Reference Guide
68
• インデックスの再構成
• データベースの縮小
• 統計の更新
週一回データベース整合性チェック(DBCC)を実行するというのが SQL Server のベストプラ
クティスです。DPM 保護中は、破損データのあるデータベースをバックアップしないように、
必ずこのプラクティスに従うようにしてください。
SQL サーバーへのオペレーティングシステムの更新プログラム
の適用
コンピュータ上のオペレーティングシステムやシステムを最新状態にしておくことも、コンピ
ュータメンテナンスでの重要なことの 1 つです。更新プログラムとは、「修正プログラム」、
「パッチ」、「サービスパック」、「セキュリティロールアップパッケージ」などさまざまな
呼び方がありますが、コンピュータとデータを保護する目的の更新プログラムのことです。
更新プログラムの配布方法は、DPM によって保護された SQL Server 実行コンピュータに対し
て、自動更新、Windows Server Update Services など好みの方法を使用できます。更新プログ
ラムの中には、コンピュータの再起動を要求するものがあるので、更新プログラムの実行は、
保護作業に最も影響が少ない時間帯にスケジュールする必要があります。
SQL サーバーでのウイルス対策ソフトウェアの実行
レプリカと復旧ポイントのデータの破損を防ぐには、感染したファイルを自動的にクリーンア
ップまたは検疫するのではなく、削除するようにウイルス対策ソフトウェアを構成します。自
動的にクリーンアップまたは検疫するように構成すると、ウイルス対策ソフトウェアは、DPM
で検出できない変更によってファイルを修正するため、データが破損する可能性があります。
感染したファイルを削除するようにウイルス対策ソフトウェアを構成する手順については、ウ
イルス対策ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
SQL サーバーの管理タスクの実行
ここでは、保護対象 SQL サーバーの管理と初期 DPM 構成後の変更に関するガイドラインにつ
いて説明します。
本項の内容
SQL Server 2000 から SQL Server 2005 へのアップグレード
SQL サーバーのドメイン移動
SQL Server 実行コンピュータの名前を変更する方法
データベースの回復モデルの変更
SQL Server 上のディスクの交換
SQL Server へのデータベースの追加
SQL Server データベースのパスの変更
SQL Server データベースの名前の変更