Reference Guide

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12. 次の Exchange 管理シェル cmdlet を実行して、上書きを許可するように回復先データベー
スを設定します。
set-mailboxdatabase -identity exchangeserver1\SG2\DB21 -AllowFileRestore 1
回復先データベースは、John メールボックスから電子メールを回復する先のメールボック
スが含まれるデータベースです。
13. 回復が完了したら、次の Exchange 管理シェル cmdlet を実行します。
Restore-Mailbox -RSGMailbox “John” -RSGDatabase “RSG\DB11” -id “Simon” -
TargetFolder “John E-mail”
これで、管理者が自分のメールボックスを開くと、John E-mail という新しいフォルダを見
つけます。このフォルダに、回復されたメールボックスのメールが格納されています。
関連項目
メールボックスの回復
Exchange 2003 メールボックスを回復する方法
クラスタサーバーへのデータの回復
スタンドアロンと共有ディスクのクラスタ回復
ストレージグループまたはデータベースを最新ポイントまで回復するには
1. Exchange サーバーデータベースの 復元により上書き プロパティを True に設定し
ます。
2. DPM サーバー上で、元の場所へ復元する オプションを選択して、ストレージグループ
またはデータベースを回復します。
ストレージグループまたはデータベースを以前のポイントまで回復するには
1. Exchange サーバー上の既存のログファイルとチェックポイントファイルを削除し
ます。
2. Exchange サーバーデータベースの 復元により上書きする プロパティを True に設定し
ます。
3. DPM サーバー上で、元の場所へ復元する オプションを選択して、ストレージグループ
またはデータベースを回復します。
クリーンシャットダウンされているストレージグループまたはデータベースをネットワーク共
有に回復する場合には、復旧ポイントとして 最新 を選択しないでください。