Reference Guide

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フルまたは一括ログ記録回復モデルを使用するように構成されている SQL Server データベース
を保護している場合には、DPM SQL Server 上に保護対象のフォルダを作成します。このフォ
ルダは、各保護対象データベースの最初のログファイル*.ldf)と同じ場所に作成されます。
このフォルダは、DPM による SQL Server ログのバックアップと復元中のログの一時格納場
所として使用されます。DPM はこのフォルダがないことを検知すると、このフォルダを再生
成します。
SQL Server 上のディスクの交換
容量を増やしたり、障害が発生したディスクを交換する際、SQL Server 上でディスクを交換
します。DPM によって保護された SQL Server データが含まれるディスクを交換する場合は、
新しいディスクに同じドライブ名を割り当てる必要があります。それから、DPM サーバーか
ら新しいディスクに保護データを回復できます。
SQL Server へのデータベースの追加
SQL Server を実行する保護対象コンピュータ上の新しいデータベースは、既存の保護グループ
に自動的には追加されません。新しいデータベースを作成したら、既存または新しい保護グル
ープに手動で追加する必要があります。
SQL Server データベースのパスの変更
保護対象データベースに関連付けられているパスを変更すると、バックアップジョブが失敗し
ます。この問題を解決するには、保護グループからデータベースをいったん削除して、データ
ベースを保護グループに戻します。この保護グループに対する変更を行った後、整合性チェッ
クを実行する必要があります。整合性チェックが成功したら、保護ジョブが再開されます。
SQL Server データベースの名前の変更
DPM によって保護されているデータベースの名前を変更する場合には、新しい名前でそのデ
ータベースを既存または新しい保護グループに追加し、古い名前のデータベースを保護グルー
プから削除する必要があります。これにより、データベースは新しいデータソースとして保護
されます。