Reference Guide

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Exchange データの回復
回復する Microsoft Exchange データベースを選択する場合、選択できる回復オプションは次の
とおりです。
データベースを元の場所に回復する
このオプションは、復旧ポイントとして 最新 を選択している場合のみ有効になります。
このオプションを選択したときに、回復先に、回復するファイルと同じ名前のファイルが
含まれている場合、現在のデータベースファイルが上書きされます。
Exchange 2003 のみ:ターゲットデータベースを回復データによって上書きできるように
構成している必要があります。この手順については、「
How to Configure the Exchange
Databases so That the Restore Process Overwrites Themhttp://go.microsoft.com/
fwlink/?LinkId=97929)」を参照してください。
Exchange 2007 サーバー上の別のデータベースに回復する
このオプションは、Exchange 2007 のみのオプションです。
このオプションは、復旧ポイントとして 最新 を選択している場合には使用できません。選択
したデータベースの回復先として既存のデータベースを指定する必要があります。ターゲッ
トデータベースを回復データによって上書きできるように構成する必要があります。この手
順については、「
How to Configure the Exchange Databases so That the Restore Process
Overwrites Themhttp://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=97929)」を参照してください。
回復用ストレージグループに回復する
このオプションは、Exchange 2007 のみのオプションです。
このオプションは、復旧ポイントとして 最新 を選択している場合には使用できません。
データベースをネットワークフォルダにコピーする
このオプションは、復旧ポイントとして 最新 を選択している場合には使用できません。
指定したコピー先に次のディレクトリ構造が作成されます。
DPM_Recovery_Point_timestamp\DPM_Recovered_At_timestamp\Server name\
Exchange application\Database name\Files
ファイルをコピーしたらデータベースをクリーンシャットダウンする オプションを使用す
るには、回復先サーバーに DPM 保護エージェントと Eseutil ユーティリティがインストール
されている必要があります。Eseutil ユーティリティは、Exchange Server のインストールま
たは Exchange Server の管理者専用モードでのインストール時にインストールできます。
データベースをテープにコピーする
このオプションは、復旧ポイントとして 最新 を選択している場合には使用できません。
このオプションでは、選択したデータベースが含まれるストレージグループのレプリカが
コピーされます。