Reference Guide

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ストレージグループ SG1 DPM によって保護されています。管理者が必要なメールを取得で
きるように、メールボックス John を管理者のメールボックスに回復することにしました。管理
者のメールボックスの識別子は次のとおりです。
Exchange サーバー:exchangeserver1
ストレージグループ:SG2
データベース:DB21
メールボックス:Simon
メールボックス John をメールボックス Simon に回復するには、次の手順に従います。
1. 次の Exchange 管理シェルの cmdlet を実行して、回復用ストレージグループRSG)を作
成します。
new-storagegroup -Server exchangeserver1 -LogFolderPath C:\RSG\ -Name RSG -
SystemFolderPath C:\RSG\ -Recovery
これにより、exchangeserver1 上に RSG という名前のストレージグループが作成され
ます。
2. 次の Exchange 管理シェル cmdlet を実行して、回復用データベースを RSG に追加します。
new-mailboxdatabase -mailboxdatabasetorecover exchangeserver1\SG1\DB11 -
storagegroup exchangeserver1\RSG -edbfilepath C:\RSG\DB11.edb
これにより、exchangeserver1\RSG\DB11 上にメールボックスが作成されます。.edb ファ
イルの名前は、回復するメールボックスの .edb ファイル名と同じである必要があります。
3. 次の Exchange 管理シェル cmdlet を実行して、上書きを許可するように回復用データベー
スを設定します。
set-mailboxdatabase -identity exchangeserver1\RSG\DB11 -AllowFileRestore 1
4. DPM 管理者コンソールで、ナビゲーションバーの 回復 をクリックします。
5. ツリーを展開し、SG1 を選択します。
6. データベース DB11 をダブルクリックします。
7.
John を選択し、回復 をクリックします。
8. 回復ウィザードの 回復選択のレビュー ページで、次へ をクリックします。
9. 回復の種類の選択 ページで、メールボックスを Exchange サーバーデータベースに回復す
を選択します。
10. 復先の指定 ページに、次の情報を入力します。
Exchange サーバー:exchangeserver1
ストレージグループ:RSG
データベース:DB11
11. 回復オプションを指定したら、回復 をクリックします。